11人のメンバーが、月一度集まって句会をして、おいしいものを食べ、お酒を飲み、ああだこうだと言い合う。
ただ集まって、近況を話したりするより、ずーっと楽しいです。
この桜花会の句稿を毎月お送りいただき、十句に選、そして添削をさせていただいています。
おお、この句、好き! こうやったら、もっとよくなるのに~。という具合です。
そして、このたび、合同句集ができました。全て手作りです! すごい。手作りでこんなすごいのができるんだ。
メンバーは、現役の児童文学作家、元編集者、現役のフリー編集者、画家、落語家など、豪華な顔ぶれ。
言葉のプロの集まりです。
句集を作るにあたっても、こんな素敵なものができるのだから、さすがです。
羊水の記憶浮き輪の輪の中に 昌扇
夜桜やひと駅前で降りちやつた 圓太郎
冷まじやスマホみる顔みな写楽 風馬
さみだるる今日やることを明日もやり 踊波
繋がれしボートの腹に春の波 楽々
秋の蚊めぶん回す手にしがみつき 茜紫
黒南風やまだ新しき土饅頭 青蛙
デイゴより金魚降りくる散歩かな 果深
ひだまりのごとき一個のみかんかな 葵
電話から聞こえてきたる春の雨 優
熱帯魚ひらり待合室の隅 耕実