『みちのく妖怪ツアー』第6弾です。すごい。
東北6県の妖怪もこわさも、尽きることがありません。
冒頭の長左エ門ギツネ。松島にやってきた島野光(あかり)は、クイズを解いて松島を楽しもう」というチラシをもらいます。そのチラシを渡してくれたのが、推しの漫才コンビチャラクールの一人に似ているというところで、クスっとなります。これは、最近佐々木ひとみさんの推しを、彷彿とするキャラ。
しかも舞台は、もう一人の推し、伊達政宗公の菩提寺があるところです。
作家は、日頃からいろんなことを楽しみ、沼に入ることが大事だなと、本編の筋とは別に思います。そういうのをさらりと出すことで、物語がぐっと生き生きとなっていると思います。
さて、今回は謎解き編ですから、6編とも、クイズが出てきて、それを主人公と一緒に読者も考えるしくみです。妖怪達、今回も楽しく(?)怖がらせてくれます。おなじみの四角ミカさんも、登場。シリーズならではの安定感を楽しめます。
毎年、テーマはこれ以上ないのでは? と思っているのですが、この調子だと、来年、再来年~10巻とか続きそう。
伴ってイベントもあるようです。
みちのく童話賞スタッフブログでご紹介してますので、宮城の方、またはお近くにおいでの方は、お確かめの上、ぜひおいでください。