Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(217)

2017-08-19 00:10:00 | コラム
しゃー「く」→「く」ーる(クール)

優しそう
柔和
朗らか
感じがいい
なにを考えているのか分からない
面白い
じつは腹黒い

以上、第一印象や「ひとと、なり」で評されたことがあることば。

とくに前半の3つくらいは、よくいわれる。

よくいわれることから、「よくいわれるんですよ」と返すが、そう返すのって、場合によっちゃ感じが悪くなることがあると思うのね。
けれども、そうならないってことは、自分、よっぽど感じがいいのかな、、、なんつって。

そこらへんを踏まえ、「じつは腹黒い」といってくるひとも居る。

まぁ実際は腹黒いし、ロクナコト考えていないので、こっちのほうが正解か。

評されて最もうれしいのは、やっぱり「面白い」だなぁ。

格好よさとかで勝負出来ないので、最初からそのあたりを目指しているし。
ただ自分のなかで面白いと信じている8~9割が下品なことであり、そういうのがNGというひとからは「漏れなく」嫌われるし、「なにが面白いのか分からない」といわれる。

まとめると、クールとは無縁の男であるということ。

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cool

本来は、「冷たい」「冷淡」という意味。

俗語としての「格好いい」が日本に広まったのは、90年代くらいから、、、だろうか。


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QTタランティーノのキャリア初期の映画では、「cool」という台詞が頻繁に登場する。

アラバマはクラレンスのことを「cool」と評するし、
ミスター・ホワイトも「coolになろう」という。

そして、ジョージ・クルーニーの兄ィも…『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(96)





QTだけでない、仏人監督のリュック・ベッソンも、幼いナタリー・ポートマンにそういわせた…『レオン』(94)




「クールビューティー」と評されたのは、グレース・ケリー。

冷たい表情が、美しいというか。

たしかに近寄り難く、自分なんかが近寄っても、見向きもされなそう。

現代の女優さんでは、ケイト・ブランシェットあたりかな?

日本では、最近みかけない「りょう」さんとか。

※「涼」という名前に引っ張られているだけじゃないか!! とは、いってはいけない。




映画のキャラクターでいえば、個人的にはダントツで『七人の侍』(54)の宮口精二(トップ画像)。

「cool」の条件は、やっぱり、あんまり喋らないことだろう。

その時点で自分は、アウト!! なのである。


あすのしりとりは・・・
くー「る」→「る」きのびすこんてぃ。

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(218)』
コメント (1)
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