Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

年末年始企画(10)ウェディング映画10傑

2016-01-04 02:59:38 | コラム
特別企画も、あすでおわり。
この2日間は、初日「この世のめでたき日」=結婚、二日目「哀しき日」=葬式でいってみよう。

人生の一大イベントであるからして、出産/結婚/葬式が描かれる映画は多い。
すべての映画のうち、半分以上に登場するといっていいだろう。

当然のことだが、葬式よりも結婚式のほうがラクだ。
笑って拍手して、おめでとー!! といっていればいいのだから。
二次会では出会いもあるしね~、しかし映画で描かれる結婚式は、ハッピーなものばかりではない。
むしろ「そうでない」結婚式のほうが印象に残るのは、現実では「背景が、そこまで見えることはない」から、、、なのだろう。


(1)『悪い奴ほどよく眠る』(60…トップ画像)

いわゆる政略結婚。

しかし、愛してはいけない妻(香川京子)のことを、夫(三船敏郎)はほんとうに愛してしまい・・・という物語。

専門家のあいだでは有名な話だが・・・
この結婚式の場面で、複雑な人物相関図が簡潔に紹介されており、この映画を参考にして創られたのが(3)(5)といわれている。

(2)『キル・ビル』(2003)

血祭り結婚式。



足を洗ったがための制裁にしては、ちょいと厳し過ぎるよなぁ!!

(3)『ディア・ハンター』(78)

結婚式から戦場、そして葬式へ―。

テーマ曲を、村治かおりんの演奏でどうぞ。




(4)『アマデウス』(84)

父親から「結婚は待て」といわれたのに、勢いで結婚してしまうモーツァルト。

それを報告する手紙を、クシャクシャにする父親…。

(5)『ゴッドファーザー』(72)

冒頭の盛大な結婚式と、中盤で描かれるマイケル(アル・パチーノ)の素朴な結婚式。



タリア・シャリアはエイドリアンとしても花嫁姿を披露しているのだから、当時のウェディング女優? だったのかもしれない。

(6)『BULLET BALLET』(99)

結婚式そのものは描かれない。

ただ、互いの思惑が一致した「形だけの結婚」に対し、主人公は自宅でワインを開け「結婚式ね」というのだ。

殺伐とした物語で、唯一ホッとする場面。

(7)『グッドフェローズ』(90)

果てしなくつづく「ご祝儀」に驚いた新婦カレン(ロレイン・ブラッコ)が、新郎ヘンリー(レイ・リオッタ)に、

「大変! バッグを置いてきちゃった!!」
「大丈夫、俺たちの金に手をつけるヤツなんか居ない」

と、返す。

ギャングならではの世界観が、とても新鮮。

(8)『卒業』(67)

クラシックとして、これを外すわけにはいかない。

花嫁を奪うという展開よりも、十字架でロックする場面がすごいと思った。

(9)『007は二度死ぬ』(67)

なんか笑える結婚式。



だってボンドの、胸毛が!!笑

(10)『シェルブールの雨傘』(64)

この10傑のなかで、唯一「裏がない?」結婚式であり、ただひたすら美しく、なんだか安心するのであった。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『年末年始企画(11)セメタリー映画10傑』
コメント (2)
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