パソコンを購入し、ネットユーザーになったのが約10年前のこと。
それから「ほぼ日刊」としてのブログを展開しているので、3650ちかくのコラムをアップしていることになる。
上には上が居るから大したことはないが、
それでも書き足らない・書き飽きないわけで、だからまぁ、よっぽど? なヤツなのだろう。
それ以前はワープロ?
いやいや、手書きだった。
コラムと呼べるものは書いておらず、
長編シナリオが7割、映画批評が3割くらいだったか。
あと、同志と同人誌もどき、、、みたいなものを発行していた。
ネットはアップした途端に全世界に発信出来るが、手書きだとそうはいかない。
同志や友人知人、父親に読んでもらい意見を乞いたいし、プロデューサーなどに持ち込み原稿もしたい。
そんなわけで真夜中にスポーツバッグを抱え、コンビニへと向かったものである。
300枚前後のシナリオを、15部くらいコピーするために。
真夜中なのは、コピー機を利用する客が少ないであろうことを想定して。
なぜスポーツバッグかというと、合計4500枚の紙を詰め込むわけでね。
両替は嫌がられる、あるいは断られる可能性もあるだろう、、、から、ちゃんと100円玉50枚も用意するという気の使い? ぶり。
ここまで準備すれば、ほとんど店員を煩わせることがない。
あったとしても、「すいません、紙切れです。お願いします」くらいのもの。
ただ短めに計算していっても・・・
原稿をセットする + 1ページ15部のコピーが10秒 × それを300ページ = 4500秒、、、、
だいたい80分~90分くらい要する。
『ガンダム』のジムやボールみたいに、自身の子どもが量産化されていく過程はそれだけでワクワクするものだが、
店内がノーゲスト(=客がゼロの状態)になる時間もあり、コンビニによっては二人一組のうち、ひとりの店員が仮眠を取るケースも出てくる。
(都内の)コンビニで、店員と客が1対1の関係性に―これって「ありそう」で、意外と「ない」。
じつはいちどだけ、こういうシチュエーションで女子店員を口説きにかかったことがある。
まだ新人だったはずの女子大生で、レジ前にふたり並んだだけでアタフタする様子が可愛い。
そんな子なのに、やる気のないオーナーは彼女を置いて呑みに出かけてしまった。
そこで自分、搬入される雑誌の陳列などを「勝手に」手伝い始め、彼女は彼女で「助かります、すいません、お願いしていいですか」などといってくるのだった。
感心出来ることではないが・・・
そのおかげで、翌日に焼肉デートを誘えたのである。
そのあと?
まぁいろいろあってだな、結局、そのコンビニに二度と行けない事態になってしまったんだが、、、
ほれ、男女っていろいろあるから、そこらへんは分かってくれ。
さて。
映画の世界でも沢山描かれる、モノカキの執筆風景。
椅子に座る前に「きまって」回転してみせるシェイクスピア(=98年の『恋におちたシェイクスピア』)も格好いいが、
自分は『バートン・フィンク』のバートン(トップ画像)と、『裸のランチ』のウィリアムに魅かれる。
両方とも91年制作であり、タイプライターでモノを書く変人作家を主人公としている。
そう、タイプライターというものに憧れがあるのだ。
ワープロと似て非なるものだからね。
紙と対峙するシーンでも「書くことの苦悩」を表現出来るが、
タイプライターのフォルムというかなんというか、それ自体が絵として有効で、
だから、書けないバートンの葛藤が胸に迫ってガツンとくるのだ。
でもまぁ、
実際に日本語版のタイプライターが「いまさら」出来たとしても、
書く(打つ)のは速いけど書き(打ち)損じも多い自分、イライラしちゃってしょうがないかもね。
※コーエン兄弟の世界。
『ノーカントリー』もいいが、自分のなかの最高傑作は『バートン・フィンク』のままである。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
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明日のコラムは・・・
『初体験 リッジモント・ハイ(10)』
それから「ほぼ日刊」としてのブログを展開しているので、3650ちかくのコラムをアップしていることになる。
上には上が居るから大したことはないが、
それでも書き足らない・書き飽きないわけで、だからまぁ、よっぽど? なヤツなのだろう。
それ以前はワープロ?
いやいや、手書きだった。
コラムと呼べるものは書いておらず、
長編シナリオが7割、映画批評が3割くらいだったか。
あと、同志と同人誌もどき、、、みたいなものを発行していた。
ネットはアップした途端に全世界に発信出来るが、手書きだとそうはいかない。
同志や友人知人、父親に読んでもらい意見を乞いたいし、プロデューサーなどに持ち込み原稿もしたい。
そんなわけで真夜中にスポーツバッグを抱え、コンビニへと向かったものである。
300枚前後のシナリオを、15部くらいコピーするために。
真夜中なのは、コピー機を利用する客が少ないであろうことを想定して。
なぜスポーツバッグかというと、合計4500枚の紙を詰め込むわけでね。
両替は嫌がられる、あるいは断られる可能性もあるだろう、、、から、ちゃんと100円玉50枚も用意するという気の使い? ぶり。
ここまで準備すれば、ほとんど店員を煩わせることがない。
あったとしても、「すいません、紙切れです。お願いします」くらいのもの。
ただ短めに計算していっても・・・
原稿をセットする + 1ページ15部のコピーが10秒 × それを300ページ = 4500秒、、、、
だいたい80分~90分くらい要する。
『ガンダム』のジムやボールみたいに、自身の子どもが量産化されていく過程はそれだけでワクワクするものだが、
店内がノーゲスト(=客がゼロの状態)になる時間もあり、コンビニによっては二人一組のうち、ひとりの店員が仮眠を取るケースも出てくる。
(都内の)コンビニで、店員と客が1対1の関係性に―これって「ありそう」で、意外と「ない」。
じつはいちどだけ、こういうシチュエーションで女子店員を口説きにかかったことがある。
まだ新人だったはずの女子大生で、レジ前にふたり並んだだけでアタフタする様子が可愛い。
そんな子なのに、やる気のないオーナーは彼女を置いて呑みに出かけてしまった。
そこで自分、搬入される雑誌の陳列などを「勝手に」手伝い始め、彼女は彼女で「助かります、すいません、お願いしていいですか」などといってくるのだった。
感心出来ることではないが・・・
そのおかげで、翌日に焼肉デートを誘えたのである。
そのあと?
まぁいろいろあってだな、結局、そのコンビニに二度と行けない事態になってしまったんだが、、、
ほれ、男女っていろいろあるから、そこらへんは分かってくれ。
さて。
映画の世界でも沢山描かれる、モノカキの執筆風景。
椅子に座る前に「きまって」回転してみせるシェイクスピア(=98年の『恋におちたシェイクスピア』)も格好いいが、
自分は『バートン・フィンク』のバートン(トップ画像)と、『裸のランチ』のウィリアムに魅かれる。
両方とも91年制作であり、タイプライターでモノを書く変人作家を主人公としている。
そう、タイプライターというものに憧れがあるのだ。
ワープロと似て非なるものだからね。
紙と対峙するシーンでも「書くことの苦悩」を表現出来るが、
タイプライターのフォルムというかなんというか、それ自体が絵として有効で、
だから、書けないバートンの葛藤が胸に迫ってガツンとくるのだ。
でもまぁ、
実際に日本語版のタイプライターが「いまさら」出来たとしても、
書く(打つ)のは速いけど書き(打ち)損じも多い自分、イライラしちゃってしょうがないかもね。
※コーエン兄弟の世界。
『ノーカントリー』もいいが、自分のなかの最高傑作は『バートン・フィンク』のままである。
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明日のコラムは・・・
『初体験 リッジモント・ハイ(10)』