萌えてばかりもいられない!

そんなに色々なことにやたらと深い造詣などいだけないから適当に綴っていこうかしらん

禁断の食べ物 猫飯(まんま)を思い出す 吉野家の牛鍋丼

2010-09-15 04:00:12 | 食べ比べ
大学生時代(3年からの2年間)に一人暮らしをさせてもらったときのこと。
風呂なし・便所なし・神田川沿いという典型的なボロアパートの1室で、炊飯器と薬缶、フライパンと鍋くらいしかまだ整っていなくて、冷蔵庫がないから食材も買い置きできないころのこと。

「晩御飯どうしよう・・・・」

そして引越し後1発目の食事として選んだのは。。。。豚汁ぶっかけご飯。まぁ猫飯だった。


その豚汁は透明な袋に練り物状のものが入っていて、お湯で溶かすあのタイプのもの。

実は実家では猫飯一切禁止。親父は別に何も言わなかったが、お袋が「消化に悪いから」との理由で、一切やらせてもらえなかった。だから食事の時間にお袋が所要で台所を離れたときにしか決行できない食べ方だった。

じゃがいもの入った味噌汁や、里芋の入ったお味噌汁なら抜群に美味いはずなのに、やらせてもらえなかったことへの積年の思いを晴らすとき!とばかりに一人で作って食べる最初のごはんは猫飯にした。

確かに暮れていく夕焼けのもと、一人という寂しさもあったが、禁断の食い物に出会える自由とも考え、最高に美味かったことを覚えている。


その後も、もつ煮込みやけんちん汁を作っては結局猫飯にしたり、時にはあさげ・ゆうげなどの味噌汁もダイレクトにご飯にかけて、その上からお湯をかけて食べるときも結構あった。



そして、吉野家の牛鍋丼という商品で思い出した。本当は一番何の汁で猫飯をしたかったのか?という思いを!


それは絶対すき焼きだ。


親父は最後にもちを入れて、すき焼きのタレを掃うことをしていて、それはそれで美味しかったのだが、私は『これで猫飯できたら最高だろうに』といつも思い続けてきた。


そこに吉野家の牛鍋丼の登場である。
しらたきだの焼き豆腐だの入っているのだから、ほぼあの味になるんだろう。。。。と推測はできる。


「牛鍋丼つゆだく(できるか確認したらOKだった)で生卵つけてください」


つゆだくでもまだ猫飯の域には到達できないが、生卵を溶いて入れれば、ご飯のやわさ加減は結構すき焼きでの猫飯に近づく。。。。はず。。。
でも決定的に何かが違う。
牛鍋とは確かにすき焼きではない。
食べながら何の味を足したいかを懸命に考える。

砂糖か醤油か酒か。。。。違う足りないのは調味料ではない!(多分、、、)

そうだ! 春菊だ!


春菊があればバッチシだ。
※玉葱もネギに替えてもらえるとさらにいいのは別にして。


トッピングに茹でた春菊を置いておいてください。
50円くらい(できることなら30円)なら、もらいます。(笑)


いえ、牛鍋丼を否定しているわけでは決してなく・・・すき焼き丼ならさらに良かったかと・・・・えっそれだと他の牛丼チェーンと名前がかぶる?


別にいいじゃん!仕掛けられたんなら商品名で仕掛け返しなよ!

やっちまいな!(三原じゅん子風)
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