fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『そこに言葉も浮かんでいた』(新日本出版社)『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~5巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

ガマズミのジェラート~もぎたてフルーツ工房 土里夢 

2021年10月25日 | 日記
 宮城県栗原市にある、もぎたてフルーツ工房 土里夢さんです。
 店主のWさんとお会いするのは、ずいぶん久しぶりでした。以前、私の地元の図書館長さんだった方。定年後移住し、地元の方と、ジェラート屋さんを始めました。今は手打ちそばもやっています。
       ガマズミのジェラート 

 ええー、ガマズミって、食べられるんだあ! ずんだのジェラートも味見させていただきました。おいしい。お米のジェラートもありましたよ。とにかく、パワフル。

  少し食べ始めてからの写真で、すみません。天ぷらもぱりっとしてて、おいしい。リンゴの天ぷら、初めてでした。その時期の果物を揚げるのだそうです。桃や、いちぢくなども天ぷらにするとか。

 地元の杉材でできたお宅にもおじゃまさせていただいて・・、すてきだったなあ。すっかり根付いてらっしゃる。
   この地方の釜神様。

  割と近くの伊豆沼。雁が飛び立つ朝の景色は壮大とのこと。夏は蓮見舟も。また行きたいです。

 ごちそうさまでした!!!

伊治(これはる)城跡

2021年10月25日 | 日記
         

  

 そこには、今何もありません。

 『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』を書く上で、ほとんどの関連史跡には行ったのですが、この伊治城跡だけは行ってなかったんです。

  はずれのところに、この出土センターがあって、土器など出土したものや伊治城の予想模型が1部屋分だけあります。
 アザマロというエミシが、朝廷の役人として働きながら、田舎ものとばかにされ、こらえにこらえて、でもついにここに来た紀広純と大楯という役人を斬り、火をつけました。その後、多賀城も焼き討ちにしたという、いわゆる「アザマロの乱」です。

 

 アテルイも、この襲撃に荷担したという設定で書かせていただいています。
 この地を発掘し、わずかに出土したものからいろいろな考察をしている研究家の皆さんとちがい、私たち(たちっていっていいかな?)作家は、ひたすら想像し、書いています。この襲撃のときに、アテルイは、育ての父、実の父の両方を失います。って、これも想像。アテルイの家族については、何も記録にないからです。でも、親がなくて、人間は存在しません。

 多賀城からは、かなり距離があるなあ。とか、その場に立って、あたりをみまわす、そして、いにしえに思いをはせます。