fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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尊皇攘夷の「夷」は、蝦夷の「夷」

2021年04月12日 | 日記
 大河ドラマ、観ています。
 慶喜役の草なぎ剛さん、いいですね。特に謹慎になった昨日の髭ぼうぼう状態、よかったです。

 さて、時代は幕末。尊皇攘夷が叫ばれています。天皇を敬い外国人を敵対視するスローガン。
 この言葉自体はすぐに覚えられるのですが、どうも意味がすんなり入ってこなかったってことはありませんか? 私だけ?
 攘夷 という言葉がわかりにくいんです。
 でも、はっとしました。攘夷の「夷」は、蝦夷の「夷」。野蛮人という意味なんですよ。よみは、「い」と「し」と違いますけど。
 夷敵 という言葉も、昨夜のドラマではさかんに出ていました。野蛮な敵っていう意味なんですね。
 「蝦夷」という文字は、海老のように髭を伸ばした野蛮人という意味を持つ文字。
 
 なので、『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』では、朝廷側が呼ぶときには、「蝦夷」と漢字に。エミシ達が自分達のことをいうときには、「エミシ」とカタカナにしました。
 北海道を指す「エゾ」も、漢字だと「蝦夷」。当時は北のほうの野蛮なところという意味だったのだと思います。

 

 
 


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