昨年11月に、秋田県高等学校文芸祭で講演会をさせていただきましたが、その記事の載った会報を送っていただきました。
生徒さん達の感想が、素晴らしくって、感激です。
載っている一部抜粋させていただきます。
・自分の内なる世界を掘り下げ、見つけたものを磨いて作品としたもの」 私は書きたいものを自由に書くような作品の作り方をしていました。自分の好きなように書くのは、作者も楽しいし、伝えたいことも伝わりやすいような書き方だと思っていました。しかし、今日おおぎやなぎ先生の講演をお聞きして、それだと独りよがりで、先生の言葉をお借りするならば「手垢のついた表現」でしか描写できないということがわかりました。
・将来を考えた上で、文学を続けていくことに近頃不安を覚えていました。しかし、おおぎやなぎちかさんの「文学は無駄にはならない」という言葉で少し気が楽になりました。
・私は児童文学はかなり読んでいるほうだと思います。(中略)小さい頃は、本を開くとわくわくして自分が主人公に染まってゆく感覚に酔っていました。なぜ知識がない子供の自分が物語に深く入れたのか。それは「作者さんが掘り下げて細かいところまで磨く」ことをしてくださっていたからなんだと思いました。
これからも、磨きを怠らずやらなければ。
5月にあった文芸セミナーでの秋田在住詩人十田撓子さん(H氏賞受賞)の講演会の様子や、信州であった全国高等学校総合文化祭の様子もあり、高校生の皆さん、充実した文芸活動をされています!
将来、作家になる方もいるかもしれないし、そうじゃなくても、感想にあったように、人生の糧になると思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます