53年4月23日生まれ・現在59歳。
京都出身。
公式サイト
モデルをやっている娘の谷内里早(たにうち・りさ)、可愛いんだなこの子が。
ドラマの人気を受けて映画化されたり、その逆に映画がドラマ化されたり、
現代は映画/テレビの垣根というものが「あって、ないようなもの」だとされていますが、
このふたつの世界を越境してみせる俳優と、そうでない俳優が存在します。
そのことに自覚的であろうとする俳優―若手での筆頭は、「映画を中心にやっていきたい」といっている妻夫木くんか―のほうが(たぶん)稀で、「なんとなくそうなった」というひとのほうが多いのではないかしら。
自分にとっては国広富之(くにひろ・とみゆき)さんもそんなひとりで、
一般的には『噂の刑事トミーとマツ』(79~81、TBS)のトミー(岡野富夫)、
個人的には山田太一による名作シリーズ、『ふぞろいの林檎たち』(83~97、TBS)における生真面目な本田修一、
いずれにせよ「ドラマのひと」という印象が強く、
たまにスクリーンで見かけると、新鮮な驚き、、、というより、奇妙な違和感を抱くことのほうが多かったりします。
スクリーンに映えない―というと悪口みたいになってしまいますが、
なんというか、収まりがよくないんですね。
けれどもドラマの世界では、バッチリ決まる。
大作では輝けないひとが居て、逆にインディーズでは浮いてしまうひとが居て。
舞台でしかその実力を発揮出来ないひとも居たり。
大物を喰うひとなのに、主演になると存在感が希薄になってしまったり。
監督でもそういうことがありますし、
役割分担、、、ということなのかもしれません。
ともあれ。
『ふぞろいの林檎たち』は再放送の度に観返してしまうほど好きで、そのなかでも気に入りのキャラクターが、国広さんが演じた本田でした。
※そうそう、こういう始まりかただった。最初、番組を間違えたかと思った。
<経歴>
最近は主に関西で活動しているようで、
そうそう、一時期よく目にしたのが、奈美悦子との通販番組『テレショップ』でした。
絵画の腕前はプロ級で、画集を出したほど。
大学卒業後、松浦竹夫演劇研究所に入所。
翌年の77年、『岸辺のアルバム』(TBS)で俳優デビューを飾る。
本作の脚本を担当したのも山田太一で、国広さんは山田ドラマと相性がよいのかもしれません。
以後、前述した『噂の刑事トミーとマツ』や『ふぞろいの林檎たち』で好演、とくにTBS系列で結果を残しました。
ここからは、映画のキャリアを。
映画俳優デビュー作は、79年の『神様なぜ愛にも国境があるの』。
ずばり! なタイトルですが、主題もそのまんまのようです。(珍しく? 未見なのです)
飯干晃一による時代劇を映画化した『炎のごとく』(81)、江口洋介と織田裕二、さらにいえば我王銀次まで出ている『湘南爆走族』(87)、
森田健作が制作・主演した『当選確実』(92)、
映画キャリアのなかでの代表作を挙げろといわれれば、これになりそうな『包帯クラブ』(2007…しかし目立つキャラクターではない)、
そして最新作が『ケータイ刑事 THE MOVIE3 モーニング娘。救出大作戦!? パンドラの箱の秘密』(2011)。
ねぇ、確かな演技力なのに「これは、、、」という映画キャリアですし、
やはり役割分担、、、なのですかね。
次回のにっぽん男優列伝は、國村隼さんから。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『真夜中の複写』
京都出身。
公式サイト
モデルをやっている娘の谷内里早(たにうち・りさ)、可愛いんだなこの子が。
ドラマの人気を受けて映画化されたり、その逆に映画がドラマ化されたり、
現代は映画/テレビの垣根というものが「あって、ないようなもの」だとされていますが、
このふたつの世界を越境してみせる俳優と、そうでない俳優が存在します。
そのことに自覚的であろうとする俳優―若手での筆頭は、「映画を中心にやっていきたい」といっている妻夫木くんか―のほうが(たぶん)稀で、「なんとなくそうなった」というひとのほうが多いのではないかしら。
自分にとっては国広富之(くにひろ・とみゆき)さんもそんなひとりで、
一般的には『噂の刑事トミーとマツ』(79~81、TBS)のトミー(岡野富夫)、
個人的には山田太一による名作シリーズ、『ふぞろいの林檎たち』(83~97、TBS)における生真面目な本田修一、
いずれにせよ「ドラマのひと」という印象が強く、
たまにスクリーンで見かけると、新鮮な驚き、、、というより、奇妙な違和感を抱くことのほうが多かったりします。
スクリーンに映えない―というと悪口みたいになってしまいますが、
なんというか、収まりがよくないんですね。
けれどもドラマの世界では、バッチリ決まる。
大作では輝けないひとが居て、逆にインディーズでは浮いてしまうひとが居て。
舞台でしかその実力を発揮出来ないひとも居たり。
大物を喰うひとなのに、主演になると存在感が希薄になってしまったり。
監督でもそういうことがありますし、
役割分担、、、ということなのかもしれません。
ともあれ。
『ふぞろいの林檎たち』は再放送の度に観返してしまうほど好きで、そのなかでも気に入りのキャラクターが、国広さんが演じた本田でした。
※そうそう、こういう始まりかただった。最初、番組を間違えたかと思った。
<経歴>
最近は主に関西で活動しているようで、
そうそう、一時期よく目にしたのが、奈美悦子との通販番組『テレショップ』でした。
絵画の腕前はプロ級で、画集を出したほど。
大学卒業後、松浦竹夫演劇研究所に入所。
翌年の77年、『岸辺のアルバム』(TBS)で俳優デビューを飾る。
本作の脚本を担当したのも山田太一で、国広さんは山田ドラマと相性がよいのかもしれません。
以後、前述した『噂の刑事トミーとマツ』や『ふぞろいの林檎たち』で好演、とくにTBS系列で結果を残しました。
ここからは、映画のキャリアを。
映画俳優デビュー作は、79年の『神様なぜ愛にも国境があるの』。
ずばり! なタイトルですが、主題もそのまんまのようです。(珍しく? 未見なのです)
飯干晃一による時代劇を映画化した『炎のごとく』(81)、江口洋介と織田裕二、さらにいえば我王銀次まで出ている『湘南爆走族』(87)、
森田健作が制作・主演した『当選確実』(92)、
映画キャリアのなかでの代表作を挙げろといわれれば、これになりそうな『包帯クラブ』(2007…しかし目立つキャラクターではない)、
そして最新作が『ケータイ刑事 THE MOVIE3 モーニング娘。救出大作戦!? パンドラの箱の秘密』(2011)。
ねぇ、確かな演技力なのに「これは、、、」という映画キャリアですし、
やはり役割分担、、、なのですかね。
次回のにっぽん男優列伝は、國村隼さんから。
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