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◎2012年10月20日(土)
無料駐車場(6:16)……深沢出合い(6:52)……雨量観測局(7:25~7:38)……尾根取り付き(7:44)……1314m(8:20)……赤倉山(9:04~9:42)……神子内林道(10:50)……半月山駐車場(11:49~11:55)……展望台(12:12~12:22)……半月峠(12:32)……<1655m>中禅寺山(12:42)……林道(13:27)……親水公園入口(14:48)……無料駐車場(14:55)
今日は、夕方から出張に出かけないといけない。あっさりと戻って来られるところで、足尾の赤倉山に向かった。晴天でもあるし、もしかすると紅葉を楽しめるかも。出張で気が急いているせいか、4時には起き、4時半前に家を出る。6時に歩き出せば、3時には家に帰れるだろう。ところが、そんなに甘くはならなかった。みどり市に入ったら、いきなり便意をもよおす。取りいそぎ、岩宿遺跡の駐車場に向かう。ところが、まだ暗い時間なのにふさがっている。外にはエンジンをかけたままの無人の車。この車の主だろう。しばらく順番待ちになったが、出てくる気配なし。女性トイレも考慮には入れたが、何かあった場合「酔っぱらっていたもので…」では済むまい。なかなか出て来ないので、次の候補の赤城駅に向かう。ここは始発前で、シャッターも上げていないし、外には施設もない。次は大間々駅。途中、「ながめ」の駐車場があったが、ロープが張っていて入れない。大間々駅は見つけられず。用足しも出来ぬままに20分はロスした。結局、黒保根の道の駅ですんなりと済ませた。その後、とろとろ走っている車はなく、時間の挽回はしつつも出遅れてしまった。今日の駐車場は銅親水公園の手前の駐車場。看板には「無料駐車場」と出ている。ここに置いたのは、気分によっては、ぐるりと回って下山するかもしれないからだ。他に車はない。気温は3℃。やけに寒い。
(深沢を渡る)
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(往時の名残を偲ぶ)
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(一の茶屋跡の石垣)
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(石仏が2体)
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(雨量観測局)
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赤倉山には、南側からの尾根をいくつか歩いたことはあるが、深沢雨量観測局のある所から取り付いたことはないような気がする。ここには石仏があるらしい。それを見るのも楽しみにしている。林道終点に車はない。深沢の水は多めで、そのままでは渡れず、上流に迂回して渡った。深沢沿いの道、来る度に荒れてきている。石がゴロゴロして、歩きづらくなった。ここは陽がささず、歩いていると、ちょっと気味が悪い。30分も歩くと、一の茶屋跡の石垣に到着。その手前にカツラの木があって、後ろに大岩がある。『足尾の風景』で確認した光景だ。確か、この大岩に石仏があるはず。コンクリート製の石仏が2体あった。注意しないと気づくことはないだろう。自分とて、ネットの記事がなければ素通りだ。不動明王は分かるが、蓮華を持つ立像は聖観音だろうか。背後を見ると、昭和三年。茶屋跡の石垣を登ると、シカ除けフェンスに囲まれて、大きな石灯籠。これは昭和六年。80年前の、この半月峠道、茶屋もいくつか置かれて、人の往来も多かったのだろう。下の平地には雨量観測局の施設。
(今のところはありきたりの尾根)
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(とりあえずの紅葉)
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(1314mを過ぎるとゆったり尾根になる)
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(そしてササヶ原)
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先を行く。カーブすると、右に大きな滝の流れが見えた。かなり下で、急斜面を下ってまで見る気は起きない。この先で尾根に取り付く。最初のうちは、ヤセ気味の急な尾根だったが、次第に緩やかになった。左は植林帯でシカ除けのフェンスが続き、右側は雑木。ちらちらと右側の景色が覗く。地形図をよく見ると、自分が取り付いたところよりもさらに先に1166m標高点を通る尾根があって、先で今の尾根に合流する。地形図で見る限りは、そちらがゆったりとしているかもしれない。登るにつれ、鮮やかというほどのものではないが、色付きが目立つようになる。気分の良い尾根歩きになった。今日は、用心して、鈴を2個付けている。昨日、戦場ヶ原で熊に襲われたニュースがあったばかりだ。尾根幅が広くなり、傾斜もさらに緩やかになって1314mピークに到着。ここからは、北東方面の景色も頻繁に顔を出すようになり、紅葉の中の満喫歩きだが、この辺は一週間早いかもしれない。神子内林道が見え、ちょっとテンションが下がる。やがて、ササヤブになってきた。林から抜けて、視界も一気に広くなる。懐かしい風景だ。ここももう7年振りだ。半月峠道が廃れて見えるのも当たり前の年月だ。雷雨に見舞われ、このササヤブの中でじっとして、身体を震えさせていたのを思い出す。
(赤倉山は左。右ピークから巻く)
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(ここが山頂だが、意味不明といったところか)
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ササの高さは膝程度だが、時たま腰あたりにまでくる。下に踏み跡があるので、かき分けて進むほどのことはないが、ここは倒木が多いので要注意。また、ルートを見失いやすいが、目標の赤倉山がはっきりと見えるので、がむしゃらにどこを歩いても問題はないだろう。西の方に皇海山の頭が見えてきた。東には薬師岳と夕日岳だろうか。晴れていて良かったと、心底思う。赤いモミジもちらほら。ぐるっと回り込んで赤倉山に到着。ササが深いためか、山頂が見えてから、やたらに長く感じた。山名板もなく、素っ気もない、まったく特徴のない山。ササに覆われた三角点を探す。さて、『栃木の山紀行』氏の記事によれば、山頂を西に下ったところに、紅葉のビューポイントがあるらしい。ちょっと行ってみるか。
(ビューポイントからの松木川奥。左に皇海山)
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(そして、うわさの紅葉のハズなのだが)
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(山頂に戻り、半月峠を目指す。男体山)
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(地蔵岳方面)
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(ササの間に、窪みが続く)
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(そして横根山)
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(神子内林道の方は、紅葉の色が濃い)
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(1514mピーク)
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(崩壊地にも紅葉が)
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(林道に向かう。登り返し)
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どうも尾根を間違えたようだ。枝尾根に入ってしまったらしく、ザレ場に至った。それでも、ここからの景色はすごいものであった。正面にずっと奥まで続く松木渓谷があり、袈裟丸から男体山まで見渡せる。紅葉はちょっと早いみたいだったが、西尾根の色付きは良かった。標高1200m程度ではまだこれくらいだろう。しばらくはボーっとして眺めていた。西尾根を下れば、どこに出るのだろう。果たして歩けるのだろうか。RR氏のコメント待ちかな。北西尾根もここから見える。後で知ったことだが、ここに立つ少し前に、烏ケ森の住人さんが北西尾根を歩かれていた。この尾根の詳細はアップ後に解決するだろう。山頂に戻る。さっきは気づかなかったが、山部氏山名板があった。ここからは一旦戻る。ササの原の先に横根山が見えた。ササの間に続く、細い窪みの一本道。何ともいい風情だ。登りルートとの分岐を過ぎて直進。1400m付近で東側に下ってしまい軌道修正。紅葉がますます濃くなってくる。神子内林道付近は見頃を迎えているようだ。地蔵岳方面もグンと近く見える。一登りして1446mピーク。10時15分。このピークは「大畑山」と呼ばれているらしい。そして、次の1514mピークは「茨倉山」(10時33分)。もちろん、山名板はない。こういうのを調べる方もまたすごいとつくづく思う。北東に向けて、一気に下る。ここまでも、ササの間に窪みがあったが、より明瞭になった気がする。林道からここまで上がって来る方は多いのか。左手・北側に崩壊地が覗き、その上に半月山がようやく見えてきた。崩壊地周辺の紅葉はきれいだ。半月山そのものの紅葉は淡いものだ。ぜいぜいしながら登り返して林道に出た。
(林道に出る)
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(林道から皇海山)
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この神子内林道だが、やはり、林道上の赤は見事であった。ずっと続いている。この先の林道から見える北から西にかけての景色は、自分にはお気に入りだ。本当に、すべてが見渡せる。足元の紅葉もまた格別。腰を落ち着け、コーヒーでも飲もうかとなったが、腹も空いていることだし、ラーメンを作って食べることにした。湯気が出てきたのを見計らって先ずはモチを入れる。ところが、なかなか沸騰しない。火は消えていた。ガス欠。こんなこと、前にもやったなぁ。まったく教育が生かされていないものだ。まだ固いモチは食べられず、モチ帰りになってしまった。仕方なく、あんパンを頬ばる。予定そのものもなく、気まぐれでここまで歩いた。ここから旧道に復帰してもいいが、この旬の時期に合わせて、半月山展望台からの八丁出島の紅葉を見下ろしたくなった。見たことはない。帰りは、いずれ歩こうと思っていた、中禅寺山から南西尾根を下ってみようか。
(林道終点から先)
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(半月山を望む)
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(こちら社山。左下に見える白い部分は南尾根唯一のザレ場)
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(いい色づきだ)
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林道終点から一旦下る。社山の眺めが良く、南尾根のザレ場がよく見えた。ななころびさんではないが、こうやって覗くと、確かに、よくあそこを歩いたものだと感心する。前知識もなく歩くと、恐怖心もなく歩けるものだが、これを遠くから見てしまうと、もう歩くのはないだろう。じわりじわりと上りになる。テープやマークがあって、迷うことはない。踏み跡もしっかりしている。1511mピーク付近で、西側に赤いリボンを見つけた。そこを下れば利根倉沢に出ることになるのだろうが、沢シリーズの方以外でも歩けるものなのだろうか。確かに尾根状にはなっているのだが。半月山の駐車場が見えてきた。人が動いている姿も見える。
(赤倉山側を振り返る)
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(半月山駐車場)
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破線道をそのまま行ってしまったのでは、半月峠に出てしまい、駐車場に出るのはきつくなる。これは、過去に経験済み。駐車場に出ないと、展望台も遠回りになる。途中から、破線道を離れて尾根に取り付く。なかなか急な尾根で、今日一番だろうか。尾根を登り切ると、東側から踏み跡が続いていた。この時は、茶ノ木平に続く道かと思っていたが、考えるに、茶ノ木平は半月山を通過するコースの延長であって、ここから行けるはずがない。左に向かうと、駐車場が現れた。鈴を1個外す。ジャラジャラでは目立つ。柵をよじ登り、駐車場に入り込む。この様子を、数人の観光客が、数奇な目でじっと眺めていた。こけていたり、上がれなかったら恥ずかしい思いをしただろう。この駐車場に用事はない。車はざっと40台。ハイカーの姿はない。靴の中のゴミをはたいて、半月山展望台にさっさと向かう。
(赤が強い)
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(おなじみの写真。説明不要)
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(その2)
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(その3)
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大分、疲れが出てきたようだ。展望台への登りはつらかった。足がちっとも進まない。半月山そのものには登るつもりはなかったから、ストレートに展望台に向かった。ハイカーが何人か下りて来る。そして、展望台。これが八丁出島の紅葉か。なるほど。陽のあたる時間帯にもよるだろうが、紅葉は淡く見える。ここまでの足尾側の紅葉に見慣れてしまったせいだろうか。なるほどと、いい体験にはなった。展望台の脇の石に腰掛けて、菓子パンを食べる。ようやく休んだ。もう12時も過ぎている。3時までに家には戻れまい。飛行機ではなく、列車移動にしてチケットを取ってもらった。こんなこともあるだろうとの思いからだが、遅い列車に乗ればいいだけのことだ。開き直ってしまった。
(中禅寺山・1655m。その先に社山)
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(半月峠)
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(半月山を振り返る)
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(中禅寺山・1655m)
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半月峠に向かう。前を家族連れ。奥さんが遅れがち。先に歩かせていただく。足場の悪いところを下って半月峠。ここから、破線の半月峠道を足尾に戻ったことがあるが、踏み跡どころか、窪みすら見えないヤブになっている。登り返して中禅寺山。地形図上の1655m標高点だが、だれが名付けた「中禅寺山」といったところか。オジさんが一人休んでいた。挨拶をする。これから阿世潟峠にでも行かれるのだろうか。コンパスをセットする。ここからの南西尾根はすぐに目に付いた。だが、以前、雪山で間違って下った尾根はここではない。こんな感じではなかった。どうも、この先、阿世潟峠手前の、西から北に直角にカーブするところだったようだ。これはこれで改めてか。また未知尾根が増えた。さて、下りかけると、後ろから、さっきのオジさんの声がかかった。どうも、オジさんもここを下るらしい。正直のところ、珍しい方もいらっしゃるものだと思った。何も、好きこのんでこんなところを下らなくとも。だが、一人よりは二人。危険な目にあったり、下れなくなったでは、道連れがいた方も心強いというものだ。ではご一緒しましょうとなった。
(南西尾根を下る烏ケ森の住人さん。許可済み)
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(真っ赤なモミジ)
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オジさんは、親水公園に車を置き、早くから赤倉山を歩かれたそうだ。聞けば、どうもややこしいルートを歩かれている気配。そんなところを歩けるのかねと思いもした。社山の話になり、私メのブログをご覧いただいているようで、RR氏のコメントの内容までご存じだ。あれっといった感じで、先ず「私、たそがれオヤジです」と名乗る。すぐに「私、烏ケ森です」。何と、失礼ながら、オジさんは烏ケ森の住人さんだった。かなり気恥ずかしかったというよりも、恥をかいたような感じがした。しかし、驚いた。こんなところでお会いするとは。この尾根にしても、烏ケ森さんなら歩かれたとしても不思議ではない。納得。下りながら、いろんなお話を伺う。山歴はこちらが長くとも、回数や深みに至っては次元違いだ。ホームページの記事を拝見する限り、なかなかの硬派な方だと思っていたが、目の前にいらっしゃる烏ケ森さんに穏和な方で、堅さ、頑固な印象はまったくない。いろいろとタメになるお話を伺った。ことに、氏のヤブ哲学の入口付近は単純明快で、自分でも理解ができた。本当にヤブがお好きな方なんだと再認識。烏ケ森さんの地図を見せていただいた。赤で、標高の書き込みが随所にあり、ボイスレコーダーを使っては、メモを吹き込んでいらした。こういう、登山スタイルを垣間見せていただき、光栄でもあった。
(こんな尾根。至ってゆるやか)
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(あっけなく林道に着いてしまった)
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さて、この南西尾根、足尾のRR氏のコメントによれば、大しておもしろくはないとのことだったが、雑木の疎林の中の緩やかで広めの尾根だった。社山から眺めた際には、急に見えたものだが。静かな歩きを求めるにはいい尾根かも知れない。真っ赤なモミジ、社山の尾根が見えているあたり、大岩のごろごろといったところがせめてもの変化だろうか。危険箇所はまったくない。一時間もかからずに林道に出た。林道に出るあたりは、擁壁があるようで、回り込んで降り立った。すんなり下りたようだが、今回の歩き、実は失敗していた。地形図では、この南西尾根、途中で二分する。西側ではなく、南西側にそのまま直進し、大分先で、地形図にない林道に出るつもりでいた。烏ケ森さんも同様で、氏の地形図には、その林道を赤で書き込みされていた。この分岐にはお互い気づかずに、途中から逸れてしまっていたようだ。まったく迂闊であった。
(林道を下る)
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早めに林道に出てしまったため、林道歩きが長くなってしまった。後ろから、ビーグル犬を連れたご夫婦が歩いて来る。このご夫婦、何だか、ネットで拝見した記憶があるなぁ。社山に行き、阿世潟峠から下ってきたとのこと。烏ケ森さんは早足であった。尾根下りも早かった。正直、付いて行くのはちょっときつかった。しかし、このご夫婦はもっと早く、ついに見えなくなってしまった。今日の赤倉山への取り付き付近で、今日の氏のコースをご紹介いただいた。いわば、赤倉山の北西尾根といったところだろうか。1201.3m三角点経由である。地形図と照合するが、結構、ロングコースである。確かにすごい方だ。
(無料駐車場に到着)
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烏ケ森さんと親水公園駐車場入口で別れ、無料駐車場に向かって車道を歩く。親水公園の駐車場ですら無料なのに、何で敢えて「無料」を頭に付けたのか。10分もかからずに到着。着替えを済ませ、家に向かう。紅葉見物のためか、いつもよりも車が多い。大間々で渋滞にはまってしまい、出張出発はさらに遅くなってしまった。今日の紅葉はどんなものだったのだろう。ほんの数日、早かったのかもしれないが、表の日光よりも、静かな足尾側の紅葉を楽しめたのは確か。また、奇しくも烏ケ森の住人さんに出会い、一緒に歩くことにもなった。朝のドタバタとガス欠を除けば、久しぶりに充実した歩きを楽しめた。
(本日の軌跡)
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図メッシュ(標高)を使用した」(承認番号 平23情使、 第832号)
無料駐車場(6:16)……深沢出合い(6:52)……雨量観測局(7:25~7:38)……尾根取り付き(7:44)……1314m(8:20)……赤倉山(9:04~9:42)……神子内林道(10:50)……半月山駐車場(11:49~11:55)……展望台(12:12~12:22)……半月峠(12:32)……<1655m>中禅寺山(12:42)……林道(13:27)……親水公園入口(14:48)……無料駐車場(14:55)
今日は、夕方から出張に出かけないといけない。あっさりと戻って来られるところで、足尾の赤倉山に向かった。晴天でもあるし、もしかすると紅葉を楽しめるかも。出張で気が急いているせいか、4時には起き、4時半前に家を出る。6時に歩き出せば、3時には家に帰れるだろう。ところが、そんなに甘くはならなかった。みどり市に入ったら、いきなり便意をもよおす。取りいそぎ、岩宿遺跡の駐車場に向かう。ところが、まだ暗い時間なのにふさがっている。外にはエンジンをかけたままの無人の車。この車の主だろう。しばらく順番待ちになったが、出てくる気配なし。女性トイレも考慮には入れたが、何かあった場合「酔っぱらっていたもので…」では済むまい。なかなか出て来ないので、次の候補の赤城駅に向かう。ここは始発前で、シャッターも上げていないし、外には施設もない。次は大間々駅。途中、「ながめ」の駐車場があったが、ロープが張っていて入れない。大間々駅は見つけられず。用足しも出来ぬままに20分はロスした。結局、黒保根の道の駅ですんなりと済ませた。その後、とろとろ走っている車はなく、時間の挽回はしつつも出遅れてしまった。今日の駐車場は銅親水公園の手前の駐車場。看板には「無料駐車場」と出ている。ここに置いたのは、気分によっては、ぐるりと回って下山するかもしれないからだ。他に車はない。気温は3℃。やけに寒い。
(深沢を渡る)
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(往時の名残を偲ぶ)
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(一の茶屋跡の石垣)
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(石仏が2体)
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(雨量観測局)
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赤倉山には、南側からの尾根をいくつか歩いたことはあるが、深沢雨量観測局のある所から取り付いたことはないような気がする。ここには石仏があるらしい。それを見るのも楽しみにしている。林道終点に車はない。深沢の水は多めで、そのままでは渡れず、上流に迂回して渡った。深沢沿いの道、来る度に荒れてきている。石がゴロゴロして、歩きづらくなった。ここは陽がささず、歩いていると、ちょっと気味が悪い。30分も歩くと、一の茶屋跡の石垣に到着。その手前にカツラの木があって、後ろに大岩がある。『足尾の風景』で確認した光景だ。確か、この大岩に石仏があるはず。コンクリート製の石仏が2体あった。注意しないと気づくことはないだろう。自分とて、ネットの記事がなければ素通りだ。不動明王は分かるが、蓮華を持つ立像は聖観音だろうか。背後を見ると、昭和三年。茶屋跡の石垣を登ると、シカ除けフェンスに囲まれて、大きな石灯籠。これは昭和六年。80年前の、この半月峠道、茶屋もいくつか置かれて、人の往来も多かったのだろう。下の平地には雨量観測局の施設。
(今のところはありきたりの尾根)
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(とりあえずの紅葉)
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(1314mを過ぎるとゆったり尾根になる)
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(そしてササヶ原)
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先を行く。カーブすると、右に大きな滝の流れが見えた。かなり下で、急斜面を下ってまで見る気は起きない。この先で尾根に取り付く。最初のうちは、ヤセ気味の急な尾根だったが、次第に緩やかになった。左は植林帯でシカ除けのフェンスが続き、右側は雑木。ちらちらと右側の景色が覗く。地形図をよく見ると、自分が取り付いたところよりもさらに先に1166m標高点を通る尾根があって、先で今の尾根に合流する。地形図で見る限りは、そちらがゆったりとしているかもしれない。登るにつれ、鮮やかというほどのものではないが、色付きが目立つようになる。気分の良い尾根歩きになった。今日は、用心して、鈴を2個付けている。昨日、戦場ヶ原で熊に襲われたニュースがあったばかりだ。尾根幅が広くなり、傾斜もさらに緩やかになって1314mピークに到着。ここからは、北東方面の景色も頻繁に顔を出すようになり、紅葉の中の満喫歩きだが、この辺は一週間早いかもしれない。神子内林道が見え、ちょっとテンションが下がる。やがて、ササヤブになってきた。林から抜けて、視界も一気に広くなる。懐かしい風景だ。ここももう7年振りだ。半月峠道が廃れて見えるのも当たり前の年月だ。雷雨に見舞われ、このササヤブの中でじっとして、身体を震えさせていたのを思い出す。
(赤倉山は左。右ピークから巻く)
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(ここが山頂だが、意味不明といったところか)
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ササの高さは膝程度だが、時たま腰あたりにまでくる。下に踏み跡があるので、かき分けて進むほどのことはないが、ここは倒木が多いので要注意。また、ルートを見失いやすいが、目標の赤倉山がはっきりと見えるので、がむしゃらにどこを歩いても問題はないだろう。西の方に皇海山の頭が見えてきた。東には薬師岳と夕日岳だろうか。晴れていて良かったと、心底思う。赤いモミジもちらほら。ぐるっと回り込んで赤倉山に到着。ササが深いためか、山頂が見えてから、やたらに長く感じた。山名板もなく、素っ気もない、まったく特徴のない山。ササに覆われた三角点を探す。さて、『栃木の山紀行』氏の記事によれば、山頂を西に下ったところに、紅葉のビューポイントがあるらしい。ちょっと行ってみるか。
(ビューポイントからの松木川奥。左に皇海山)
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(そして、うわさの紅葉のハズなのだが)
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(山頂に戻り、半月峠を目指す。男体山)
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(地蔵岳方面)
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(ササの間に、窪みが続く)
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(そして横根山)
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(神子内林道の方は、紅葉の色が濃い)
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(1514mピーク)
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(崩壊地にも紅葉が)
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(林道に向かう。登り返し)
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どうも尾根を間違えたようだ。枝尾根に入ってしまったらしく、ザレ場に至った。それでも、ここからの景色はすごいものであった。正面にずっと奥まで続く松木渓谷があり、袈裟丸から男体山まで見渡せる。紅葉はちょっと早いみたいだったが、西尾根の色付きは良かった。標高1200m程度ではまだこれくらいだろう。しばらくはボーっとして眺めていた。西尾根を下れば、どこに出るのだろう。果たして歩けるのだろうか。RR氏のコメント待ちかな。北西尾根もここから見える。後で知ったことだが、ここに立つ少し前に、烏ケ森の住人さんが北西尾根を歩かれていた。この尾根の詳細はアップ後に解決するだろう。山頂に戻る。さっきは気づかなかったが、山部氏山名板があった。ここからは一旦戻る。ササの原の先に横根山が見えた。ササの間に続く、細い窪みの一本道。何ともいい風情だ。登りルートとの分岐を過ぎて直進。1400m付近で東側に下ってしまい軌道修正。紅葉がますます濃くなってくる。神子内林道付近は見頃を迎えているようだ。地蔵岳方面もグンと近く見える。一登りして1446mピーク。10時15分。このピークは「大畑山」と呼ばれているらしい。そして、次の1514mピークは「茨倉山」(10時33分)。もちろん、山名板はない。こういうのを調べる方もまたすごいとつくづく思う。北東に向けて、一気に下る。ここまでも、ササの間に窪みがあったが、より明瞭になった気がする。林道からここまで上がって来る方は多いのか。左手・北側に崩壊地が覗き、その上に半月山がようやく見えてきた。崩壊地周辺の紅葉はきれいだ。半月山そのものの紅葉は淡いものだ。ぜいぜいしながら登り返して林道に出た。
(林道に出る)
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(林道から皇海山)
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この神子内林道だが、やはり、林道上の赤は見事であった。ずっと続いている。この先の林道から見える北から西にかけての景色は、自分にはお気に入りだ。本当に、すべてが見渡せる。足元の紅葉もまた格別。腰を落ち着け、コーヒーでも飲もうかとなったが、腹も空いていることだし、ラーメンを作って食べることにした。湯気が出てきたのを見計らって先ずはモチを入れる。ところが、なかなか沸騰しない。火は消えていた。ガス欠。こんなこと、前にもやったなぁ。まったく教育が生かされていないものだ。まだ固いモチは食べられず、モチ帰りになってしまった。仕方なく、あんパンを頬ばる。予定そのものもなく、気まぐれでここまで歩いた。ここから旧道に復帰してもいいが、この旬の時期に合わせて、半月山展望台からの八丁出島の紅葉を見下ろしたくなった。見たことはない。帰りは、いずれ歩こうと思っていた、中禅寺山から南西尾根を下ってみようか。
(林道終点から先)
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(半月山を望む)
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(こちら社山。左下に見える白い部分は南尾根唯一のザレ場)
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(いい色づきだ)
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林道終点から一旦下る。社山の眺めが良く、南尾根のザレ場がよく見えた。ななころびさんではないが、こうやって覗くと、確かに、よくあそこを歩いたものだと感心する。前知識もなく歩くと、恐怖心もなく歩けるものだが、これを遠くから見てしまうと、もう歩くのはないだろう。じわりじわりと上りになる。テープやマークがあって、迷うことはない。踏み跡もしっかりしている。1511mピーク付近で、西側に赤いリボンを見つけた。そこを下れば利根倉沢に出ることになるのだろうが、沢シリーズの方以外でも歩けるものなのだろうか。確かに尾根状にはなっているのだが。半月山の駐車場が見えてきた。人が動いている姿も見える。
(赤倉山側を振り返る)
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(半月山駐車場)
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破線道をそのまま行ってしまったのでは、半月峠に出てしまい、駐車場に出るのはきつくなる。これは、過去に経験済み。駐車場に出ないと、展望台も遠回りになる。途中から、破線道を離れて尾根に取り付く。なかなか急な尾根で、今日一番だろうか。尾根を登り切ると、東側から踏み跡が続いていた。この時は、茶ノ木平に続く道かと思っていたが、考えるに、茶ノ木平は半月山を通過するコースの延長であって、ここから行けるはずがない。左に向かうと、駐車場が現れた。鈴を1個外す。ジャラジャラでは目立つ。柵をよじ登り、駐車場に入り込む。この様子を、数人の観光客が、数奇な目でじっと眺めていた。こけていたり、上がれなかったら恥ずかしい思いをしただろう。この駐車場に用事はない。車はざっと40台。ハイカーの姿はない。靴の中のゴミをはたいて、半月山展望台にさっさと向かう。
(赤が強い)
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(おなじみの写真。説明不要)
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(その2)
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(その3)
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大分、疲れが出てきたようだ。展望台への登りはつらかった。足がちっとも進まない。半月山そのものには登るつもりはなかったから、ストレートに展望台に向かった。ハイカーが何人か下りて来る。そして、展望台。これが八丁出島の紅葉か。なるほど。陽のあたる時間帯にもよるだろうが、紅葉は淡く見える。ここまでの足尾側の紅葉に見慣れてしまったせいだろうか。なるほどと、いい体験にはなった。展望台の脇の石に腰掛けて、菓子パンを食べる。ようやく休んだ。もう12時も過ぎている。3時までに家には戻れまい。飛行機ではなく、列車移動にしてチケットを取ってもらった。こんなこともあるだろうとの思いからだが、遅い列車に乗ればいいだけのことだ。開き直ってしまった。
(中禅寺山・1655m。その先に社山)
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(半月峠)
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(半月山を振り返る)
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(中禅寺山・1655m)
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半月峠に向かう。前を家族連れ。奥さんが遅れがち。先に歩かせていただく。足場の悪いところを下って半月峠。ここから、破線の半月峠道を足尾に戻ったことがあるが、踏み跡どころか、窪みすら見えないヤブになっている。登り返して中禅寺山。地形図上の1655m標高点だが、だれが名付けた「中禅寺山」といったところか。オジさんが一人休んでいた。挨拶をする。これから阿世潟峠にでも行かれるのだろうか。コンパスをセットする。ここからの南西尾根はすぐに目に付いた。だが、以前、雪山で間違って下った尾根はここではない。こんな感じではなかった。どうも、この先、阿世潟峠手前の、西から北に直角にカーブするところだったようだ。これはこれで改めてか。また未知尾根が増えた。さて、下りかけると、後ろから、さっきのオジさんの声がかかった。どうも、オジさんもここを下るらしい。正直のところ、珍しい方もいらっしゃるものだと思った。何も、好きこのんでこんなところを下らなくとも。だが、一人よりは二人。危険な目にあったり、下れなくなったでは、道連れがいた方も心強いというものだ。ではご一緒しましょうとなった。
(南西尾根を下る烏ケ森の住人さん。許可済み)
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(真っ赤なモミジ)
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オジさんは、親水公園に車を置き、早くから赤倉山を歩かれたそうだ。聞けば、どうもややこしいルートを歩かれている気配。そんなところを歩けるのかねと思いもした。社山の話になり、私メのブログをご覧いただいているようで、RR氏のコメントの内容までご存じだ。あれっといった感じで、先ず「私、たそがれオヤジです」と名乗る。すぐに「私、烏ケ森です」。何と、失礼ながら、オジさんは烏ケ森の住人さんだった。かなり気恥ずかしかったというよりも、恥をかいたような感じがした。しかし、驚いた。こんなところでお会いするとは。この尾根にしても、烏ケ森さんなら歩かれたとしても不思議ではない。納得。下りながら、いろんなお話を伺う。山歴はこちらが長くとも、回数や深みに至っては次元違いだ。ホームページの記事を拝見する限り、なかなかの硬派な方だと思っていたが、目の前にいらっしゃる烏ケ森さんに穏和な方で、堅さ、頑固な印象はまったくない。いろいろとタメになるお話を伺った。ことに、氏のヤブ哲学の入口付近は単純明快で、自分でも理解ができた。本当にヤブがお好きな方なんだと再認識。烏ケ森さんの地図を見せていただいた。赤で、標高の書き込みが随所にあり、ボイスレコーダーを使っては、メモを吹き込んでいらした。こういう、登山スタイルを垣間見せていただき、光栄でもあった。
(こんな尾根。至ってゆるやか)
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(あっけなく林道に着いてしまった)
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さて、この南西尾根、足尾のRR氏のコメントによれば、大しておもしろくはないとのことだったが、雑木の疎林の中の緩やかで広めの尾根だった。社山から眺めた際には、急に見えたものだが。静かな歩きを求めるにはいい尾根かも知れない。真っ赤なモミジ、社山の尾根が見えているあたり、大岩のごろごろといったところがせめてもの変化だろうか。危険箇所はまったくない。一時間もかからずに林道に出た。林道に出るあたりは、擁壁があるようで、回り込んで降り立った。すんなり下りたようだが、今回の歩き、実は失敗していた。地形図では、この南西尾根、途中で二分する。西側ではなく、南西側にそのまま直進し、大分先で、地形図にない林道に出るつもりでいた。烏ケ森さんも同様で、氏の地形図には、その林道を赤で書き込みされていた。この分岐にはお互い気づかずに、途中から逸れてしまっていたようだ。まったく迂闊であった。
(林道を下る)
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早めに林道に出てしまったため、林道歩きが長くなってしまった。後ろから、ビーグル犬を連れたご夫婦が歩いて来る。このご夫婦、何だか、ネットで拝見した記憶があるなぁ。社山に行き、阿世潟峠から下ってきたとのこと。烏ケ森さんは早足であった。尾根下りも早かった。正直、付いて行くのはちょっときつかった。しかし、このご夫婦はもっと早く、ついに見えなくなってしまった。今日の赤倉山への取り付き付近で、今日の氏のコースをご紹介いただいた。いわば、赤倉山の北西尾根といったところだろうか。1201.3m三角点経由である。地形図と照合するが、結構、ロングコースである。確かにすごい方だ。
(無料駐車場に到着)
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烏ケ森さんと親水公園駐車場入口で別れ、無料駐車場に向かって車道を歩く。親水公園の駐車場ですら無料なのに、何で敢えて「無料」を頭に付けたのか。10分もかからずに到着。着替えを済ませ、家に向かう。紅葉見物のためか、いつもよりも車が多い。大間々で渋滞にはまってしまい、出張出発はさらに遅くなってしまった。今日の紅葉はどんなものだったのだろう。ほんの数日、早かったのかもしれないが、表の日光よりも、静かな足尾側の紅葉を楽しめたのは確か。また、奇しくも烏ケ森の住人さんに出会い、一緒に歩くことにもなった。朝のドタバタとガス欠を除けば、久しぶりに充実した歩きを楽しめた。
(本日の軌跡)
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図メッシュ(標高)を使用した」(承認番号 平23情使、 第832号)
朝の4時半から頑張っていますね、この晴天では落ち着いていられないのでしょう。
早起きの三文の徳でしょうか、烏ケ森さんとお会いできたなんて、出会いは面白いです。
川越祭りで土日は、車も人間も動けず、家の周りが賑やかでした。
中禅寺山南西尾根の下りでの会話はとても楽しかったです。話に夢中になってしまい、尾根筋を間違えてしまい赤面の至りです。間違えておいて言うのも気が引けますが、尾根筋があまりにも単純すぎました。
これを機によろしくお願いいたします。
最近はよく足尾においでになりますね、目標は大分消化したのではないでしょうか?
さて赤倉山西尾根ですか?実は銅親水公園駐車場の目の前の工事現場が取り付きと思われます。(日曜日なら取り付けるかも?)自分はキャン沢を挟んだ右手(上下に巨大な岩塔が見える)の尾根に取り付きましたが、出だしはフェンスの張った斜面にいばら混ざりの草のやぶ(自分にはここが核心でした。)岩稜の下部は簡単、上部の垂壁は左側から簡単にまいて岩塔の上に出られます。その先で工事現場の尾根と合流し疎林の細尾根が赤倉山山頂まで続いてます。深沢出会から赤倉山山頂に続く主尾根(南西尾根)は出だしからネマガリダケの激やぶ、かなり悪いザレ尾根、脆い岩場の突破等ありあまりオススメできません。北西尾根(でいいのかな?)も下部にかなり悪いやぶ部分があります。
とにかく次回の足尾のレポ楽しみにしております。
実は私は先週木曜までは、20日に半月山に行って、21日に平標に行く予定でした。天気予報の関係で変更しましたが・・・。半月山にはもちろん足尾から、ここ2週間偵察済みの中善寺山南西尾根から登り、八丁出島まで下り、阿世潟峠から旧道を戻るつもりでした。その周辺のどこかで烏ケ森さんやたそがれさんと会えていたかもと思うと残念です。烏ケ森さんとのコラボ・レポともいえる今回のレポ、読み応えありでした。
赤倉山から半月山の尾根は、社山の南側からの2尾根に比べて私にはとらえずらくちょっとまだ行けていません。今回のレポ充分参考にさせていただきます。
烏ケ森の住人さんも自分と同じくこんなところを降りてく人がいたので驚いたことでしょう。
おいおいそこの御仁、アンタは何者?って感じでしょうか。
中善寺山南西尾根は良さそうな尾根ですね。
烏ケ森の住人さんの歩かれたルートが周回路として俄然興味が湧いてきております。
しかし我々がもう少し細尾峠でウロウロしていれば展望台バッタリも有ったわけでまさにニアミスでした。
びっくりですよ。
残念ながらその時は判りませんでしたが。
勿論、ビュースポットからの紅葉も素晴らしいの一言です。
今回は出張(?)前の時間に追われながらの気忙しいはずの行程も、何かたそがれオヤジさんにかかると、その事さえも楽しんでいるような何とも言えない癒しを与えていただきました。たそがれオヤジさんはその何倍も本当は楽しんでいるんでしょうね。なんだかまた次が楽しくなってしまいました。そろそろ写真に白いものが混じって来る季節になって来ますが無理はなさらないで又楽しませて下さい。
出張にはパソコンを持参し、ブログ記事をアップしたまではよかったのですが、同時にバッテリー切れでした。まさかと思い、電源ケープルは持って行かなかったため、パソコンもお荷物になっただけでした。
さて、八丁出島の紅葉シーンは、毎年、新聞に載りますから、ど素人のK女さんでもご存じでしたでしょうか。あの景色、K女さんでも見ることはできますよ。ただし、車の渋滞は覚悟のうえでしょう。
あの半月山駐車場までは車で行けますから、15分、堪えて登ってみてください。さすればあの世界に至れます。平日なら、渋滞もないのでは。
川越まつりの喧噪よりも、健康的ですよ。
先日は、大変、いろいろとありがとうございました。奇遇というよりも、私にとっては、青天のへきれきみたいなものです。とにかく驚きでした。
いつも平日歩きの烏ケ森さん。珍しくも土曜日歩きだったからの邂逅かと。半月山山頂では、ハイトス隊とも遭遇されたようですね。
これを機会に、なんていったら失礼ですが、またお会いしそうですね。その節はよろしくお願いいたします。まだまだ、烏ケ森さんからは、いろいろとお話を伺いたいと思っておりますので。
引き続き、烏ケ森さんの後追いは、ちゃっかりとさせていただきます。
足尾は3年ばかり住んだことがあり、数ヶ月の在籍ながらも、私、足尾中学校の卒業生なのですよ。失礼ながら、当時は、こんなところから早く出て行きたいなと毎日のように思ったものですが、寄る年波なのでしょうかね、懐かしさが、今や好きなところに変わってしまいました。
赤倉山ルートの情報ありがとうございます。キャン沢なんて、初耳の沢ですが、ちょっと調べてみますよ。
ただですね、中倉山も、赤倉山も、松木川奥方面の尾根から逃げて、手短かに済ませているようなところがあって、これではいかんと思ってはいるのですよね。