Cape Fear、in JAPAN

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にっぽん女優列伝(22)いしだあゆみ

2017-08-09 00:10:00 | コラム
48年3月26日生まれ・69歳。
佐世保出身。

公式プロフィール


なんとなく、ぼんやりと、かーちゃんと観ていたテレビドラマ『金曜日の妻たちへ』(83、TBS)で、いしだあゆみさんを初めて見たと記憶しています。

クールなひとだなぁ、という印象を受けました。
そして、ちょっと細過ぎると。

けれどもそれよりも前に、『ブルーライトヨコハマ』は聞いたことがありました。




いしださんが女優業よりも、歌手業に重きを置いていたことを知るのは、それよりずっとあとのことです。

女優メイン―と思ったのは、ぼんやりとではなく、食い入るように観ていた『北の国から』(81~2002、フジテレビ)の影響でしょう。



浮気が原因で五郎さん(田中邦衛)と別れるキャラクターだったことから、まだドラマと現実の境目がはっきり分からなかった自分にとっては「ものすごく、イヤなおんな」に映りましたねぇ。

テレビドラマでこれほどのインパクトを放った女優さんなのに、映画では「はっきりとした」代表作を持ちません。

翳のあるキャラクターを演じてくれそうなのになぁ!!

<経歴>

元旦那は、ショーケン萩原健一。

四人姉妹の次女。
妹の旦那さんが、作詞家のなかにし礼。
姉はフィギュアスケータ―の石田治子で、姉の影響もあってフィギュアスケートを始める。
注目を浴び始めたころにスカウトされ、芸能の世界に。

この経験から、『時計 Adieu l’Hiver』(86)でフィギュアスケートのコーチを演じたのでしょうね。

62年に本名で歌手デビューをして、64年から芸名に。
この年、『喜劇 駅前音頭』で女優に初挑戦する。

『若い野ばら』(65)、『ぜったい多数』(65)、『千曲川絶唱』(67)、『颱風とざくろ』(67)、『日本沈没』(73)。

なにかの雑誌で高瀬春奈の裸体がすごいということを知って、親に隠れて観た『青春の門 自立編』(77)。
(そうしたら、物語そのものが面白くて驚きました)

『闇の狩人』(79)、『遠い明日』(79)、『駅 STATION』(81)。

歴代のマドンナのなかでも上位に入る人気、「かがり」を好演した『男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋』(82)。

『野獣刑事』(82)では裸身を披露、
『迷走地図』(83)、『積木くずし』(83)、『夜叉』(85)、『火宅の人』(86)、『アナザー・ウェイ ―D機関情報―』(88)。

『マンハッタン・キス』(92)、『流れ板七人』(97)、『プライド・運命の瞬間』(98)、
『長崎ぶらぶら節』(2000)、『化粧師 KEWAISHI』(2002)、『姑獲鳥の夏』(2005)、『天国は待ってくれる』(2007)、『ホームレス中学生』(2008)、『なくもんか』(2009)、『これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫』(2011)、『エクレール・お菓子放浪記』(2011)、最新作は『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』(2014)。


健全な性少年? としては『野獣刑事』を推すべきかもしれませんが、味わい深さという意味で、いしださんの代表作は、やっぱり『寅次郎あじさいの恋』になるかもしれませんねぇ。。。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(23)石田えり』
コメント (2)
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