[4月21日21時30分 天候:雨 東京都墨田区菊川2丁目 愛原家3階・浴室]
リサ「んー……」
リサは体を洗うと、浴槽の中に入った。
僅かに自分の血が残っていたらしく、シャワーで流すと、僅かに血の色が混じっていた。
傷は立ちどころに癒えたとしても、1度噴き出した血までは消えない。
リサ(それにしても……)
リサが今1番印象に残っているのは、浜町のクリニックに愛原が飛び込んだ時のこと。
まさかあそこまで、心配してくれていたとは思わなかった。
リサ「やっぱり先生はァ、わたしを心配してくれたっちゃー!」
リサは両手・両足を上げて、大歓喜した。
興奮したことで、鬼形態に戻ってしまう。
リサ「♪~♪」
しばらく浴槽に使っていると、浴槽から出る。
手に持っているのは、剃刀。
体毛を剃る為である。
リサの場合、主に腋毛と陰毛。
特に陰毛は、外国人のようにツルツルに剃る。
その理由は、愛原が観ていたエロ動画に、パイパンの女優が多く登場する作品があったからだ。
今ではリサがそうしているからと、我那覇絵恋や上野利恵まで真似してパイパンにしているらしい。
昔は、このまま裸で外に出ることが当たり前だった。
アンブレラの研究所にいた頃は、入浴後、自室までは服を与えられず、他の『リサ・トレヴァー』達と全裸のまま歩かされたからかもしれない。
まだ小学生くらいの歳だったリサにとっては、それが当たり前だと思わされていたからだ。
なので服さえ着れば良いということで、今では愛原の気を引く為に体操服にブルマという恰好をしている。
最近またブルマものをダウンロードして観ているようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/cb/204088070514cde331958795df356e0e.jpg)
(画像拝借「こんいろ」様より。https://bsky.app/profile/konirohozonkai.bsky.social)
リサ「よしっと」
リサは紺色のブルマを穿いた。
最近はこれを穿くことが多い。
緑のブルマは、学校の体育用として穿くことが多い為、家用としてはこれやエンジ色のブルマを穿いている。
リサ「お風呂出たよー」
高橋「おーう」
リサ「あれ?先生は?」
高橋「2階の事務所だ。明日の準備をしておられる。邪魔すんじゃねーぞ」
リサ「そうなんだ……残念」
高橋「オメーも明日に備えて早く寝ろ、だとよ」
リサ「愛原先生がそう言ったの?」
高橋「そうだよ。オメーのLINEの通知音で、先生からのヤツが鳴ってたぞ」
リサ「えっ、ホント!?」
リサはリビングに行くと、充電中の自分のスマホを見た。
LINEの通知はいくつかあって、『魔王軍のグループLINE』もあったし、絵恋からのLINEもあった。
そして、もう1つは……。
リサ「おー!ホントだ!」
愛原からの通知もあった。
これをいの1番に見る。
確かに、高橋が言った内容のことが書かれていた。
リサ「本当だ」
高橋「だから言ったろ。俺はウソ付かねーよ」
リサ「確かにね。鬼はウソ付きなのに」
高橋「正気か?気は確かか?ワザとブーメラン投げたんか?」
パール「そんなのどうでもいいから、次はマサが風呂に入りなよ」
高橋「先生はどうした?先生を差し置いて、先に入れるかよ」
リサ「わたしは入ったよ?」
高橋「オメーの場合は先生の御命令だからしょーがねぇ。でも、俺は命令されたわけじゃねーから……」
ピロリーン♪(高橋のスマホに、LINEの着信音)
高橋「おっと!先生からだ!なになに?……ちっ、先生の御命令じゃ、しょうがねぇ」
パール「お風呂、先に入れって?」
高橋「ああ」
リサ「新婚さんらしく、メイドさんと一緒に入ったら?」
高橋「くぉらっ!」
パール「お気遣いはありがたいんだけど、長湯はちょっとね……。その間に先生がお風呂に入りたがったら申し訳無いし」
高橋「その通りだ!」
リサ「じゃあ、わたしが先生に聞いてみてあげるよ」
高橋「おい!だから、邪魔すんなって!」
リサ「わたしは先生のお嫁さんだから、特権だよぉ」
高橋「何がだ!」
リサは素早く愛原のスマホにLINEを送った。
すると早めに返信が来た。
リサ「先生は4階のシャワーを使うから、お兄ちゃん達、ゆっくり入っていいってよ」
高橋「マジか」
パール「じゃあ、お言葉に甘えようか」
高橋「先生のお気遣い、無駄にはできねーな」
リサ「楽しんでね」
リサはそう言うと、冷蔵庫から水や清涼飲料水のベッドボトルを取り出した。
そしてその足で、4階の自分の部屋に向かった。
[同日22時00分 天候:雨 同地区内 愛原家4階・リサの部屋]
リサは自分の部屋に入ると、ベッドに入って『魔王軍四天王』とLINEをしていた。
話題はやはりリサが刺されたこと、そして人間なら失血死してもおかしくない傷を負いながらも、今は全く傷が無いということだった。
リサ「月曜日はフツーに登校だから」
淀橋「さ、さすがは魔王様です」
小島「登校、お待ちしております」
リサ「愛原先生、しばらくPTA会長として、『見守り』活動やるってよ」
淀橋「『見守り』って、そんな小学校じゃあるまいし……」
リサ「学校の中を見回りするんじゃない?愛原先生、探偵の前は警備会社で働いてたから」
小島「なるほど、そういうことですか」
リサ「というわけで、月曜日の体育は全員ブルマで。愛原先生を喜ばせてあげるんだ!」
淀橋「ええーっ!」
桜谷「私、今日からちょっと『重い日』で……」
上野凛「陸上部で、大会を想定したトレーニングで、実際にユニフォームを着てやるんですけど、それじゃダメですか?」
リサ「さっき先生のエロ動画覗いたら、『神ブルマ』観てた。なので、体育用のブルマで。逆らったら『公開おもらし』の刑」
淀橋「ぴえっ!?」
リサ「『全体朝礼中にお漏らし』『教室で授業中にお漏らし』『体育で授業中にお漏らし』『登下校中の電車の中でお漏らし』どれでも好きなの選ばせてやるから」
小島「ど、どれも嫌です……」
凛「陸上部ユニフォームで、ショーツタイプの方を穿きますから……」
リサ「あぁ?リンの場合、『寮で妹の前でお漏らし』の方がいいか?」
凛「ご、ごめんなさい!」
リサ(全ては愛原先生の為……!)
リサは布団を被ると、瞳を赤く鈍く光らせた。
もうしばらくは、人間に戻れないかもしれない。
リサ「んー……」
リサは体を洗うと、浴槽の中に入った。
僅かに自分の血が残っていたらしく、シャワーで流すと、僅かに血の色が混じっていた。
傷は立ちどころに癒えたとしても、1度噴き出した血までは消えない。
リサ(それにしても……)
リサが今1番印象に残っているのは、浜町のクリニックに愛原が飛び込んだ時のこと。
まさかあそこまで、心配してくれていたとは思わなかった。
リサ「やっぱり先生はァ、わたしを心配してくれたっちゃー!」
リサは両手・両足を上げて、大歓喜した。
興奮したことで、鬼形態に戻ってしまう。
リサ「♪~♪」
しばらく浴槽に使っていると、浴槽から出る。
手に持っているのは、剃刀。
体毛を剃る為である。
リサの場合、主に腋毛と陰毛。
特に陰毛は、外国人のようにツルツルに剃る。
その理由は、愛原が観ていたエロ動画に、パイパンの女優が多く登場する作品があったからだ。
今ではリサがそうしているからと、我那覇絵恋や上野利恵まで真似してパイパンにしているらしい。
昔は、このまま裸で外に出ることが当たり前だった。
アンブレラの研究所にいた頃は、入浴後、自室までは服を与えられず、他の『リサ・トレヴァー』達と全裸のまま歩かされたからかもしれない。
まだ小学生くらいの歳だったリサにとっては、それが当たり前だと思わされていたからだ。
なので服さえ着れば良いということで、今では愛原の気を引く為に体操服にブルマという恰好をしている。
最近またブルマものをダウンロードして観ているようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/cb/204088070514cde331958795df356e0e.jpg)
(画像拝借「こんいろ」様より。https://bsky.app/profile/konirohozonkai.bsky.social)
リサ「よしっと」
リサは紺色のブルマを穿いた。
最近はこれを穿くことが多い。
緑のブルマは、学校の体育用として穿くことが多い為、家用としてはこれやエンジ色のブルマを穿いている。
リサ「お風呂出たよー」
高橋「おーう」
リサ「あれ?先生は?」
高橋「2階の事務所だ。明日の準備をしておられる。邪魔すんじゃねーぞ」
リサ「そうなんだ……残念」
高橋「オメーも明日に備えて早く寝ろ、だとよ」
リサ「愛原先生がそう言ったの?」
高橋「そうだよ。オメーのLINEの通知音で、先生からのヤツが鳴ってたぞ」
リサ「えっ、ホント!?」
リサはリビングに行くと、充電中の自分のスマホを見た。
LINEの通知はいくつかあって、『魔王軍のグループLINE』もあったし、絵恋からのLINEもあった。
そして、もう1つは……。
リサ「おー!ホントだ!」
愛原からの通知もあった。
これをいの1番に見る。
確かに、高橋が言った内容のことが書かれていた。
リサ「本当だ」
高橋「だから言ったろ。俺はウソ付かねーよ」
リサ「確かにね。鬼はウソ付きなのに」
高橋「正気か?気は確かか?ワザとブーメラン投げたんか?」
パール「そんなのどうでもいいから、次はマサが風呂に入りなよ」
高橋「先生はどうした?先生を差し置いて、先に入れるかよ」
リサ「わたしは入ったよ?」
高橋「オメーの場合は先生の御命令だからしょーがねぇ。でも、俺は命令されたわけじゃねーから……」
ピロリーン♪(高橋のスマホに、LINEの着信音)
高橋「おっと!先生からだ!なになに?……ちっ、先生の御命令じゃ、しょうがねぇ」
パール「お風呂、先に入れって?」
高橋「ああ」
リサ「新婚さんらしく、メイドさんと一緒に入ったら?」
高橋「くぉらっ!」
パール「お気遣いはありがたいんだけど、長湯はちょっとね……。その間に先生がお風呂に入りたがったら申し訳無いし」
高橋「その通りだ!」
リサ「じゃあ、わたしが先生に聞いてみてあげるよ」
高橋「おい!だから、邪魔すんなって!」
リサ「わたしは先生のお嫁さんだから、特権だよぉ」
高橋「何がだ!」
リサは素早く愛原のスマホにLINEを送った。
すると早めに返信が来た。
リサ「先生は4階のシャワーを使うから、お兄ちゃん達、ゆっくり入っていいってよ」
高橋「マジか」
パール「じゃあ、お言葉に甘えようか」
高橋「先生のお気遣い、無駄にはできねーな」
リサ「楽しんでね」
リサはそう言うと、冷蔵庫から水や清涼飲料水のベッドボトルを取り出した。
そしてその足で、4階の自分の部屋に向かった。
[同日22時00分 天候:雨 同地区内 愛原家4階・リサの部屋]
リサは自分の部屋に入ると、ベッドに入って『魔王軍四天王』とLINEをしていた。
話題はやはりリサが刺されたこと、そして人間なら失血死してもおかしくない傷を負いながらも、今は全く傷が無いということだった。
リサ「月曜日はフツーに登校だから」
淀橋「さ、さすがは魔王様です」
小島「登校、お待ちしております」
リサ「愛原先生、しばらくPTA会長として、『見守り』活動やるってよ」
淀橋「『見守り』って、そんな小学校じゃあるまいし……」
リサ「学校の中を見回りするんじゃない?愛原先生、探偵の前は警備会社で働いてたから」
小島「なるほど、そういうことですか」
リサ「というわけで、月曜日の体育は全員ブルマで。愛原先生を喜ばせてあげるんだ!」
淀橋「ええーっ!」
桜谷「私、今日からちょっと『重い日』で……」
上野凛「陸上部で、大会を想定したトレーニングで、実際にユニフォームを着てやるんですけど、それじゃダメですか?」
リサ「さっき先生のエロ動画覗いたら、『神ブルマ』観てた。なので、体育用のブルマで。逆らったら『公開おもらし』の刑」
淀橋「ぴえっ!?」
リサ「『全体朝礼中にお漏らし』『教室で授業中にお漏らし』『体育で授業中にお漏らし』『登下校中の電車の中でお漏らし』どれでも好きなの選ばせてやるから」
小島「ど、どれも嫌です……」
凛「陸上部ユニフォームで、ショーツタイプの方を穿きますから……」
リサ「あぁ?リンの場合、『寮で妹の前でお漏らし』の方がいいか?」
凛「ご、ごめんなさい!」
リサ(全ては愛原先生の為……!)
リサは布団を被ると、瞳を赤く鈍く光らせた。
もうしばらくは、人間に戻れないかもしれない。