伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

映画「いのちの林檎」 早苗さんの近況

2012-05-31 02:11:02 | 化学物質過敏症
私たち「生活環境を健康にする会」主催で「いのちの林檎」を上映し、大勢の方に観ていただいた。

私たちは大量の化学物質の影響を受けながら、日々生活している。
今は発症していなくても、化学物質過敏症予備群は大勢いるはず。
そしてすでに化学物質過敏症になってしまった人も日本には70万人~100万人いるという。

「いのちの林檎」を観ていただき、化学物質過敏症で苦しんでいる患者への理解を深めてもらえたと思う。
また、生活環境から化学物質をできるだけ遠ざけることで、健康被害が防げるし、子どもたちや胎児への影響を食い止められる。
そのためにも、無用な、不要な農薬、化学物質を使わないでほしいという声を大きくしていきたいと活動している。

映画上映後、「早苗さん達は今どうしているのですか?」という問い合わせをいただいた。
映画プロデューサーの馬場さんから早苗さん道子さんの近況をお知らせいただので、報告します。*******

早苗さんは、映画の最後にでてきた小屋でお母さんと暮らしています
呼吸困難は、相変わらずあるそうですが、鶏を飼って、卵を食べ、食べられるものが増えてきたそうです。

土日は、お父さんと弟さんが来て、薪を運んだり、力仕事をしてくれるそうです。
弟さんが、あと二棟、小屋を作ったそうです。
弟さんたちが泊まれる小屋とシャワーができる小屋。

お母さんが、
「早く治ればいいと思うことを止めて、今日一日、生きれたことを感謝すればいい、と思うことにしたら、気が楽になった」
と話してくださいました。

早苗さんは、呼吸困難や、昏睡や、硬直がありながら
「あ、すみれが咲いたね、きれいだね」
「北アルプスがきれいだね」
「今日のうどん、おいしいね」
と毎日ひとつ、小さな幸せをみつけて暮らしています。

お母さんの道子さんは、台所道具を工夫したり、
オーガニックの服にレースの衿をつけたり、少しでも、生活が楽しくなるようにしています。

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お母さん道子さんの言葉は、とても重みのある言葉です。
私たちは、
「なぜこんなことになったんだろう」とか
「これからどうなるんだろう」とか、ついくよくよと思い悩みます。

しかし、現状を受け入れて、日々の暮らしに感謝する気持ちが、生きる力につながるんだなぁと、改めて思いました。

それにしても、早苗さんが鶏を飼って、卵を食べることができる生活になったことを聞くと、他人事ながらうれしくなる。

「いのちの林檎」を観た方、皆さんにとってもうれしい報告ではないでしょうか?

多くの方に「いのちの林檎」を観ていただきたいと思います。
各地で上映会を企画していただけたら、うれしいです。

問合せ先
いのちの林檎公式HP