Cape Fear、in JAPAN

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にっぽん男優列伝(309)松尾貴史

2016-01-14 00:10:00 | コラム
60年5月11日生まれ、55歳。
神戸出身。

公式サイト

松尾貴史(まつお・たかし)さんが別芸名として使用するキッチュとは、美術界で使用されていたkitschと同じ意味で、「俗悪」とか「まがいもの」という意味です。

個人的に、こういう自虐的な芸名センスは好きですね。
すれすれをいくというか、一昨日と同じネタになってしまいますが、「ゲスの~」は洒落にならなくなってしまったけれども。。。

関係ないですけど、芸名で好きなのは「ディック・ミネ」「ノーカット星」、あとAV女優の「なつみかん」ですかね。
理由は、いちいち書きませんが。


多才なひとで、俳優のほかにナレーターやコラムニストなどの肩書きも持ちます。
また、よく知られたところでは「超常現象」否定派といいますが、テレビ朝日のバラエティ番組などで、肯定派と議論ばっかりしていた時期もありました。
(大槻教授とコンビを組んで)ほとんど論破していたと思うのですけれど、途中から番組そのものが肯定派を茶化すような創りになってきて、その行き過ぎ感から面白くなくなってきました。

キッチュ曰く「霊とか、超能力とか。あってもいいけど、商売にするのがダメだと思う」

否定派の大多数がそうした考えですので、正直いいますと、もうちょっと別の角度から攻めてほしいなと思っていました。


※芸達者ぶりの分かる動画…大島渚がいちばん似ている




<経歴>

大阪芸術大学卒。
学生のころから目立つ存在で、脚本家・依田義賢のアドバイスを受け、自らのギャグをカセットテープに録音し、それを配り歩いていたそうです。

83年、母校で非常勤職員となる。
84年、芸能プロダクションに所属し芸名「キッチュ」を名乗り始める。
86年、「笑殺軍団リリパットアーミー」(主宰・中島らも)の旗揚げに参加する。

映画俳優デビュー作は、87年の『さよならの女たち』。

主演を務めることはないものの、交友関係の広さから様々な映画に「ゲスト」の形で出演し、フィルモグラフィを築いていきます。

『シンデレラ・エクスプレス』(90)、
観客をミスリードに誘う「エド」を怪演した『眠らない街・新宿鮫』(93)、
『愛の新世界』(94)、『四姉妹物語』(95)、『ガメラ 大怪獣空中決戦』(95)、『眠れる美女』(95)、
『シャ乱Qの演歌の花道』(97)、『大安に仏滅!?』(98)。

『ジュブナイル』(2000)、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001)、
『ホテル・ビーナス』(2004)、『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005)、
真面目だけどつまらないパニック映画『日本沈没』(2006)と、不真面目だけど「そこそこ」楽しめる『日本以外全部沈没』(2006)の両方に出演。

奇怪で謎多き原作漫画のネームバリューに負けた感じのある『デメキング』(2009)、
美術監督・木村威夫が初めてメガホンを持った『黄金花』(2010)、
内田春菊が監督した『お前の母ちゃんBitch!』(2010)、
『カミハテ商店』(2012)、そして最新作は『神戸在住』(2015)。


自分にとっては「いつの日か、映画を撮りそうな有名人」のひとりであったりするのですけれど、
ビデオ作品や短編は手がけているようですが、長編映画は「まだ」のようですね。

どう思います?
よい作品を、撮ってくれそうな気がしますが。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん男優列伝(310)松方弘樹』
コメント (1)
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