電子書籍で買いました。
25日発売だったので、24日の夜に注文したらすぐに読めるようになった! ええ!? 紙の本より早く読めるわけ?
そして先日新宿の紀伊國屋書店に行ったら、ばばばばんと宣伝されて、どどどどんと平積みになってました。(大きな垂れ幕、見えるでしょうか)
秋田の土崎空襲を書いてあるとの情報に、これは読まねばと思ってました。
8月14日の空襲。一日早く戦争が終わっていたら、この空襲はなかった。大変な被害だったと聞いていました。
加藤さん、お母様が秋田出身なのだそうです。
よく調べて書かれた! 石油のことも。秋田は石油が産出され、今でも石油を掘る機械が動いているところがあるんですよ。
登場人物が多いのと、主要人物の名前の読みが頭にすぐ入ってなかったため、、ルビを振っている最初の方にもどったりして(児童書なら、頁ごとにルビがあるのに)、ちょっと物語への没頭が妨げられました。あと秋田弁も多用されてるんですが、ネイティブの自分からしたら、ちょっとここでこの言葉、使うかな? というのもあって・・。
でも、空気感を感じられる描写、表現も多々あり、感心しましたよ。
なにより、「なれのはて」というタイトルがいい! このタイトル、そういうことかとラスト近くでわかるんです。
映画かドラマになりそうです。
お若いのに、すごいです。歌や踊りは観たことないんです。多才!
空襲、石油、戦争、マスコミ(まあ、ここはご自身がいる場が近いから書きやすいか?)と、しっかり書いてらっしゃいました。
直木賞候補になった『オルタネード』も買いました(こっちは文庫本で)。最初の方、読んでますが、おもしろいです。そして、『なれのはて』、なんらかの賞を獲るのではないでしょうか。
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