たそがれオヤジのクタクタ山ある記

主に北関東の山を方向音痴で歩いています。山行計画の参考にされても責任は負いかねます。深慮せず軽く読み流してください。

大平山を目指したわけではないが、末端からの南東尾根はなかなかのバリエーションルートであった。

2013年02月24日 | 足尾の山
◎2013年2月23日(土)

銅親水公園駐車場(7:38)……南東尾根末端取り付き(7:47)……989m標高点(8:41)……1179m三角点(9:53~10:03)……1356m標高点(10:52~11:15)……安蘇沢林道合流(11:50)……久蔵沢林道合流(12:57)……親水公園駐車場(13:08)

 足尾側から大平山(松木山)に登る場合、安蘇沢林道を北上し、途中の分岐林道から1356m標高点に向かい、南東尾根を登るといったルートが一般的であるが、その南東尾根を末端から歩くといったマニアックなものは、ネットでもほとんどお見かけしない。オッサンさんが歩かれたことはあるらしいが、記事のアップはない。烏ケ森さんの記録にも見かけない。唯一、starionさんの7年前のものがある程度だ。この時期、みー猫さんや烏ケ森さんのように、大平山を目指す精神力と体力は自分にはない。starionさんの記事を見かけて以来、歩いてみたいルートの一つとして残していたので、今日は日和もいいようだし、林道出会いの1356mまで末端から歩いてみることにしようか。その先、元気でいたら1805m標高点まで行き、南尾根を下るというのも視野には入れている。だが、これは絵に描いたモチと同じで、1356mまで行ければ御の字としよう。
 トイレの話を記しても致し方ないが、恒例につきというところだろうか。今回は家を出る際に問題なくパスしたはずだったが、大間々に入って、またうずき出した。急遽、岩宿遺跡の駐車場に向かう。今回はだれもいずにすんなりと入室。これでOK。今時珍しい、落書きの多いトイレであった。何はともあれ、下の懸念からは解放される。土曜日なのに122号線を下る車は皆無状態。銅親水公園の駐車場にも、珍しく3台しかない。車から出て来てタバコを吸っている方がいた。挨拶はしたが、アイスクライミングだろうか。でも、この手のクライミングは一人ではあまりやらないものだしなぁ。他人様のことはさておき、準備をする。今日はグッズが総出だ。ここからちらっと見える南岸尾根は真っ白。アイゼン、ピッケル、杖、ワカン。おそらく全部使うかも。杖は、頼りないが、折りたたみコンパクトのものにした。

(南東尾根末端。バックに南岸尾根がお控えあそばす)

(最初の残骸。発電のケーブルだったのだろうか)


 今日は工事車両が多い。どんどんゲートを開けて林道に入って行く。車が来たので走ったが、間に合わずシャッダウン。脇を越える。見慣れた南東尾根の末端だが、意識して見ると、ハゲ山じゃないの。何だか、ガレ場を歩く感じだねぇ。松木川に向かう林道がカーブしたところ、電柱にゼッケン13が付いている。ここから登る。starionさんはこの先の14番からだったみたい。半ば強引に取り付く。櫓のような残骸が目の前にあった。電線が通ってはいるが、鉄はさび付き現役ではないだろう。右下に工事事務所が見える。人の姿も見え、ここを歩いているのは丸見えだろう。早いとこ視界から消えてしまわないと。こんなところを歩くのは、あまり好ましいことではないのではないか。目の前のピークの左先に大平山が見える。コメントなしにあそこまでは無理。寒々として、魔の山に見えなくもない。

(フェンスが出てくる。しばらく、これに苦しめられた)

(横場山と中倉山)


 シカ除けネットが出てくる。この尾根歩きの大半、このネットやフェンスに悩まされることになる。まったく方向性がなく設置されたフェンスである。右側がセーフかと思えば、行き詰まりになって左側がセーフになる。そのまま行くと、今度は右。ひどいところになると、両方向からのフェンスに狭められて袋小路になってしまう。その都度跨いだりくぐったりだ。その程度ならいいが、開閉自在の部分すら、太い針金が三重に施されていて、抜け出しに苦労する。松木側の保護目的なのか反対側のガードなのかさっぱり分からない。どだい、こんなヤセ尾根続きにフェンスを設けるとこういうことになる。足尾の松木川寄りの山のシカ除けは大方そういうしくみになっていて、大平山の南尾根を少しばかり登って下った際にも感じた。二重、三重構造になっていた。

(工事用階段。とはいっても、最近の工事の形跡はない。監視カメラ用?)

(監視カメラ塔)


 さて、最初のフェンスは下がダメになっていて、容易にくぐれた。次のフェンスは通せんぼだ。開閉式になっているが、太い針金はきついし、鉄の柵も抜けない。ザックを向こう側に置いて跨いだ。その先、松木側から工事用の金属階段が上がって来ている。赤倉山に南から登った際、工事現場に出てしまったが、ここもまさにそれだ。次のフェンスを無理に越えて階段を使った。その先には、何の施設なのか、ライト付き、カメラ付き、アンテナ付きの塔があった。監視カメラなのだろうか。これと同じようなものが、本日の終点1356m標高点にも置かれていた。
 もうこの辺になると、左の松木川は大分下になり、右奥には男体山も見えてくる。松木渓谷沿いの山々は、雪が付いて、さらに荒涼さを増した景色になっている。すぐの右手には、沢を越えて、社山への南尾根とその先に社山。左は、中倉山と、その手前の石塔尾根のキレットが目に入ってくる。歩いているこの南東尾根、ヤセというよりも幅狭の尾根だが、望める景色はなかなかのものだ。フェンスの鬱陶しさを超えている。

(こうなると、抜け出しもややこしくなる)

(石塔尾根のキレット部。奥に庚申山が見えている)

(たかが備前楯、されど備前楯なのである)


 やがて、フェンスが両サイドから迫り、檻の中から抜け出せなくなってしまった。左のフェンスに丸太が結わえられているので左に逃げた方がいいようだ。木に足をかけたら、簡単に折れてしまった。腐っている。鉄の棒に手をかけて何とか抜けたが、脱出に5分はバトルしていた。シカの死骸が目に付いた。小さな角をフェンスのヒモに引っかけたまま横たわっている。ここ数日のもののようだ。気の毒に。まだ小さい。フェンスも、金網とヒモのネットが混在しているが、金網だったら、難もなかったろうに。シカがやたらと多い。さっきから、7~8頭のグループがいくつか目に入るし、フェンスのない所では横切っても行く。あの死んだシカも、仲間から見離されたままになったのだろうか。さて、この時期のシカ、繁殖の関係か、尻が白くなっていて、走る姿を後ろから見るとダチョウのようだ。

(989mピーク)

(遠くに南岸尾根。右に社山南尾根。真ん中左寄り突き当たりが大平山だろう)

(右下に安蘇沢林道)


 地面がむき出しの中をずっと歩いている。砂礫も出てくる。枯れた草木には力がなく、ポロポロと折れる。やせた木も、春には緑になるのかは疑問なくらいだ。はっきりした緑は小ぶりの松の木だけ。一旦、フェンスからは解放される。枯れた草付きを登って989m標高点に到着。足尾の街並みも遠望できる。見下ろすと、ここまで、ずっとヤセた感じの裸の尾根が続いている。急さは感じなかったが、かなりのものだったようだ。石塔尾根ほどではないにしても、井戸沢右岸尾根程度のレベルはあるかもしれない。
 石塔尾根のキレット部が真正面になった。こうやって見るとなかなかのザレ具合だ。かすかに庚申山も見える。備前楯山は格好がいい。威圧感もある。南岸尾根がはっきりと見え出し、赤倉山から半月山への山並みもいい感じ。この尾根歩き、途中から社山は消えるが、最後まで、ずっと半月山と赤倉山だけは見えていた。半月山の眺望には最良のスポットかも。あの山も、接近すると、駐車場が見えていただけない。この先、まだまだ茶色の山が続いている。雪の付きはまばら。北からの向かい風が強くて冷たい。耳覆い付きの帽子をきつくする。

(この南東尾根の先。茶色のザレ尾根が蛇行している)

(989mを振り返る)

(コンクリの基礎跡)

(黒砂堆積場の最高部)


 989mピークから下って登る。ザレ場が続くようになった。雪が付いていたら怖いところだろう。ただ、左右ともに、見た目ほどキレてはいない。またフェンスが出てくる。うんざりしてきた。ここもくぐる。「出入口は必ず閉めて下さい」と記されているものの、穴が開いていたり、固すぎて開けられなかったりと、まっとうな開閉自在がない。やがて、松木側の平らなところに古いコンクリートの基礎を見た。何か建物でもあったのか。ここは、松木川沿いの林道を歩いていると右手に見える、侵入禁止の黒い土砂が高く盛られたところだが、上まで黒い砂が来ている。殺伐とした光景が続いている。右を見下ろすと、シカの群れと安蘇沢林道。急な斜面にはなっていないので、適当に下れば林道に降り立つことは難しくはないだろう。危険そうな沢は目に付かない。ここで、フェンスもようやく終わった。

(この黒い幼木カバーは松木林道までの斜面に続いている)

(松木渓谷奥)


 黒いカバーを覆った幼木が乱立してくる。中を覗くと、もう死んでいるのじゃないかと思われるのが大分ある。これが、松木側の斜面にずっと続いている。正面に、1179m三角点峰。雪がそろそろ出てくる。中倉山はキレット部を過ぎ、石塔が正面になった。沢入山も見えてくる。カメラのズームで石塔を見る。その後RRさんは耳の補強をしたのだろうか。車の修理も終わった頃かと思うが。それとも塔ノ峰でケルン造りでしょうか。

(三角点ピーク直下)

(1179m三角点)

(三角点ピークから。真ん中先のピークが989m)

(赤倉山から半月山)

(石塔尾根のゴジラ石塔をアップで)

(中倉山と沢入山)

(社山南尾根と半月山)

(そして社山)

(三角点ピークを北に進む。もう、林道が見えている)


 長い草付きの斜面を登る。この草も、春には緑になっているのだろうか。三角点峰に到着。地形図通りに細長い地形になっている。上に登るに連れ、展望も広がる。しばらく休憩。ここまで来ると、谷を越えて、安蘇沢林道からの分岐林道が間近に確認できる。林道の先1356m標高点あたりで、この尾根と合流する。さらに奥に見える白い山は1805m標高点付近だろうか。それとも大平山か。大平山までの標高差は、ここからだと800mある。やはり1805m付近だろうか。

(本日の難所。三角点峰からの下りは凍結)


 下りに入る。一歩踏み出したら滑った。ガチンガチンに凍結している。これまでツボ足で来たが、ここからはアイゼン装着しかないか。ついでにピッケルを突きながら下る。今回、唯一の危険地帯。両側もキレている。ピッケルの先はまったく効かなかった。アイゼンは12本爪のにしたが、6本だったら、かなり不安定だったかも。チェーンスパイクだったら引き返した。鞍部までの下りにかなりの神経と時間を費やしてしまった。凍結がなかったら、何ということもない下りだ。

(鞍部を超えると、こんな静かな尾根になった)

(沢入山の先にオロ山が顔を出す)


 尾根の様相が次第に変わってきた。まず、木が出て来た。雪は膝下。ちょっと脇に逸れると膝を越える。この辺、吹きさらしで、積雪もそんなに多くはないのだろう。そして、尾根幅も広がり、のんびりハイクの風情になった。大平山への南尾根が歩く方向、左下に覗いている。なかなか急な尾根だ。雪も付いている。今日、これを下るのは、無謀かもしれない。やはり、やめておこう。分岐林道が次第に迫り、半月山もかなり存在感ある山になってきた。中倉山の奥はガスの中だが、オロ山のシルエットが見えてきた。澄んでいたら、最高の景色かもね。シカの踏み跡があちこちにあって、道になっている。舟石新道もこうだった。

(そして、林道に出た)

(監視カメラ)

(南東尾根の続き。時間的に歩けるわけがない)


 とうとう、本日の終点、林道に出た。標高点1356m付近だ。先ずは監視カメラのある丘に登る。ネットが敷かれた斜面をアイゼンの爪を引っかけながら登る。ここは風が強い。今、11時。ここから大平山に行ったとして14時か。それから下ったら…、まぁ、無理なお話だ。2時間早かったら、色気も出たかもしれない。疲れはそれほどのものでもないし。どら焼きを食べてコーヒーを飲む。この先、林道がどこまで続いているのか知りたい気持ちもあって、林道を5~6歩踏み出してみたが、いきなり膝を越える雪で、ワカンを出してまで確認しなきゃならない課題でもなさそうなので、これもまたやめた。まさか、南尾根まで続いてはいないだろう。

(なかなかのマニアックものだった尾根を林道から見下ろす)

(トレースを追ってみたが、シカ道であった)


 下りは林道歩き。雪は膝。最初、うまい具合にトレースがあったので、深みにはまることなく歩けた。みー猫さんのトレースがまだ残っていたのかねとも思ってしまった。しかし、トレースはそのうちに林道から逸れて沢に下って行った。シカの付けたトレースだったようだ。しばらく、トレースなしのやっかいな歩きになった。ワカンを出すのも面倒なので、そのままアイゼンで下る。あばら骨がのぞいたシカの死骸。死因は滑落による脳挫傷か全身打撲か。空を見上げると、鷹か鷲か知らないが大型猛禽類が4羽飛んでいる。シカの死骸もこれらのエサになっているんだろう。このシカの死骸、この後も2頭見た。合計すると、今日は4頭の死骸を見たことになる。

(さっきまで歩いていた南東尾根。見た目、実質ともに極めて平凡)

(氷瀑といきたいところだが)

(シカすら通らない)

(しつこく南東尾根。後ろに沢入山とオロ山)


 退屈な林道歩きだが、林道からの景色は飽きない。霞んでいたオロ山もはっきりと見えるまでになった。気温も上がってきているのか、雪が水気を帯びてきている。登った南東尾根、ここから見ると、何ということもない、ただの普通の尾根だ。安蘇沢林道に合流すると、雪も一気に少なくなる。ところどころで地面が出てきたのでアイゼンを外す。今日は、結局、ワカンと杖は使わなかった。風も冷たさがなくなった。目の前にいたサルが上に逃げ、落石を起こしてくれた。

(安蘇沢林道に合流。以前、この分岐を見過ごして、このまま北上し、1557m三角点を経由して大平山に登ったことがある)

(凍結路の橋)


 左下に真新しいダムがあった。プレートには「安蘇沢二号砂防堰堤」と記されていて、昨年の完成だ。それほどの切迫したものでもあるのだろうかとつい疑ってしまう。ここまで来ると、展望は遠のき、黙々歩きとなる。重機が通った跡がある。この上を歩くと滑る。橋の上は全面凍結していて、通過に手間取った。車が2台。地元風の車だから、作業だろうか。どこに行って来たんだいと声をかけられ、大平山の方と答えたら、どこの山か知らないようだ。膝まで雪があったと言ったら驚いていた。山を見上げれば、想像がつくとは思うが。

(久蔵沢林道合流)

(南東尾根の山肌は段々畑になっている)

(はい、お疲れ)


 久蔵沢林道と合流。路面の雪は消えた。改めて、南東尾根の末端部を見る。やはり、崩れが出てきているのか、斜面は段々畑のような工事が施されている。振り返ると、社山がきれいに見える。人気の社山、今日も多数のハイカーが入っているのだろう。今季は縁のない山だ。車が後ろからやって来た。ダッシュする。間に合った。ゲートが開き、車の後ろにくっついて出る。駐車場には6台の車。車を風よけにしてラーメンを作って食べる。今日も、足尾の未踏尾根を歩けた。それなりに満足だ。今年は、早いとこ、南尾根を歩いてみよう。下りは、南東尾根との間の沢筋はどうだろうか。それから、烏ケ森さんが歩かれた赤倉山北西尾根も魅力だなぁ。時たま強い風が吹く。やはり冷たいが、震えるほどの風ではなくなっている。もう2月も末か。

(本日の軌跡)

「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図メッシュ(標高)を使用した」(承認番号 平23情使、 第832号)

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14 コメント

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南東尾根 (みー猫)
2013-02-24 22:28:41
こんばんわ。
南東尾根の貫通お疲れ様でした。1179Pへの登りは等高線が特に密のようですが、傾斜キツクなかったですか?・・・・この尾根、ガレがひどいのかなぁと懸念していましたが、凍りつきとはおっかない・・・そして、ネットデスマッチ、あらたなジャンルですね。写真で見るだけでも周囲の眺めが壮観ですね、たいへんいいものを見させていただきました。
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みー猫さん (たそがれオヤジ)
2013-02-24 23:12:49
こんばんは。
早速のコメント、ありがとうございます。
ネットデスマッチは、別に新たなワールドでもないのですよ。例の金網デスマッチの延長のようなものです。ただ、ネットデスは頭脳プレーですね。金網は体力。その違いでしょう。
この尾根、三角点直下も含め、過激な急登、急降下はありません。夏は暑いでしょうね。木がないし、南に面してますから、早朝の短期決戦でしょうね。
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南東尾根(松木尾根というのかな・) (烏ケ森の住人)
2013-02-25 05:37:10
おはようございます。
大平山への南東尾(この部分も松木尾根というのかしら)を末端から歩かれましたね。ネットには苦労させられたようですね。
私もこの尾根に興味は持っていたのですが、尾根筋にはネットが多いことを知っていたので避けていました。
04年5月に大平山から1356に下り、そのまま南東尾根を1250まで下って松木川側へ下山しました。その枝尾根を下るのに、ネットを四ヶ所(破れた箇所を探して)くぐりました。その後、starionさんが05年10月に末端近くから登って、ネット通過するのに苦労したことも記憶していました。
いつだったか大平山からの帰りに1356から林道を歩いていたら、南東尾根北側の足口沢(淀沢?)沿いにネットが張ってある(部分的に)のもみました。
今回のたそがれさんの記録で南東尾根の様子がよくわかりました。いつの日には大ナギ沢右岸尾根~大平山~南東尾根を通しで歩けたら、なんて考えてみました。でも、最近は思いついても実行がともわなくなってきました。
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烏ケ森の住人さん (たそがれオヤジ)
2013-02-25 08:34:39
烏ケ森さん、おはようございます。
烏ケ森さんに先行して歩いてまいりました。やはり、烏ケ森さんがこの尾根を見落とすはずがないとは思っておりました。
starionさんの記録で、ネット続きであることは確認しておりましたが、これほど、「張りめぐらされた」状態とは知りませんでした。
抜け出しに手間取ったのは、ザックにピッケルやワカンを括り付けていたので、それが引っかかってスムーズにはいかなかったのが大方の理由です。
正直のところ、ペンチを持って来ればよかったと後悔もしております。ペンチがあれば、太い針金も簡単に外れるし、戻せますからね。鉄柵が抜けなかったのも、下が凍結していたためでしょう。
しかし、自分が歩いたので申しますが、飽きのこない尾根です。とにかく眺望を楽しめます。また、写真に出ているほどのヤセでもありません。
烏ケ森さんのお歩きを楽しみにしております。
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松木尾根 (足尾のRR)
2013-02-25 10:11:14
おはようございます。
松木尾根前半お疲れ様でした。出だしのフェンス地獄は本当に嫌になりますね。自分はカラミの頂上から転がり落ちたら気持ち良いだろうなとかバカな事も考えてしまいました。
さて、オオナギ沢は源流に滝がいくつかありますのでトレッキングシューズでの下降は厳しいかもしれません。赤倉山北東尾根(北西尾根の間違い?)ならばバラクラ沢出会いの急坂をこなせば後は平凡な尾根です。1201m三角点はRK山名板がなくなったのでわかりずらいかもしれません。
塔の峰ですが2月上旬に行って来ました、たそがれオヤジ さんの山名板は無事でしたが水平になびいてたのでビニールテープで補強しましたが持つかどうか
中倉山は前日に行って来ましたが強烈なブリザード(小石がバシバシ飛んでくる、体が持ち上がる)1300mから先は身体極まり、ケルンどころではありませんでした。
とりあえず生きて帰って来たので次回の足尾のレポート楽しみにしております。

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足尾のRRさん (たそがれオヤジ)
2013-02-25 12:23:16
こんにちは。種々のご意見、アドバイスありがとうございます。「北東尾根」は確かに間違いです。訂正しておきました。
RRさんのことですから、当然、この尾根は歩かれたことが有りと思っておりましたが、RRさんをして「フェンス地獄」ですか。確かに想像以上でしたよ。最初のうちはゲーム感覚で越えてはいましたが、そのうちにうんざりになってしまいました。
例の黒砂はカラミでしたか。やはり足尾ならではですね。あそこを滑り降りたら…おそらく埋まって出てこられないでしょう。
塔の峰の山名板の件、補強、ありがとうございます。まだ生きていましたか。ハイトスさんの板よりは持っているようで安心はしましたが、いずれ、飛ばされる前に補強にでも行きたいところですけどね。RRさんの相変わらずの過激なお歩きを伺うと、松木川の南側は、まだ素人向けではないようですね。バシバシではたまりませんよ。
取りあえずは赤倉にしておきましょう。
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松木山南東尾根 (ハイトス)
2013-02-26 00:00:20
こだわりの末端尾根歩きでしたね。
前に鉱山神社の東にある889.7峰に登ったときも鹿よけネットで往生しました。
どちら側に沿っていけばよいかは運任せとなりますが。
この時期大平山往復はかなりの難易度でしょう。
自分は雪のない時季に登りたいと思いますが、やはりこの
末端からはスキップですね。
あと赤倉の北西尾根は烏ヶ森さんの記事を読んだときに内なる候補としてとどめております。
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ハイトスさん (たそがれオヤジ)
2013-02-26 08:27:12
おはようございます。
こだわりと言ってもねぇ、私の場合、即物的というか、物欲しがりに近いようなものです。目の前にあり続けている尾根を歩かないというのも気になって仕方のないものです。
シカ除けのフェンスはうっとうしいです。これが秩父あたりの山になると、ハイカーも入って、難なく通過もできるのですが、足尾の山あたりは、人も歩かないだけに、柵も固まった感じがします。
しかしながら、大平山はともかく、この尾根、お薦めですよ。
内なる候補、私の方が早上がりになりそうですね。
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大平山へ (ななころび)
2013-02-26 23:25:22
こんばんは。
またまた、たそがれワールド炸裂のこだわり歩きレポありがとうございました。未知の大平山への思いが一層つのりました。
記事を読むと面白い尾根だとはよく判るのですが、面倒くさがりの自分はあのようなネット障害の多いルートはどうも苦手です。
地形図ですと、1356m地点だいぶ手前で林道は終わってますが、1356m付近まで林道は延びているようですね。今年、大平山に行くのは自分の大きな目標になりそうです。
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ななころびさん (たそがれオヤジ)
2013-02-27 08:30:15
おはようございます。
たそがれワールド、ですか。苦笑ものですよ。ななころびワールドのこだわり歩きには欠けますわ。
本尾根に、面倒くささはあまりありませんよ。うっとうしさはありますけど。障害物競技のコースを歩いていると思えば、なかなかのバリエーションです。
大平山は松木山とも言われる山ですから、中禅寺湖、黒檜から入るよりも、足尾から入った方がいいですよ。絶対。景色が違いますから。そうですね。南尾根から入って、社山を経由し、中禅寺山から下るというのはいかがでしょうか。お付き合いしますよ。
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