いろんな方がブログにレビューをあげてくださったり、ツイッターでご紹介いただきましたが、メールで感想をいただいた場合、私が一人で読んで喜んでいるわけです。今回児童文学作家の高田由紀子さんからいただいたメールをブログに載せるご許可をいただきました。
拝読させていただき、ああ、このお話とっても好きだなあ・・・としばらく余韻に浸っていました。
戻りたい場所があることの大切さ、大事な人(今回はブランコですね)のことを思うと景色が違ってみえること、旅の中での出会いと成長・・・。
おおぎやなぎさんの哲学や感性が、小さい子にも伝わるようにさりげなくちりばめられていて、とても深くて、しみじみとしてしまいました。
ヘビとブランコって面白い組み合わせだなあと思いましたが、ずっと同じ場所にいて動くことはなく、じっとみんなが来るのを待っているブランコくんの存在は何年たってもそこにいてくれるはず・・・という希望と安心感のある存在なのだと感じました。
このを思いつかれたおおぎやなぎさん、やっぱりすごいです!!
コロナ禍で、会いたい人に何年も会えない人がたくさんいると思いますが、この物語のおかげで、その間にいろんな経験をして、話したいことを思い浮かべながら時間をかけて会いに行く喜びもあるのかもしれない・・・と感じました。
子どものころに読んだ子が、大人になってからも読みたくなる本だと思います。
世代を超えて愛されるロングセラーになりそうですね!!すごく楽しみです。
本当にステキで心あたたまるお話をありがとうございました。
こちらこそ、身に余るお褒めの言葉をありがとうございました!!
高田由紀子さんは、『青いスタートライン』や『スイマー』他、多くの作品を発表している新進気鋭の児童文学作家さんです。「飛ぶ教室」最新号には、インタビュー記事が載っています。