特別企画も、あすでおわり。
この2日間は、初日「この世のめでたき日」=結婚、二日目「哀しき日」=葬式でいってみよう。
人生の一大イベントであるからして、出産/結婚/葬式が描かれる映画は多い。
すべての映画のうち、半分以上に登場するといっていいだろう。
当然のことだが、葬式よりも結婚式のほうがラクだ。
笑って拍手して、おめでとー!! といっていればいいのだから。
二次会では出会いもあるしね~、しかし映画で描かれる結婚式は、ハッピーなものばかりではない。
むしろ「そうでない」結婚式のほうが印象に残るのは、現実では「背景が、そこまで見えることはない」から、、、なのだろう。
(1)『悪い奴ほどよく眠る』(60…トップ画像)
いわゆる政略結婚。
しかし、愛してはいけない妻(香川京子)のことを、夫(三船敏郎)はほんとうに愛してしまい・・・という物語。
専門家のあいだでは有名な話だが・・・
この結婚式の場面で、複雑な人物相関図が簡潔に紹介されており、この映画を参考にして創られたのが(3)(5)といわれている。
(2)『キル・ビル』(2003)
血祭り結婚式。
足を洗ったがための制裁にしては、ちょいと厳し過ぎるよなぁ!!
(3)『ディア・ハンター』(78)
結婚式から戦場、そして葬式へ―。
テーマ曲を、村治かおりんの演奏でどうぞ。
(4)『アマデウス』(84)
父親から「結婚は待て」といわれたのに、勢いで結婚してしまうモーツァルト。
それを報告する手紙を、クシャクシャにする父親…。
(5)『ゴッドファーザー』(72)
冒頭の盛大な結婚式と、中盤で描かれるマイケル(アル・パチーノ)の素朴な結婚式。
タリア・シャリアはエイドリアンとしても花嫁姿を披露しているのだから、当時のウェディング女優? だったのかもしれない。
(6)『BULLET BALLET』(99)
結婚式そのものは描かれない。
ただ、互いの思惑が一致した「形だけの結婚」に対し、主人公は自宅でワインを開け「結婚式ね」というのだ。
殺伐とした物語で、唯一ホッとする場面。
(7)『グッドフェローズ』(90)
果てしなくつづく「ご祝儀」に驚いた新婦カレン(ロレイン・ブラッコ)が、新郎ヘンリー(レイ・リオッタ)に、
「大変! バッグを置いてきちゃった!!」
「大丈夫、俺たちの金に手をつけるヤツなんか居ない」
と、返す。
ギャングならではの世界観が、とても新鮮。
(8)『卒業』(67)
クラシックとして、これを外すわけにはいかない。
花嫁を奪うという展開よりも、十字架でロックする場面がすごいと思った。
(9)『007は二度死ぬ』(67)
なんか笑える結婚式。
だってボンドの、胸毛が!!笑
(10)『シェルブールの雨傘』(64)
この10傑のなかで、唯一「裏がない?」結婚式であり、ただひたすら美しく、なんだか安心するのであった。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『年末年始企画(11)セメタリー映画10傑』
この2日間は、初日「この世のめでたき日」=結婚、二日目「哀しき日」=葬式でいってみよう。
人生の一大イベントであるからして、出産/結婚/葬式が描かれる映画は多い。
すべての映画のうち、半分以上に登場するといっていいだろう。
当然のことだが、葬式よりも結婚式のほうがラクだ。
笑って拍手して、おめでとー!! といっていればいいのだから。
二次会では出会いもあるしね~、しかし映画で描かれる結婚式は、ハッピーなものばかりではない。
むしろ「そうでない」結婚式のほうが印象に残るのは、現実では「背景が、そこまで見えることはない」から、、、なのだろう。
(1)『悪い奴ほどよく眠る』(60…トップ画像)
いわゆる政略結婚。
しかし、愛してはいけない妻(香川京子)のことを、夫(三船敏郎)はほんとうに愛してしまい・・・という物語。
専門家のあいだでは有名な話だが・・・
この結婚式の場面で、複雑な人物相関図が簡潔に紹介されており、この映画を参考にして創られたのが(3)(5)といわれている。
(2)『キル・ビル』(2003)
血祭り結婚式。
足を洗ったがための制裁にしては、ちょいと厳し過ぎるよなぁ!!
(3)『ディア・ハンター』(78)
結婚式から戦場、そして葬式へ―。
テーマ曲を、村治かおりんの演奏でどうぞ。
(4)『アマデウス』(84)
父親から「結婚は待て」といわれたのに、勢いで結婚してしまうモーツァルト。
それを報告する手紙を、クシャクシャにする父親…。
(5)『ゴッドファーザー』(72)
冒頭の盛大な結婚式と、中盤で描かれるマイケル(アル・パチーノ)の素朴な結婚式。
タリア・シャリアはエイドリアンとしても花嫁姿を披露しているのだから、当時のウェディング女優? だったのかもしれない。
(6)『BULLET BALLET』(99)
結婚式そのものは描かれない。
ただ、互いの思惑が一致した「形だけの結婚」に対し、主人公は自宅でワインを開け「結婚式ね」というのだ。
殺伐とした物語で、唯一ホッとする場面。
(7)『グッドフェローズ』(90)
果てしなくつづく「ご祝儀」に驚いた新婦カレン(ロレイン・ブラッコ)が、新郎ヘンリー(レイ・リオッタ)に、
「大変! バッグを置いてきちゃった!!」
「大丈夫、俺たちの金に手をつけるヤツなんか居ない」
と、返す。
ギャングならではの世界観が、とても新鮮。
(8)『卒業』(67)
クラシックとして、これを外すわけにはいかない。
花嫁を奪うという展開よりも、十字架でロックする場面がすごいと思った。
(9)『007は二度死ぬ』(67)
なんか笑える結婚式。
だってボンドの、胸毛が!!笑
(10)『シェルブールの雨傘』(64)
この10傑のなかで、唯一「裏がない?」結婚式であり、ただひたすら美しく、なんだか安心するのであった。
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明日のコラムは・・・
『年末年始企画(11)セメタリー映画10傑』