先日、かわせみ句会をしました。
夏雲システムという、大変便利なシステムを作ってくださった方がいて、これが便利。これがなかったら、対面ではなくネットでの句会、こんなにスムーズに気楽にはできないでしょう。
ただ、1つだけ難点があります。
それは、得点、序列が出てしまうこと。
一番人気の句から順に・・・。人気の句に選ばれた人は嬉しいけど、最下位になった人は、辛いですよね。ただ、これ、ほんっっとうに、違うんです。一番人気の句が一番いいってわけじゃあない。これは句会の場数を踏めばわかるんですけど、うちの句会は数ヶ月に一度なので、なかなかきついだろうなあと思います。それでも言っておきたい(届かない方も多いでしょうが)。
一番人気の句が、一番いいってことじゃあないんです。
最下位が、ダメってことじゃあないんです。
これは、結社内でもあることです。
どうしても、毎月の結社紙でも、主宰が順番をつけるように、巻頭というのがあります。それから、大きい文字で掲載される作品、そして、だんだんその他大勢・・私なんか、ずっとその他大勢ですよ!
でもやっぱり、選ばれると嬉しい。それが次への原動力になる。これもまた確かなこと。そこがやっかいです。児童文学だって、そうですよね。あの人はいっぱい本を出している。いろいろ賞をとっている、売れている。他の方と比較していたら、きりがありません。
でもやっぱり、本が出ると嬉しいし、売れると嬉しい。
自分がどう頑張っているか。数年前の自分と比較してどうか。
人との比較ではなく、自分自身が納得できているか、という基準で考えたい。
話がずれました。
俳句、やはり認められたい。いいねと言ってもらえると嬉しい。それが句会です。それでも、選ばれなくても、ほめられなくても、自分が作りたい句を作る。そして、基本をやっぱり見直して、自分の句を見直す。そうありたいものです。
私は、昨年、「童子」大会で、主宰に「あなたは忙しいのに、俳句をやめなくてえらいわね」と言っていただけました笑。「いい俳句つくってるわね」じゃあないんですよ。でもそれでいい。
そして、私の一句というテーマで原稿を依頼され、
わたくしはわたくしなりに北開く 辻桃子 をあげました。
この句は、ずっと私を支えてくれています。これからも、です。
ほんっと、自分に言ってます。
そう。こうやって書くことで、自分も解放できます。
この木の花は、なんだろう。