Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

「気まずい」と思うことは、少ないです。

2016-03-26 00:10:00 | コラム
気まずい・・・互いの気持ちがしっくりと合わず不快なさま。
打ち解けず、気づまりなさま。

(デジタル大辞泉より)

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若い子と話していると、すぐに「気まずい」ということばが出てくる。

「○○みたいな状況が訪れちゃって・・・すごく気まずかったんです」

「それって、気まずくないですか」

・・・・・そうかなぁ。


自分は繊細ではないということか、厚かましいということか、
「気まずい」という「こころもよう」に、ほとんどなったことがない。
ないものだから、彼ら彼女らの気持ちが分からない。

というより、その程度のことで気まずくなんの? このあとの人生、大丈夫?? と心配になることが多く、ガキよ強くなれ!! などと説教し、また(?)嫌われちゃったり。

真に気まずい状況とは、たとえば合コンに行ったら元カノが居たとか、デリヘル嬢を呼んだら姉あるいは妹だったとか、そういうことをいうんじゃない?

彼ら彼女らの話す「気まずい」には、その深刻さはなく、安いドラマでも出てこないような「ありきたり」なことなのだった。

まぁいいやガキのことなんて。
自分でそれを乗り越えて、強いおとなになってくれとだけいっておく。


とあるサイトに、「カップルで鑑賞すると、気まずいことこの上ない映画9選」なるセレクションがあった。

「○○10傑」が大好きな自分はワクワクしながらその記事を読んだが、「納得!」のものと「そうか!?」というものに二分された。


夫婦・カップルの危機を描く『ゴーン・ガール』(2014)と『ブルー・バレンタイン』(2010)、そして『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』(2009)は納得、
ヒロインが●●だったというオチの『オールド・ボーイ』(2003)も分かる、
セックスの最中に子どもが死んでしまう『アンチクライスト』(2009)は「おおいに」納得、
ゲテモノ三昧の『ソドムの市』(76)や『ムカデ人間』シリーズ(2010~)も「そのとおり!」だが、

無償の愛を描いた『奇跡の海』(96)、
女子の生態を赤裸々に描いたとされる『クリスティーナの好きなコト』(2002…トップ画像)の2作に関しては、「え、なにが?」と思った。

とくに、『クリスティーナの好きなコト』が分からない。

お下劣な台詞が沢山出てくるから?

ん?

それがどうした?

「女子はこうあるべき・あってほしい」などという強い幻想を持った男子など、現在では少ないんじゃないか?
そして、「正体を知られてしまった…」などと落ち込む女子だって、そんなひと居るの? という感じで。


これ、アンケートの結果じゃないでしょ。
ひとりの、モテない、時代に乗り遅れた男が書いたものなんじゃ? と思ったらば、書いたのは女子ライターだった。

意外、、、だなぁ!!


この9選は、なんらかの形でセックスを描いている作品ばかりである。
自分が選んでもカラーとしては同じになるだろうが、『クリスティーナの好きなコト』の代わりに『殺し屋1』(2001)を入れると思う。

だって、放たれたザーメンのなかから、タイトルが浮かび上がってくるんだよ。
つまり『殺し屋1』はどこまでも真面目にサドマゾを語っているが、『クリスティーナの好きなコト』のほうには「笑って許せる」茶目っ気があるのだ。


しょっちゅう「○○10傑」をやっているものとして、ときどき思うことがある。

展開はしてみたものの、7傑とか8傑までは揃うのに、残りがなかなか出てこない―そんなときは無理して10傑にして「ん?」と思われるよりも、ハンパでもいいから数を少なくするほうが潔いってこと。

もともとが9傑というハンパな数なのだから、7傑にしておけば「お、このひと、やるじゃん!!」と思えたのにな~、、、と、エラソーに、似非ライターがライターの批評をしてみました―きょうは、そんなコラムです。


※しかし『オールド・ボーイ』はほんとうに、残酷な物語だ。
よく考えつくな~、こんな設定。




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明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(166)』
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にっぽん男優列伝(320)三浦春馬

2016-03-25 00:10:00 | コラム
90年4月5日生まれ、25歳。
茨城出身。

公式プロフィール

『真夜中の五分前』(2014)だったかしら、初日舞台挨拶で三浦春馬(みうら・はるま)くんを生で見ましたが、背が高く、顔も整い・・・というか整い過ぎていて、逆にちょっと不自然に感じてしまうほどでした。

彼と自分は、同じヒトという生物なのかい? って。

10代の真ん中あたりで脇道に逸れることもなかった―という意味で、子役の理想的な成長ともいえますし、ただ本音をいえば、脇道に逸れたくらいのほうが俳優としては面白いので、そこが物足りないといえば物足りないのかもしれません。

それにしても春馬って、よい名前ですねぇ。
芸名かなと思いましたが、本名だそうです。


※青山真治の映画にしては、構えずに観ることが出来ます




<経歴>

堀越高等学校卒。
同級生に、福田沙紀や坂口杏里など。
(沙紀ちゃん好きだったんだけど、パッとしないなぁ)

アクターズスタジオつくば校に所属、子役として5歳くらいのころからテレビドラマや映画に出演。
デビュー作は、連続テレビ小説の『あぐり』(97、NHK)。

映画『金融腐食列島~呪縛~』(99)や『千年の恋 ひかる源氏物語』(2001)でも、春馬くんの幼き姿を拝むことが出来ます。

2006年、『キャッチ ア ウェーブ』で初主演を果たす。

自分が春馬くんを認識したのは、翌年の『恋空』(2007)から。

いわゆるケータイ小説の映画化でしたが、はなから真面目に観るつもりなんてありませんでした。

みんな酷評するけど、酷評するために観たひと多くなかったですか?
自分は安いコメディと思って観たので腹も立たなかったですし、とにかくガッキー新垣結衣がかわいい! 女子であれば春馬くん格好いい! そのように臨む映画だったのではないでしょうか。



なにも知らずに観たとしたら、そのひとは気の毒ですけれど笑


『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』(2008)、『奈緒子』(2008)、『クローズZERO II』(2009)、『ごくせん THE MOVIE』(2009)。

『君に届け』(2010)、上記リンク動画の『東京公園』(2011)、『永遠の0』(2013)、『真夜中の五分前』、そして最新作が『進撃の巨人』(2015)。


演技力がどうこうというのは、今後のキャリアを見つづけていかないと判断が出来ません。

が、

はっきりいうと、現時点では、自分の好みの映画にひとつも「出てくれていない」ので、興味を持続出来るか心配です。

・・・って、オメーの意見なんかどうだっていい!!

という若い女子の声が、どこからか聞こえてきました。


はい、失礼しました。

なんでも、イメージDVD「の、ようなもの」が大ヒットを記録したようですので、自分が解説する必要など「まったく」ないのかもしれませんなぁ。

それはそれで、ひじょうに寂しいことではありますが。。。


次回のにっぽん男優列伝は、三上博史さんから。

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明日のコラムは・・・

『「気まずい」と思うことは、少ないです。』
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にっぽん男優列伝(319)三浦友和

2016-03-24 00:10:00 | コラム
52年1月28日生まれ、64歳。
山梨出身。

公式プロフィール

百恵さんより、聖子ちゃん。
聖子ちゃんより、明菜。

というわけで、世代的に山口百恵のことを「どうこう」思わなかったりするのですけれど、女優としてはともかく、歌手としての才能と魅力は、過去の映像に触れるだけでガキでも分かるわけです。

とくに自分は『さよならの向こう側』が好きなのですが・・・

という書き出しで分かるとおり、
三浦友和(みうら・ともかず)さんがテーマであったとしても、まずは山口百恵について「書いてしまう」ひとが多いわけで。

自分も「ごく最近まで」そうでした。
俳優として沢山の出演作があるのにも関わらず、三浦友和さんとは「山口百恵の旦那」であるという認識。

それが変わったのは、ほんとうに最近のことです。

『台風クラブ』(85)で、イメージとちがうキャラクターを好演していましたが、あれはきっと「まぐれ」だ、あるいは相米監督の演出術が優れていただけだと意地悪な捉えかたをしていました。

自分が「お、いいな」と思ったのは、『沈まぬ太陽』(2009)で行天四郎を演じたころからです。

長いキャリアの持ち主なのに、ねぇ・・・。

北野武も見抜いたように、「意外とイヤなヤツ」が「ひじょうに」似合うのでした。


※原作の大ファンです。まもなく公開。




<経歴>

長男は歌手・俳優の三浦祐太朗。
次男は俳優の三浦貴大。

高校の同級生に、忌野清志郎。
彼の影響を色濃く受け、芸能界に。

72年、TBSのドラマ『シークレット部隊』のガードマン役で俳優デビューを果たす。

映画俳優デビュー作は、74年の『伊豆の踊子』。

川端康成の超有名な原作小説、なんとこの時点で5度目の映画化。
個人的な評価をいわせてもらいますと、野村芳太郎の監督作も含め、原作の完成度に近づいたケースはいちどもありませんでした。
でしたが、この74年版が最も有名で愛されているのは、おそらく、のちに実際の夫婦になるふたりが初共演を果たしているからでしょう。

以下、百恵さんとの共演作をドドドッと。

『潮騒』(75)
『絶唱』(75)
『風立ちぬ』(76)
『春琴抄』(76)
『泥だらけの純情』(77)
『霧の旗』(77)
『ホワイト・ラブ』(79)
『天使を誘惑』(79)
『古都』(80)

まるで、プログラムピクチャーであるかのように連続制作されていますよね、
これで恋仲にならなかったら、どうかしている・・・という具合に。

どらかというと、山口百恵のスター性を強調するような作品が多い、、、のは、しょうがないことなのですかね。


90年代までのほかの出演作を挙げてみましょう。

『阿寒に果つ』(75)、『青い山脈』(75)、『陽のあたる坂道』(75)、『あいつと私』(75)、
『青年の樹』(77)、『姿三四郎』(77)、『ふりむけば愛』(78)、『炎の舞』(78)。

『大日本帝国』(82)、『海峡』(82)、『天国の駅 HEAVEN STATION』(84)、『さよならジュピター』(84)、『台風クラブ』、『彼のオートバイ、彼女の島』(86)、『野ゆき山ゆき海べゆき』(86)、『マリリンに逢いたい』(88)、『悲しきヒットマン』(89)、『226』(89)。

・・・と、ここまでは(繰り返しになりますが)『台風クラブ』を除いて、俳優として「これ!」といったものがなかった―というのが、自分の個人的な評価です。

90年代に入って、いぶし銀の魅力といったらいいのでしょうか、本人の印象だけでなく、作品にも恵まれ始め、主に映画でその存在感を発揮し始めました。

『遥かなる甲子園』(90)、『無能の人』(91)、『仔鹿物語』(91)、『私を抱いてそしてキスして』(92)、
柄本明が監督に初挑戦した『空がこんなに青いわけがない』(92)、
『東京日和』(97)、『あ、春』(98)、『M/OTHER』(99)。

『Quartet カルテット』(2001)、『なごり雪』(2002)、『茶の味』(2003)、『サヨナラCOLOR』(2005)、『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005)、『松ヶ根乱射事件』(2006)、『転々』(2007)、『陰日向に咲く』(2008)、『山のあなた 徳市の恋』(2008)、『ヘブンズ・ドア』(2009)、『沈まぬ太陽』。

『アウトレイジ』(2010)、『食堂かたつむり』(2010)、『死にゆく妻との旅路』(2011)、
ここ最近ではいちばんの名演だと思う『マイ・バック・ページ』(2011)、
『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』(2011)、『ALWAYS 三丁目の夕日’64』(2012)、『おかえり、はやぶさ』(2012)、『アウトレイジ ビヨンド』(2012)。

公開が控える作品に、『64 ロクヨン』前編・後編と、『葛城事件』。


これだけ活躍しているのですもの、さすがにもう、「山口百恵の―」というひとは、少なくなっていくのではないでしょうか。

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明日のコラムは・・・

3連続でいきます、
『にっぽん男優列伝(320)三浦春馬』
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にっぽん男優列伝(318)麿赤児

2016-03-23 00:10:00 | コラム
43年2月23日生まれ、73歳。
金沢出身。

公式プロフィール

舞踏の世界に明るくありません。
というか、ぜんぜん知りません。

知っている舞踏家といったら、土方巽と田中泯と唐十郎とピナ・バウシュ、そして本日の主役、麿赤兒(まろ・あかじ)さんくらいでしょうか。

知っているといっても、彼ら彼女らのパフォーマンスを生で触れたことはありません。
だから評することも出来ませんが、とくに麿さんは映画との関わりが深いかたですので、人物紹介くらいであれば、語ることを許されるかな、、、と。

といっても。
映画のなかの麿さんは、白塗りであることが多く、台詞があってもヒトコトフタコトだったりします。

それが、映画俳優としての舞踏家の仕事―といったら語弊がありますし、ともかく・・・


※日本で最も、「師匠」役が似合うひと、、、という解説であれば、皆さん納得してくれますかね




<経歴>

暗黒舞踏集団「大駱駝艦」主宰。

長男は映画監督の大森立嗣、そして次男は俳優の大森南朋。



兄弟ともに独特のフィルモグラフィを築いているのは、まちがいなく父親の影響を受けてのことでしょう。

早稲田大学(文学部哲学科)を中退後、舞踏家の土方巽に師事する。

64年に唐十郎に出会い、彼が主宰する「状況劇場」に参加。
「状況劇場」を象徴する代表的な俳優として活躍しましたが、のちに退団、72年に自らの舞踏集団を率いる。

この真ん中あたりから、映画界にも参戦を始めます。

映画俳優としてのデビュー作は、67年の『荒野のダッチワイフ』。

主役を演じた『闇の中の魑魅魍魎』(71)は例外ですが、基本的には「ゲスト出演枠」が多く、探しかたとしては、そうですなぁ・・・いちばん「おかしな」キャラクターを演じているのが麿さん、、、そういう認識で間違いないと思います笑

以下、出演作をドドドッと。

『毛の生えた拳銃』(68)、『新宿泥棒日記』(69)、
これで麿さんを意識したひとが多いであろう『ツィゴイネルワイゼン』(80)、
『陽炎座』(81)、『野獣刑事』(82)、『蜜月』(84)、『親鸞 白い道』(87)、『どついたるねん』(89)。

『われに撃つ用意あり』(90)、『夢二』(91)、『王手』(91)、『月はどっちに出ている』(93)、『獅子王たちの最后』(93)、『青空に一番近い場所』(94)、『怖がる人々』(94)、『我が人生最悪の時』(94)、
ツキノワを演じた『ヤマトタケル』(94)、『遥かな時代の階段を』(95)、『午後の遺言状』(95)、『弾丸ランナー』(96)、『瀬戸内ムーンライト・セレナーデ』(97)、『傷だらけの天使』(97)、『ポルノスター』(98)、
変態おじさんを嬉々として演じる『菊次郎の夏』(99)、『双生児』(99)、『生きたい』(99)。

悪魔役も貫禄な『MONDAY』(2000)、『うつしみ』(2000)、『ナイン・ソウルズ』(2003)、
ヤクザの親分を好演する『キル・ビル Vol.1』(2003)、
『魔界転生』(2003)、『スパイ・ゾルゲ』(2003)、『蝉しぐれ』(2005)、『パッチギ! LOVE&PEACE』(2007)、『魂萌え!』(2007)、
どうして創った? と思ったが、塾長・江田島平八を演じた麿さんだけは悪くなかった『魁!!男塾』(2008)。

『人間失格』(2010)、
息子が監督した映画『まほろ駅前多田便利軒』(2011)と、その続編『まほろ駅前狂騒曲』(2014)、
『一枚のハガキ』(2011)、『極道めし』(2011)、『日輪の遺産』(2011)、『幸運の壺 Good Fortune』(2012)、『駆込み女と駆出し男』(2015)、
そして最新作が、藤田尚徳を熱演する『日本のいちばん長い日』(2015)。


元気なおじさんなので、たぶん10年後も、白塗りで踊り狂っていることでしょう。

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………に、なりたい。

2016-03-22 10:14:44 | コラム
♪ 天国じゃなくても、楽園じゃなくても、
あなたに会えた幸せ 感じて風になりたい ♪

(THE BOOM、『風になりたい』より)

…………………………………………

少し前に、「生まれ変わったら道路になりたい」という見上げた根性のヘンタイが逮捕されて話題になった。

彼は道路脇の側溝に侵入、鉄製のふたの穴越しに女子のスカートのなかを覗いたとして、兵庫県迷惑防止条例違反の疑いで捕まった。



表現はおかしくなるが、なんとまぁケナゲなのだろう。
病院送りにしたほうがいいものの、罪は問わなくてもいいのではないか、、、とまで思ってしまう。

そういえば。
有吉ちゃんのラジオ番組で、替え歌のコーナーがあって。

お題が『風になりたい』だった際に、1番目の投稿で(逮捕された男と同じ理由から)「土になりたい」と歌ったツワモノが居た笑





ジョークとしては第一級だけどね、実際にやっちゃうとね。

下着になりたいというのは「あり。」だが、土や道路になりたいという発想はなかったなぁ。。。


子どものころに問われることの多い「なんの職業に就きたいか」という次元ではなく、「ヒトではない、なにか」になりたいと思ったことはあったか・・・と、自分の人生を回想してみる。

実人生が充実しているわけではないけれど、そんな風に思ったことは「あまり」ない。


飛んでみたい

翼がほしい

鳥になりたい


みたいなことは、ガキのころに思ったことはあるかな。


あと、風呂に浸かるカピバラさんを見たとき、あぁカピバラになりたいな・・・と思ったことが、いちどだけあった。



※KUMAさんのブログより拝借


話をもう少し広げて。
よくある、「生まれ変わるとしたら、男と女、どっちがいい?」という問いには、

やっぱり男、、、と答えてきた(ような気がする)。

現代は世界的に見ても女子のほうが元気だが、生き易さという意味では「男に有利のまま」である気がするし。


・・・という、アレヤコレヤを、公開中の映画『リリーのすべて』(トップ画像)に触れて考えた。

カメレオン俳優エディ・レッドメインが演じるのは、世界で初めて性別適合手術を受けたリリー・エルベ。

女装してみたら、ハマッてしまった―ジョークから始まった深刻な物語。

映画はリリーの苦悩と、ひょっとすればリリー以上に深い苦悩を抱えているかもしれない「妻ゲルダ」の内助の功をも描く。


痩せて美人になった漫画家、浜田ブリトニーも、かつて「婚約中の相手が男に目覚めてしまったから」という理由で婚約を解消したことがあった。
有森裕子の彼氏も「アイアムゲイ」発言をしたことがあった。

そういう展開って、意外と多いのかもしれない。


彼ら彼女らを不幸だとは思わないが、
年中ちんちん出して「AVサイコー!」と絶叫しながらザーメン発射している自分は、なんてしあわせなバカヤロウかと、つくづく思うのであった。

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明日のコラムは・・・

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