発売になりました!!
これまで出した単行本は、高学年から大人向け作品でしたが、今回は中学年向けです。
まどかは、ひいちゃん(ひいおばあちゃん)と大の仲良し。ふらりと外に出たひいちゃんを追いかけていったところは、どこどこ山でした。
どこどこ山は、不思議な山。ひいちゃんといっしょに、どこどこ山で何度かすごすのですが・・・。
先日、俳句雑誌「童子」の中で、芭蕉の「旅に病んで夢は枯野をかけ巡る」の「夢」とは「魂」のことである。という記述があり、はっとしました。私が『どこどこ山はどこにある』で描いたのも、まさにこの「魂」のことなのです。といっても、小学生向けの物語ですので、そんなに堅苦しくはありません。大人の方に読んでいただくと、その辺をわかっていただけるかなと思います。子供さんは、「どこどこ山って不思議」とか、「ひいちゃんって、もしかしたら・・・」と感じてくれたらいいなと思います。
松田奈那子さんが、この物語の世界観をふんわりと描いてくださいました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。