Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(9)

2012-07-30 00:15:00 | コラム
うらじみーる・なぼこ「ふ」→「ぶ」るーたす(BRUTUS)

「映画特集」の字があれば、どんな雑誌にだって目を通す。

ビジネス誌だろうが、女性誌だろうが。

もちろん発売中の『ニューズウィーク日本版増刊 時代を刻んだ映画300』にも目を通した。

しかしとくに女性誌の場合、まぁ『anan』や『FRaU』のことだが、「この程度で、いいんか?」みたいな特集が多く、「俺に書かせろー」と思うこともしばしば、、、なのだが、読者はそんなにコアな内容を期待していない、ということなのかもしれない。
けれども「恋に効く映画云々」とか、ほんとうに恋に効くのかなっていう疑問は残るが。

最も信頼出来るのは専門誌、だから映画の場合は『キネマ旬報』や『映画秘宝』、『cut』『映画芸術』であることは当然といえば当然の話、
しかし総合誌なのに映画を特集した場合、キネ旬以上に完成度の高い記事を放つ雑誌がひとつだけ存在する。

それが、マガジンハウスから出版される『BRUTUS』。


保存している『BRUTUS』の、映画特集。
とくに中央の『映画死す』は、ひじょーによく出来ていた。


映画小僧が、映画を特集する雑誌に期待するものとは?

周囲の映画小僧7人に聞いてみた。

(1)ある監督を多角的に検証する記事

(2)ある映画を多角的に検証する記事

(3)映画史をユニークな視点で捉え直す記事

そう発したわけではないが、要約するとだいたいこんな感じ。

自分もそうなのだが、「あれもこれも」つまり広く浅く、、、ではないことが分かる。
『BRUTUS』はそのへんを心得ていて、必ず映画小僧の期待に応えるような特集を組んでくる―というわけ。


では小僧ではないけれど、映画が好きなひとが、映画を特集する雑誌に期待するものとは?

周囲の映画好き20人(男7、女13)に聞いてみた。

(1)最新映画情報

(2)俳優のインタビュー、グラビア

(3)名作を分かり易く紹介

なるほど。
こっちがアーダ、そっちがコーダ・・・などというつもりはないが、この差があって「こそ」健全のような気もする。


最後に。
映画小僧歴20年くらいの自分が選出する、「これぞ!」な特集を企画した雑誌をみっつほど。


(1)『SIGHT VOL.12 タクシードライバーがアメリカを撃った年』

(2)『BRUTUS NO.336 映画死す』

(3)『週刊SPA!増刊 映画は20世紀のオモチャです』


※まぁつまり、自分の原点はこれです、、、と。





明日のしりとりは・・・
ぶるーた「す」→「す」くりーみんぐ・まっど・じょーじ。

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(10)』

コメント (1)
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