俳句講座④ 声に出して読む 2022年06月06日 | 日記 俳句は、季語があって、575の17音。 この短い中で、どれだけの表現ができるのか。そのために、切れ字というアイテムがあります。 ○○や とか~けり は、○○だなあ、すごいじゃん。いいじゃん! 感動! ってこと。けりもまた、しかり。 切れるということは、そこでいったん、間をおいて、その感動をつかの間味わうのです。ほんの一拍なのに、そこに宇宙を感じることだってできる。 だけど、それが、上5で切れて、中7で切れて となると、ぼつぼつっとしてしまう。感動するところは一カ所でいいのです。 なので、三段切れは嫌われます。 でも、句会をすると、必ずといって、三段切れの句が出てくる。 先日 外科皮膚科神経内科柿の花 あぶみ という句を、ここで作りました。これは、名詞を連ねているので、三段切れです。でもこの場合は、この名詞だけのリズムなので、気にならないのです。全てに当てはまるわけではない・・。 俳句は句会に出す前に、声に出して読みます。すると、リズムが悪い場合、だいたいは気がつきます。 ああ、児童文学もいっしょだなあ。 この木の花、何でしょうか。