とまぴーSTYLE

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川端康成の書簡に思う

2014-07-09 12:01:57 | 
今朝の新聞に
「川端康成 悲恋の書簡11通」という記事があった。
結婚の約束をしていた相手との手紙のやりとり。
結局は結ばれることのない悲恋として終わるのだが。

「君からの返事がないので毎日毎日心配で心配で、ぢっとして居られない」

「本当に病気ぢやないのかと思うと夜も眠れない」

「恋しくつて恋しくつて、早く会はないと僕は何も手につかない」

ノーベル賞作家さんも、庶民と同じ、苦く辛い思いをしているのだ。
その自らの経験が彼を育み、彼の筆を太らせ、彼の原稿用紙を耕していたのだ。

この書簡を読みながら、
今の恋を同一線上におく人もいるだろう。
過ぎ去った恋を懐かしむような、ほろ苦さと共に思い起こす人もいるだろう。

インフラのツールこそ違えども、
古今東西、いつの世も人の気持ちは変わらない。

今年の七夕は台風到来で、輝く天の川は望むことができなかったけれど、
恋する二人の間には、越えられそうで渡れない幾筋もの川が流れていて、
お互いが手をさしのべたり払ったり。

私くらいの年齢となれば、恋や愛は遙か彼方の昔の話で、
そんなこと覚えちゃいないよ、と苦笑い。
でも今朝、この記事で甦った。
若かろうが老いていようが、中年であっても熟年であっても、
恋の炎は誰にも消せない、と。







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2 コメント

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勝手に  (とまと)
2014-07-10 23:48:44
太宰治、川端康成、三島由紀夫、タイプはまったく違えども著名な小説家ですが何故か共通なのは自ら命を絶っていることですけど。このようななかで川端康成の作品はたんたんと書いてあっておやっと思うのですが読み終わると素晴らしいといつも思うのです、やはりノーベル賞作家ですね、技法がぜんぜん違うのですね!そんな川端康成の初恋の初代さんとの書簡がとまぴーさんのブログにあるように誰でもが書きそうな内容ですね、もし太宰なら三島ならと思ってみると…如何な恋文ができたかなーと、とまぴーさんは思いますでしょうか?私は太宰ならもっと自分を出す、三島なら意外と世間体を気にするのではと勝手に思っています。とまぴーさんのブログの最後に恋には年は関係ないとありますが同感です、ところで、この三人ならどう思うでしょね?意外と太宰が一番私達と同じで川端が若い時だけといいかねないですね、三島は国2士なので想像がつきません!
凡人が三人の著名な作家になって思うこと自体不謹慎ですけど、ごめんなさい
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Unknown (Re:とまとさん☆)
2014-07-11 23:14:31
そうですねぇ
あまりにも大御所のお三方な故、なんとも想像できないくらいです。
人それぞれに愛の形があって、三者三様、十人十色と言うことで、想像の域に留めておきましょう。
こうした書簡の発見は、当人からすればきっと嫌な事だろうし、気恥ずかしいことでしょうけれど、
書物を読み解くには貴重な財産ですよね。
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