伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

佐倉市市民防災訓練に参加して

2012-10-21 23:08:11 | 日記
今日(10/21)は9時から市民防災訓練が近所の井野中で開催された。

ちょうど同じ時間に志津公民館祭で、「有害ごみゼロをめざす会」が鎌仲ひとみさんの最新の映画「内部ひばくを生き抜く」の上映会と重なってしまった。
大野ひろみさんは主催者としてそちらに。
五十嵐さんと二人で防災訓練に参加した。

体育館ではAEGの講習会を行っていた。
復習の意味で再度聞いてみてびっくり。
今は胸部マッサージは1分間に100回のペースで行うとか。
以前はもっとゆっくりだったような。
毎年最新情報に変わるので、受けておいた方がいいとのこと。
アンパンマンの歌に合わせて行うとちょうどいいということでした。

段ボールの会社のレンゴーさんが被災地用段ボールベッドを展示。



体育館の床に直に寝るよりベッドの方が衛生的。
かなりの重量にも耐える。



この通り。

避難所運営ゲーム(HUG)を実際にやってみる。
静岡県西部危機管理局が開発した図上訓練。
避難者の年齢、性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また、避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲーム。



結構大変。
実際には続々と避難者が入ってくるので、冷静に、迅速に対応しないといけないのだが。
シュミレーションをしておくことは、いざとなった時役に立つはず。

女性の観点からは、単身の女性のために女性だけの一角を作ったらどうかという意見が出された。
性的被害も報告されているこの問題は表に出づらいからこそ、私たちが声を上げていかないといけない。

それにしてもペット難民になりそうな我が家。
介護犬をどうするか?
室内で人間と一緒に過ごしているペットを抱え、同じ悩みを抱えている被災者は多いだろうが、優先順位が低いのも確か。
悩ましい。

校庭では、県警が3.11の被災地石巻、女川の現地写真を展示。
昨年6月の状況。



千葉ガスさんのブースでは、昨年の地震でもガス漏れはなかったということを確認。
阪神淡路大震災ではガス漏れがあり、火事につながったのだが、その後各家庭のガスの元栓が自動でシャットダウンする方式にしたので大丈夫だった。
今回、日立市では復旧までに1週間かかったが、それは地中のガス管の問題ではなく、安全確認が終わるのに日数がかかったとのことだった。
というわけでガスはOK。

電気は必要のない計画停電が問題だったが。

水は今年度中に全避難所に防災井戸を設置完了予定。
井野中の防災井戸を見せてもらう。
70m井戸。今掘っているのは100m井戸とか。
非常用バッテリーは7~8時間使用可。
燃料は提携したところから随時調達できるような体制を作っているとのこと。
そういえばガソリンが不足している時でも公用車には優先的に調達できたはず。

CATV296には防災FMの話を聞く。
10月1日に市と契約が終了して、防災FM局を開設準備に入ったそうだ。
全市をカバーできる出力を確認するため、試験放送で半年で2回の割合で行うということだった。

まるまる半日かかった防災訓練。
今までと違って放射能の除染車というのがあった。



こんな装備が防災訓練に提示されることは、異常です。
自衛官が「被曝することを心配していてもしょうがない」(それでも任務に就くという意味)、と答えていたが、原発事故は二度とあってはならないし、こんなことはごめんです。