私を乗せた東北急行バス“スイート”号は、無事に仙台に到着した。
緊張状態が続く夜行バスであるが、こんな私にもまだ仏の御加護があるらしい。
この後、来週には添書登山が控えていることもあって、一応それまでは命を預かって下さるということか。
さすがに週末の、それも学生がそろそろ春休みに入るこの時期とあって、バスは賑わいを見せていた。
北陸道における宮城交通の事故で亡くなった乗客も、卒業式絡みの高校教師だったということもあり、時期的にも悪かったと言わざるを得ない。
私の場合、3列独立シートの1号車が予約できたから、更に恵まれている。この路線、4列シート車も運転されているからね。まあ、後者の方が旅情はあるのだが……。
東京駅八重洲通りバス停に、何台もの大型バスが連なる光景は圧巻だ。
さしもの列を成す客待ちタクシーも、その威容さにバス停車スペースを空けざるを得ない。
仙台弁が響く運転手の案内が、既に故郷に向かうことを表している。ナンバーは足立なんだけどね。
車内はほぼ満席。
すぐに出発して首都高に入るもんだから消灯も早い。
私は早々にアイマスク、耳栓を装着して就寝体勢。
しかし思うのだが、あの事故、よく死亡した乗客は運転手の異変に気付いたもんだ。
私自身は“エトアール”号に乗ったことはないが、同じく宮城交通がやっている“広瀬ライナー”や今は運行から撤退した“ポーラスター”号には乗ったことがある。このうち、“ポーラスター”号だが、私が乗った時はまだ宮城交通も運行していた。今は成田空港交通1社体制で、私の小説“ボーカロイドマスター”にも登場している。
大抵の夜行バスは運転席と客席の間はカーテンが閉じられていて、客席から運転席を見ることはできない。
“広瀬ライナー”や“ポーラスター”号もそうだったはずだが、恐らく“エトアール”号の死亡した乗客は、バスが最初にどこかにぶつけた時、寝ていなかったのではないか。そこで着座位置が最前列だったということで、運転席の様子を見に行ったのだろう。
もちろんそれが悪いことだとは言わない。多分、私もそうしていると思う。
ややもすれば、もし今回私が乗車した“スイート”号で同じ事故が起きれば、死亡したのは私だったかもしれない。
何しろ、今度の“やきそばエクスプレス”は往復共に最前列だ。
まあ、無事に着いたんだから、それでいいんだけどね。
で、“ベタな夜行バスの法則”の中に、これを入れてもいいのかどうかは分からないが、少なくとも仙台市内ではこういうことがある。
『夜行バスからの乗り換え客を狙って、タクシーが何台も待機している』
『中には助手席後ろのドアを大きく開いて、無言の“客引き”をしているタクシーも』
私も“客引き”に乗りましたよw
今日は天気もいいみたいなので、入院している祖母の見舞いに行こう。
正直、そんなに長くなさそうなんでね。
緊張状態が続く夜行バスであるが、こんな私にもまだ仏の御加護があるらしい。
この後、来週には添書登山が控えていることもあって、一応それまでは命を預かって下さるということか。
さすがに週末の、それも学生がそろそろ春休みに入るこの時期とあって、バスは賑わいを見せていた。
北陸道における宮城交通の事故で亡くなった乗客も、卒業式絡みの高校教師だったということもあり、時期的にも悪かったと言わざるを得ない。
私の場合、3列独立シートの1号車が予約できたから、更に恵まれている。この路線、4列シート車も運転されているからね。まあ、後者の方が旅情はあるのだが……。
東京駅八重洲通りバス停に、何台もの大型バスが連なる光景は圧巻だ。
さしもの列を成す客待ちタクシーも、その威容さにバス停車スペースを空けざるを得ない。
仙台弁が響く運転手の案内が、既に故郷に向かうことを表している。
車内はほぼ満席。
すぐに出発して首都高に入るもんだから消灯も早い。
私は早々にアイマスク、耳栓を装着して就寝体勢。
しかし思うのだが、あの事故、よく死亡した乗客は運転手の異変に気付いたもんだ。
私自身は“エトアール”号に乗ったことはないが、同じく宮城交通がやっている“広瀬ライナー”や今は運行から撤退した“ポーラスター”号には乗ったことがある。このうち、“ポーラスター”号だが、私が乗った時はまだ宮城交通も運行していた。今は成田空港交通1社体制で、私の小説“ボーカロイドマスター”にも登場している。
大抵の夜行バスは運転席と客席の間はカーテンが閉じられていて、客席から運転席を見ることはできない。
“広瀬ライナー”や“ポーラスター”号もそうだったはずだが、恐らく“エトアール”号の死亡した乗客は、バスが最初にどこかにぶつけた時、寝ていなかったのではないか。そこで着座位置が最前列だったということで、運転席の様子を見に行ったのだろう。
もちろんそれが悪いことだとは言わない。多分、私もそうしていると思う。
ややもすれば、もし今回私が乗車した“スイート”号で同じ事故が起きれば、死亡したのは私だったかもしれない。
何しろ、今度の“やきそばエクスプレス”は往復共に最前列だ。
まあ、無事に着いたんだから、それでいいんだけどね。
で、“ベタな夜行バスの法則”の中に、これを入れてもいいのかどうかは分からないが、少なくとも仙台市内ではこういうことがある。
『夜行バスからの乗り換え客を狙って、タクシーが何台も待機している』
『中には助手席後ろのドアを大きく開いて、無言の“客引き”をしているタクシーも』
私も“客引き”に乗りましたよw
今日は天気もいいみたいなので、入院している祖母の見舞いに行こう。
正直、そんなに長くなさそうなんでね。
しかし伯母曰く、これでも回復しているとのこと。
退院の見込みはあるようなので、両親は介護施設探しに奔走している。
実に大変だ。