震災三部作~俳人照井翠さん 2021年02月22日 | 本の紹介 もうすぐ10年になります。 3月に入ると、もっといろんな報道が出てくるでしょう。10年前と今とどう違うのか、どう同じなのか。 いろんな方が語り、いろんな写真は映像が出てくると思います。 小説やエッセイ、記録、写真集もいろいろ出ました。 そんな中で、10年前の当時、釜石市で高校の先生をしていて、被災された俳人照井翠さんの『龍宮』という句集が、もっとも私の心にストレートに入ってきました。そして、その後エッセイをまとめた『釜石の風』、もう一冊の句集『泥天使』を出され、震災三部作が完結したとのこと。 双子なら同じ死顔桃の花 春の星こんなに人が死んだのか 照井翠『龍宮』 ところが、句集『龍宮』が、見あたらない。おかしい、どこにいっちゃったんだろう。