
箱根駅伝の2ヶ月前に上梓された箱根駅伝論。
岩出雅之監督の本を押し除けて、先にこちらを読み終えました。
メソッドの様な、本当に陸上の参考にするような本ではなく、今までの経緯と自分の仕事の定義、向上させるための課題観をぶち撒けた本でした。笑
実際、出雲や伊勢では勝てていないので、箱根駅伝の往路の途中から「マジか」という状況。
監督の論に拠れば、夏から仕上げまでの中で調子を上げつつ、ピークをしっかりと箱根に照準を合わせて運営しているので、確信者です。
学生を教えることが好きで、スポーツ界の改善点が監督の眼からは見えているので、結構異論も呼びそうなアイデアが満載されています。
ベースが陸上界の大改造なので、そのための社会構造に向けても辛辣に映るアイデアもありますが、関東陸連や日本陸連に対する提言は本気なのでしょう。事勿れが大嫌いな印象ですから、先ずは変えようとする意気込みが凄いです。
ここまで来ると、原監督の前と後という歴史の分岐点にも映ります。
先ず箱根駅伝での勝利を最大の目標にしていると明言していますので、有言実行ですよね。
そしてその方法論のベースには、自分の体験をベースにした話が読めます。
メソッドの大半は、丁度稲盛和夫イズムにも通じそうな自己責任、自己実現をベースです。
側(はた)から見ていて、危なっかしいとか身体を壊し兼ねない様子には指導を入れる程度になってきているようです。
父が生きていたら、是非とも読ませて語りたかった内容でした。
さぁこの後はラグビー大学選手権大会の決勝戦です。
課題図書が会社から出されていますが休日は自分の購入した本を読みますので、試合後には岩出監督の本に移ります。
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