毎週楽しみにしているラジオ番組『有吉弘行の SUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN)で、パーソナリティの有吉ちゃんがこんな話をしたことがあって大爆笑した。
以下、要約。
「―受験勉強というかテスト勉強というか、ボクでもそういうことやっていたわけ。でもね、深夜に自分の部屋で起きていると、小便するために父親の部屋を通らなければいけなかった。そういう構造の家なの。当時、父親と不仲だったから、どうしても部屋を通りたくない。だから空き缶か空のペットボトルに小便入れてさ、でもそのまんまにしておくと部屋が小便くさくなるからね、窓を開けて、思い切って遠投するわけ。
田舎だから隣りの家の壁に当たったり、庭に落ちることはない」
「ないんだけど、周りは畑なの。
ひとつやふたつの空き缶やペットボトルなら問題なかったけど、毎日毎日、遠投していたら。
しまいには畑のばあちゃんに気づかれて、お宅のおぼっちゃんが小便入りの缶を投げ込んでいる・・・と、母親にチクられて。
それに、毎日遠投に成功していたから、こっちも気が緩んだんだね、窓の大きさと自分のフォームと距離感がアベコベになって、壁に当たって部屋中が小便まみれになったこともある」
わはは!!
まぁクソガキであることに変わりはないけれど、時効でしょう。
自分も同じような経験をしたことがあるので、16年度最初の初体験シリーズは、「はじめての受験勉強」でいってみようと思う。
といっても自分は専門学校卒、そこには面接のみで入ったので、受験勉強は高校入試「いちどっきり」なのだけれどもね。
映画で描かれた受験勉強といえば、21世紀になってもやっぱり『家族ゲーム』(83…トップ画像)がいちばん。
有村架純がキュートなダメ子を好演した『ビリギャル』(2015)も健闘していたとは思うけれど、
映画史に残るのは、まちがいなく前者のほう。
「可愛い顔をしているね。にきびがいっぱいあって、青春のシンボルだ」
「夕焼けを完全に把握しました」
「ボクは家庭教師ですから」
「かあさん、ゴキブリ!」
台詞がいちいち面白い。
姿を現さないヘリコプター。
横一列に並ぶ食事風景。
台詞を奪われた阿木燿子。
(団地内の)葬式のことばかり気にする戸川純。
狙った構図や配役が、悉く成功している映画というのも「じつは」珍しいのだった。
映画を離れてテレビドラマでいうと、『ドラゴン桜』(2005、TBS)は悪くないと思う。
元ヤンキーの弁護士・阿部寛が、偏差値C級のバカ高校の生徒たち(山下智久、長澤まさみ、中尾明慶、小池徹平、新垣結衣、サエコ)を東大に現役合格させようとする物語。
原作は三田紀房の漫画だが、個人的には映像化したもののほうが好き。
これは配役の勝利で、阿部ちゃんはもちろん、バカ生徒を若手俳優たちがそれぞれ魅力的に演じて―とくに、ガッキー!!―いて、思わず応援したくなる。
一般社会でいうと、(少し前になるが)子ども3人を東大に入れた「カリスマお受験ママ」が話題になった。
いろいろ端折ると誤解を受けそうだが、反抗期を作らないように育て、恋愛などもNGとし、ただひたすら東大合格を「二人三脚で」目指したそうである。
まぁ自分の家のことではないから、どうでもいいけど笑、
そういう青春、息苦しくないかな、あぁ息苦しいとも思わせないように教育してきたのか、
それはそれですごいことだから文句ないけれど、繰り返すがヒトンチのことだし、
でも、自分は野放し同然で育てられたことに、あらためて感謝しています、、、というわけです。
つづく。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『初体験 リッジモント・ハイ(158)』
以下、要約。
「―受験勉強というかテスト勉強というか、ボクでもそういうことやっていたわけ。でもね、深夜に自分の部屋で起きていると、小便するために父親の部屋を通らなければいけなかった。そういう構造の家なの。当時、父親と不仲だったから、どうしても部屋を通りたくない。だから空き缶か空のペットボトルに小便入れてさ、でもそのまんまにしておくと部屋が小便くさくなるからね、窓を開けて、思い切って遠投するわけ。
田舎だから隣りの家の壁に当たったり、庭に落ちることはない」
「ないんだけど、周りは畑なの。
ひとつやふたつの空き缶やペットボトルなら問題なかったけど、毎日毎日、遠投していたら。
しまいには畑のばあちゃんに気づかれて、お宅のおぼっちゃんが小便入りの缶を投げ込んでいる・・・と、母親にチクられて。
それに、毎日遠投に成功していたから、こっちも気が緩んだんだね、窓の大きさと自分のフォームと距離感がアベコベになって、壁に当たって部屋中が小便まみれになったこともある」
わはは!!
まぁクソガキであることに変わりはないけれど、時効でしょう。
自分も同じような経験をしたことがあるので、16年度最初の初体験シリーズは、「はじめての受験勉強」でいってみようと思う。
といっても自分は専門学校卒、そこには面接のみで入ったので、受験勉強は高校入試「いちどっきり」なのだけれどもね。
映画で描かれた受験勉強といえば、21世紀になってもやっぱり『家族ゲーム』(83…トップ画像)がいちばん。
有村架純がキュートなダメ子を好演した『ビリギャル』(2015)も健闘していたとは思うけれど、
映画史に残るのは、まちがいなく前者のほう。
「可愛い顔をしているね。にきびがいっぱいあって、青春のシンボルだ」
「夕焼けを完全に把握しました」
「ボクは家庭教師ですから」
「かあさん、ゴキブリ!」
台詞がいちいち面白い。
姿を現さないヘリコプター。
横一列に並ぶ食事風景。
台詞を奪われた阿木燿子。
(団地内の)葬式のことばかり気にする戸川純。
狙った構図や配役が、悉く成功している映画というのも「じつは」珍しいのだった。
映画を離れてテレビドラマでいうと、『ドラゴン桜』(2005、TBS)は悪くないと思う。
元ヤンキーの弁護士・阿部寛が、偏差値C級のバカ高校の生徒たち(山下智久、長澤まさみ、中尾明慶、小池徹平、新垣結衣、サエコ)を東大に現役合格させようとする物語。
原作は三田紀房の漫画だが、個人的には映像化したもののほうが好き。
これは配役の勝利で、阿部ちゃんはもちろん、バカ生徒を若手俳優たちがそれぞれ魅力的に演じて―とくに、ガッキー!!―いて、思わず応援したくなる。
一般社会でいうと、(少し前になるが)子ども3人を東大に入れた「カリスマお受験ママ」が話題になった。
いろいろ端折ると誤解を受けそうだが、反抗期を作らないように育て、恋愛などもNGとし、ただひたすら東大合格を「二人三脚で」目指したそうである。
まぁ自分の家のことではないから、どうでもいいけど笑、
そういう青春、息苦しくないかな、あぁ息苦しいとも思わせないように教育してきたのか、
それはそれですごいことだから文句ないけれど、繰り返すがヒトンチのことだし、
でも、自分は野放し同然で育てられたことに、あらためて感謝しています、、、というわけです。
つづく。
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明日のコラムは・・・
『初体験 リッジモント・ハイ(158)』