今号では、珠玉として、
供へある小玉西瓜や汗かいて あぶみ
を選んでいただいています。珠玉は、辻桃子主宰が全投句から選んでくださるもので、自分的にはとっても光栄。なにげない句なのに、こうして大きく掲載され主宰の鑑賞文がつくと、作ったときよりいい句のような気がしてきます。
左のブックマートの「童子」からHPに入り、《珠玉》をクリックするとほかの句も読むことができます。私は、
先生の白樺色の夏帽子 松本てふこ
が好き。なんでもない白い帽子なのでしょうが、バックには高原のような景色が見えてきます。
また今号では、音羽紅子さんが、月評「土地そのものの息づかい、気質を詠む」で、
春暁や鼠二匹が罠の中 あぶみ
を取り上げてくださいました。ありがとうございます。
また「童子」のHPの《主宰走る》の中に、『だだすこ』の朗読会のときの写真もアップされていました。あの方もこの方も、こんなに来てくださったんだなあと、改めて感謝の気持ちが湧いてきます。