ちょっと原稿が一段落したので、ふと漫画に手が・・。
このごろ、ずっと漫画にはご無沙汰してました。
吉田秋生は、『カルフォルニア物語』から『バナナフィッシュ』そして、『ラヴァーズキス』『夜叉』・・とどれも名作。
そして、『海街diary』・・そして、『詩歌川百景』というシリーズが現在進行形ということがわかってしまった。しかも、この作品、『海街diary』のすずちゃんの血の繋がらない弟の話なんですよ。山形の温泉地の。
やばいです。
結局『海街diary』1~6巻を読み返してまた泣いて。未読のものはkindleで購入。
『ラヴァーズキス』の彼らが出てきて、読みたくなる。たしかどこかにあるはず。探さなくてはと探してもなくて、ポチリ。
この感じ、辻村深月の小説で登場人物がつながっていくのに似ています。
それにしても、すずちゃんを中心とした家族関係の複雑なこと。私の『ファミリーマップ』なんて、わかりやすい!
そして四季の自然やお祭りなどの描写が、素晴らしい。作者、俳句やってるんじゃないかい? と思うほど。吉田秋生さん、漫画以外で顔出しや情報がほとんどない方ですね。私より若干年上の方のよう。
海街diary 描いたとき、もうこの物語頭にあったのでしょうか。
共感するのは、一つの物語では主人公ではない人物を、別で主人公にして描きたくなる気持ち。
『ファミリーマップ』のよっちゃん、北海道に行ってからのこと、描きたいですもの。ただ、大人の話になっちゃうかあ。
というより、もともと、よっちゃんと陸は、「鞍骨坂」という北日本文学賞選奨をいただいた作品の中に出てくる人物なんですよ。よっちゃん、なんでも屋の仕事で大学時代の友人に頼まれて屋根裏に・・という話。そして、その当時まだ小さい陸を川に連れていき、いっしょに遊ぶのです。その頃から、小学校高学年か中学生になった陸とよっちゃんを描きたいと思っていたのでした。
海街diary、本日、映画がまたテレビで放映されるようです。
出演者みんな好きな女優さんだけど、いまひとつ原作のイメージとは違うんです。でも、観るかな・・。