ひっそりと咲いております柿の花
575で季語は入ってるので、これ、一応俳句です。俳句の第一歩。
では、第2歩は? 花 は咲くものなので、咲いております の中7は、蛇足。
柿の花を知ってる方にとっては、柿の花はひっそり咲いているのも、「そういうもの」。なので、上5の「ひっそりと」も蛇足。
柿の花しか残りません。つまり「柿の花」だけで、新緑の季節、ひっそり目立たず咲いていることが表現されているわけです。俳句は17音しかありませんから、余計なことは言わない。
ではでは?
取り合わせという技法を使う。
石踏んで石ぐらぐらや柿の花 石田勝彦(『角川大俳句歳時記』より)
神経科皮膚科胃腸科柿の花 あぶみ (今作りました) いろんな医院が入っているビル、でも柿の木があるとなったら、駅前とかではなさそう。みたいな景色、見えるでしょうか。
目立たない柿の花、そこを取り巻く柿若葉を目に浮かべながら、ぐらぐらの石を踏む感覚、医院の様子を想像し、感じてもらう。取り合わせることで、景色に広がりがでるのです。
なぜか、いきなり俳句講座のような・・・。そこで、タイトルを「俳句講座」にしてみました。①があるなら②もある? ブログネタが切れたら、かもです。
本日、かわせみ句会、締め切りです。句会の方、間に合わないかもですが、取り合わせに挑戦もしてみてください。