このたび、初句集を上梓しました。
童子叢書2
20年間にわたってご指導をいただいた辻桃子「童子」主宰、安部元気「童子」副主宰、そして、いつも句会をご一緒する句友の皆さん、本当にありがとうございました。俳句は座の文芸とも言われています。ひとりではできないのです。主宰からは、身に余るご序文もちょうだいいたしました。
20年間に発表した句からおよそ300句を収録しています。俳句って、これでいいということのない世界。そして他の人との競争ではなく、あくまで自分の中で階段を上っていくしかない世界だと、句集をまとめてつくづく思いました。
結社によって、句風に違いもあり、どれがいい、どれが悪いと言い切れるものでもありません。この句集も、読んでもつまらないと思う方もあれば、よくわからないと思う方もあるでしょう。でも1句でも「へえ、なんかいいな」「こういうのわかる」という句があると嬉しいです。あるいは、「俳句ってこんなふうなのでもいいの?」とか、この句集を読んで、こういう言葉があるんだという出会いの場になってくれたら、もっともっと嬉しいです。
あ、もちろん、俳句をやってらっしゃる方の見方はまた違うでしょう。一句一句を味わっていただくもよし、全体の雰囲気を味わっていただくもよし、「これ、自分だったら違う季語を持ってくるな」と思ってもよし。
自分のイメージした世界と違う受け止め方をしていただくも、よし。です。
日頃句会でお世話になっている皆様には、お送りさせていただいています。俳句仲間以外でも、俳句に興味を持ってらっしゃりそうな方には、お送りいたしました。なので、ここ数日で届かず、でも「読みたい」と思ってくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。どうぞ遠慮なさらずに! メールや電話を知っている方はそちらからでも。あるいは、左のメッセージからでも。あの方にも送ろうかな、でも俳句興味ないのに迷惑かなあと躊躇している方も多いのです。小児科医のAさんとか、牛飼いのDさんとか、(←バレバレ)、6日にお会いするHさんとか、他にも何人も。