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オリンピックセンターで、6つの分科会に分かれた合評会がありました。日本児童文学者協会研究部が毎年行っているものです。
1つの分科会が、8作品前後。お互いの作品を読みあい、感想を伝え、編集者さんからの意見もいただけます。各グルーブ2人。プラス一人、作家がオブザーバーとしてつくのですが、今回、その立場で出席させていただきました。
私的には大好きな作品もあり、可能性を感じる作品もあり、もっと頑張れという作品もあり。でも皆さん熱く、児童文学が好きで書いているということがびんびん伝わってきて、嬉しい一日でした。
編集者さんからは「今本当に出版が厳しい。いい作品というだけではだめ。頭ひとつもふたつも抜けたものを」というお言葉もありました。ほんとにそうだと思います。プロである私たちも必死です。毎日作品のことを考え、書いている。そこに切り込んでくるのですから、一週間に一日書く程度では難しいのではないでしょうか。でも、児童文学の世界というのは、ありがたく、これから出版を目指す方を応援しようという気概があります。それは子どもへ物語を届けようとしている人間だからではないでしょうか。ベタな言い方ですが、バトンを渡すということ。
だって私が永遠に書いていけるわけじゃない。新しい方が新しいものを書き、子ども達の世界を潤していっていただきたいわけなので。
なんか汚い写真ですが、近くの歩道橋。銀杏の実がたーくさん落ちてました。