昨日は、すかっと晴れて、空も、そして川も青かったです。
こんなふうに、川まで青くなる日は、年に1度出会えるかどうか? 暑かったですが、気持ちよかった。
さて、図書館でベストセラー小説を予約すると、100人以上待ちの場合があります。
先日は、1年かかって、順番がまわってきた作品がありました。
今回、1年待ちたくない作品を、電子書籍でポチリ。読みました。
設定はよかった。
閉塞的な島。プライバシー筒抜けで、親が不倫している女子高生。男好きでスナック経営している母親を持つ男子高生が惹かれあいます。男の子は、漫画の原作を描き、それが編集者の目にとまり、デビュー。東京へ出ます。女の子は、精神的に病んでいる母を捨てられず、家から通える小さな会社に就職。遠距離恋愛が続きますが、まあよくあるように、男はどんどん人気作家になり、浮気をし、二人は会っても話が合わなくなり、破局。
でも男はその後、漫画の世界では生きていけなくなり、病気にもなり・・
女は、好きでやっていた刺繍作家として認められるようになる。
と書けば、何の本かわかる方はわかるでしょう。
悪くはなかった。でも、男が漫画家として、大成功する。女が刺繍作家として認められる。そこが・・。そんなにうまくいくかなあと思ってしまう私がいて。
でも、そうじゃないと、作品に華がなくなるのかな。
売れてる作品で、どの書店でも目立つところにばばばんと平積みです。魅力的な作品であることは、間違いないです。ファンの方、すみません。
合評会で他の方の作品読んで思うことも、そうなのですが、こうして「もっと、ここを」「ここが」と思う点、自分の作品はじゃあそれができてるのか? と顧みる材料なのですよね。顧みよう。