fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。原稿・講演など各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

東空の夕焼け~ 裏後光?

2021年07月16日 | 自然観察
        

 そろそろ梅雨明けになりそう。
 きのうの夕方、あ、夕焼けだ。入道雲だ! と思ったあと、あれ? これは東側の空なんです。
 こういう情景、岩手でも見たことがありました。

 

 こちらが同時期の西の空です。
 
 この現象、裏後光とは違うのかな。裏後光は、東側の夕空が放射線状に輝く現象のようですが。
 もし、別の名称をご存じでしたら、教えてください。

 かっと暑くなりそうですね。暑いのも、苦手。でも、運動不足にならないようにしないと。

補中益気湯

2021年07月15日 | 日記
 新型コロナワクチンをした後、私は腕が痛いくらいだったのですが、実は朝起きる時間が遅くなってました。翌日は5時に腕の痛みで目が覚めたんですが、その後はずっと7時半、8時とか。朝が遅いと午前中が短い。うーんと思っていたんです。
 それで、数日前から寝る前に補中益気湯を飲んでいて。6時には目が覚めています! 以前から元気がいまいちというときには、飲むように常備している薬です。


 
  補中益気湯、コロナの感染予防になるという噂もあります。免疫力がアップするのかなと、思うのですが。漢方はドラッグストアでも購入できますが、医院で処方されるものとは、中の成分の分量は違うのだそうです。写真のものは、処方薬ですが、零売をやっているオオギ薬局では購入できます。
 薬局名からいろいろご推察くださいませ。神田店の他、恵比寿店もでき、こんど新宿店ができるとのことです。
 コロナで病院に行きたくないという方の利用が増えているようです。

みちのく童話賞一次選考が終了しました。

2021年07月14日 | 活動
 5月末で締め切っていたみちのく童話賞の一次選考が終了し、25編が最終選考に残りました。
 通過の皆さま、おめでとうございます! どきどきですね。HPで発表していますので、ごらんください。

        

 おしくも通過できなかった作品にも、惹かれるものがたくさんありました。どれも、皆さんに読んでいただきたい! 心を鬼にして、25編にしぼりました。
 このあと、最終選考会に向けての読みが始まります。最終選考委員は、佐々木ひとみ、野泉マヤ、堀米薫、そして、おおぎやなぎちかです。心して読みます!

大谷翔平選手の目標達成シート

2021年07月13日 | 日記
 大谷翔平選手が、花巻東高校在学中に作ったこのシート、本当にすごいです。先生の指導とは思うのですが。

 

 このシートがどこから流出したのかなとも思いますが、以前にも見たことがあるし、広まっているものだと思うのです。これは広めていいものだとも思うので、きょう出しています。
 目標がドラフト1位指名8球団、どうだったのでしたっけ? 8球団指名だったかはわかりませんが、目標は達成してますね。
 今はどんな目標をたててるのでしょうか。 
 きょう明日は、オールスターですね。ホームラン、何本打ってくれるでしょう。楽しみです。

 下のほう、素晴らしいです。人間性とか、メンタルとか、運のところ。
 実は以前は私もまねして作ったんです。作家として、あのときは目標を何にしたんだったかな。もう忘れちゃいました。
 でも、上の方は描写力とか、構成力とか、あとなんだろう。宣伝力、もちろん人間関係、運、体力、語彙力、ファンタジー力、リアリズム力。あ、1つ多いな。語彙力は、描写力に入るか。
 大谷選手が、球場のゴミを拾ったり、記者会見の後、椅子をちゃんと直したり。ちびっこのお手本! おばさんのお手本! 部屋片付けよう。

『ぼくらは森で生まれかわった』大展開、ありがとうございます!

2021年07月12日 | 自作紹介
        

 岩手県北上市の東山堂北上店様が、『ぼくらは森で生まれかわった』を、こんなに素晴らしく展開してくださっています。なにしろ、舞台のモデルの町ですから。
 ありがとうございます。

 

 子ども達、読んでいただきたいなあ。
 大人の皆さんも!
 どうぞよろしくお願いいたします。 

緊急事態なのにオリンピック

2021年07月11日 | 日記
 無観客なのかどうなのか。
 学徒動員(小学生の観戦)があるのかどうか。
 なにより、ほんとにやるのかどうか。 と毎日憂いていたら、緊急事態宣言になりました。4度目。8月22日まで。つまりお盆の帰省時に広がらないようにということだと。でも、オリンピックはやる?

 選手の壮行会をちらっと動画で見ましたが、なんとも白々しい。
 ゆずが歌っている画面は、光がちかちかしてて、観客がいないのをごまかしているようでした。
 選手がここで何かを言うと、今後スポンサーとの関係でまずいかもしれません。資金がないと、練習場所も確保できない選手もいることでしょう。でも、そういうのもなあ。
 みちのく童話賞を企画したとき、協賛企業を募りました。正直いって、なかなかうまくはできませんでした。こういう資金繰りがうまくできる人が、いろんなイベントを成功させていくんだなあとも思ったものです。
 なので、オリンピック開催に発言を控えている選手を責める気持ちにはなれません。
 問題なのは、政治家ですよ! 

  『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』←クリックでアマゾンに飛びます。

 アテルイも、政治の駆け引きの中で苦悩しました。いつの時代も、力関係と経済力がものを言う。
 朝廷側でうまく出世していったのが田村麻呂です。

 こんど出る俳句本の中には、渡辺白泉の
 
 戦争が廊下の奥に立つてゐた  という句を載せました。戦争の影を感じながら、自由な発言ができず弾圧にあった俳人達がいたのです。


 岩手の大谷選手はがんばってるのに、秋田出身の首相は・・。

武田みかん句集『次の部屋』文學の森

2021年07月10日 | 本の紹介
 

 「童子」同人、武田みかんさんの句集です。

絨毯を深々踏みて次の部屋

 深々とした絨毯なんて、高級ホテルかどこぞの豪邸なのでしょう。(たぶん前者)
 俳句は省略の文学。そこがどこかを言わずとも、読み手がその情景を想像できるようになっています。その象徴のような句。
 次の部屋へは何があるのか、どんな景色が見えるのか、何をするのか、何も書かれていないですよね。

 蜥蜴出る山の静寂(しじま)のつと破れ
 渓流にひとかたまりに水着の子
 砂日傘母がぽつりと子らを待ち
 鳥さわぐ赤きコートの女来て
 サングラス隣町へとかけてみる      みかん


 ざっと抜き出した句。どれも難しいことを言わずに、誰もが経験しているようなことを、切り取ることで、一つの世界を鮮やかに描いています。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 ブックマーク(左側)に、秋田市の井嶋敦子さんのブログを追加しました。毎日、自然や新型コロナ情報を発信されています。児童文学作家としても、今年は単行本を出されます! 楽しみ~~。
 

『ジャンプして、雪をつかめ!』読んでいただきたいなあ

2021年07月09日 | 自作紹介
     
 この作品、昨年11月に発売されました。表紙は雪景色。冒頭も寒い部屋、つまり冬から物語は始まります。でも、雪はやがて解け、春になり夏になります。
 物語でも、主人公唯志は、季節のうつろいの中で確実に何かをつかんでいきます。
 その変化、ぜひ今の時期に合わせて読んでいただけたらなあと思います。

 児童文学で、あまり冬の物語がないという現実と理由がなんとなくわかってきた今日この頃です。でも、雪国で生まれ育った人間としては、だからといって冬の話は書かない・・とはなりたくありません。でもねえ、売れないと、書いても出してもらいないのよ。最後は愚痴になってしまいました。
 ジャンプして、雪をつかめ! 読んでくださった方からはかなり好意的な感想をいただいています。
 どうぞよろしくお願いいたします。

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コメント欄を表示しました。

2021年07月08日 | あいさつ
 ブログを始めてから、これまで、ずっとコメント欄を閉じていました。
 ちょっと怖かったからです・・・。

 ではなぜ今になって、コメント欄を出すかといえば、本の感想を書いてくださる方がいたら、嬉しいなと思ったからです。
 もちろん、他のことに関してでもかまいません。
 ただ、やってみて不都合なことが起こった場合は、また考えたいと思います。

 お気軽に書き込んでくださいませ。

 

ブログのデザインを変更しました。

2021年07月08日 | あいさつ
 長く同じテンプレートでやっていましたが、このたび変更しました。
 まだ自分が慣れてないんですが・・・。いかがでしょうか。
 無料ブログだったのですが、このたび、月額少し支払って、このような自分の写真を使うことができるようになりました。以前のは、日本の中では同じテンプレート(こもれび)のブログの方がいるデザインでしたが、今回はさすがにいないでしょう笑。
 HPを作ろうかとも思ったのですが、またそれはおいおい・・・。

  
 引き続き、よろしくお願いいたします。

仕事のご依頼

2021年07月07日 | あいさつ
 ブログを始めたのは、デビュー前です。(アンソロジーは出してましたが) 
 2012年ですから、もうすぐ10年ですね。
 いろいろな作家さんとお知り合いになり、著作をいただく機会も増えましたが、個人的にお礼と感想を伝えるだけじゃなく、他の方への紹介もできたらと思ったのがきっかけです。
(現在は、逆に私の本の感想を出していただいて、感謝しています。もちろん、読んでいただければ、それでもう有り難いのですが、一冊でも売れてほしいというのも、本音ですから)

 その後2015年に単行本デビューもでき、著作が10冊になろうとしていた昨年あたりから、ぽちぽちと、このブログ経由で仕事のご依頼をいただけるようになりました。といっても、ご期待には添えないものもあり、でも書いたものをお渡しし、現在企画の検討段階のものもあります。雑誌の原稿としては、この秋発表できるものも。ぼちぼち。
 著名な作家さんだと、こんな形で仕事を受けていたら大変なのかもしれませんが、私の場合は大歓迎です。特に去年からは、業界の方達とお会いする機会(授賞式や懇親会など)がないため、新しく編集者さんとお会いすることがありませんでしたから。
 去年、ズームで「初めまして」とお会いして、まだ一度も実際にお会いしていない編集者さんともお仕事をしています。

  これまでの単行本。
 『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』は岩手県の課題図書になりましたが、他の地域の方もぜひ! 古代、平和を願ったアテルイという男の生き様をぜひ、お読みください。
 『ぼくらは森で生まれかわった』こちらも岩手県が舞台ですが、内容は普遍的なものですので、共感いただけるのではと思います。少年達は傷つきながら、迷いながら成長していきます。

 どうぞよろしくお願いいたします。

 

『ぼくたちのだんご山会議』の中に書いてあること

2021年07月06日 | 自作紹介
         
 一昨年出した『ぼくたちのだんご山会議』という本があります。中学年向け作品です。
 主人公樹達が住んでいる町には、3つの山が連なった「だんご山」があります。
 一番手前の「一のだんご山」は10年前に開発され、住宅地になっています。
 そしてこのたび、二のだんご山の開発計画があることがわかりました。なんと、テーマパークができるかもというのです。3年生のクラスでは、大盛り上がり。
 でも、待って。
 樹のおじいちゃんは、これ以上町の自然を壊すのは大反対。
 恭平という子は、おばあちゃんと二人暮らしですが、おばあちゃんは、二のだんご山でとれる野草で、よもぎ餅やクッキーを作り、それで生計をたてています。
 トツは、おとうさんが建築会社の社長さん。その開発計画が実現すると仕事になります。
 アリスは、一のだんご山団地に住んでいます。飼っていた猫の避妊手術をしたばかり、自然のままにしておくって、どういうことなの? と疑問を持ちます。
 
 クラスは、先生といっしょにだんご山に登ります。樹のおじいちゃんもいっしょです。
 その上で「だんご山会議」が行われるのですが、その中で、トツが言うんです。
「とうちゃんの会社は、ここにテーマパークを造ることが決まると、そりゃあ、仕事になるわけだし、助かるんだ。でも、ちゃんと調べてるんだって」
「ええーっと、むずかしい話だから、よくわかんないんだけどさ。山の木って、大事なんだって? 木がなくなると、大雨で土砂くずれが起きることがるとか・・・。木には土の中に水をためる力があるとか・・」


 このたびの、熱海の災害は、まだ進行中。胸が痛くなりますが、ふと私のこの本を思い出しました。これからいろいろ検証もされるでしょう。
 何より、今は行方不明の皆様の救出を願います。

 開発は人間が生きていくにあたって、必要なことです。自然は、上手につきあっていかないといけません。

 この作品、読んでいただきたいです。 
 
 

 

大谷翔平選手の話題ふたたび

2021年07月05日 | 日記
 暗い話題が多い中、(コロナ関連、オリンピック関連、選挙関連……)、唯一明るい話題が大谷選手の大活躍。
 岩手県水沢出身(奥州市なんですが、地元では元々の水沢と言いたい)ですが、隣の北上市におじいさんがいるという情報もありました。
 で、ネット検索をしたところ、本当のようです。
 おとうさんが、北上市出身。ラグビーで有名な黒沢尻工業高校のご出身とのこと。
 その北上市二子という地域に、おじいさんとおばあさんは、いらっしゃるようです。
 二子!!

 実は夫の祖父は二子から、今の地域に婿入りしてきた人なんです。なので、二子には親戚がいます。
 
 『ぼくらは森で生まれそだった』の舞台のモデルは北上市郊外なんですが、二子は、そこをさらに行ったところ。
  
  
 二子といえば、里芋が有名です。
 普通売っている倍くらいもある大きくておいしい里芋。大谷選手、きっと食べて育ったことでしょう。

 もっとも、大谷選手はもう世界のスターですから、ご家族がどうというレベルではありません。勝手に私が喜んでいるだけです。

自著を宣伝することについて

2021年07月04日 | 自作紹介
 ブログ、ツイッター、インスタ。つまりSNSで自著の宣伝をしています。そればっかりじゃあ、自分もまた読んでくださる方もつまらないでしょうから、日常のことなども書いていますが。
 
 自著の宣伝をすることって、実はちょっとなんかなあという気持ちも持ってはいるんです。かっこわるいっていうかね。
 でも、今はそんなこと、言ってられません。

 デビューする前にある人が言っていました。
 「作家が本を書いて、でんとふんぞり返っている時代はとっくに終わった。今は作家が自ら宣伝しないといけないんだ」と。
 自分の書いたものが、行ったことのない土地の書店で売られ、買ってくださる方がいるかもしれない。なんて、ありがたいんでしょう。でも、まだまだ「おおぎやなぎちか」という名前すら知らない方のほうが大多数です。名前は覚えてくださらなくても、本は読んでいただきたい。
      『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』 今年1月に出たのでまだ半年経っていません。アテルイという古代の東北にいた実在の人物の物語。引き続きよろしくお願いいたします。 
 
 もちろん、今一番頑張るべきは、これから出す本を書くことです! これからの刊行に向けやりとりをしているものはもちろん、頭の中にあるだけのもの、何度か書き直しをしているもの。がんばります。

『ぼくらは森で生まれかわった』レビュー2

2021年07月03日 | 自作紹介
 「ぼく森」こと『ぼくらは森で生まれかわった』のレビュー、ありがとうございます。

 児童文学作家佐々木ひとみさんのブログ 「つれづれ草子
 特に最期の一行は、感激です。

 児童文学作家黒川裕子さんのnote
黒川さんも、五感で感じていただいていて、ありがたいです。
作家の皆さん、さすが、文章お上手です(当たり前!!)。書いた作者が「うんうん、そうなのよー」と感激してしまっています。

 蚊帳や螢。郷愁というだけではなく、自然に直結した暮らしが刺激してくれる感覚は大事だと思います。
 この夏、ぜひ手にとっていただきたく、よろしくお願いいたします。

  

 ツイッターでは、児童文学作家の山本悦子さん、高田由紀子さん、安田夏菜さん、など嬉しいコメントをくださっています。ありがとうございます。