え?そんなこと知らなかったの?
と驚くことがよくあります。この時もそうでした。
「背もたれって何ですか?」
家庭によくあるダイニングキッチンの絵を見ながら、指示された場所に答えを書き込むペーパー課題をしていた時のことです。お父さんがよく胃もたれだって言ってるけど、背もたれは病気なんですか?
と、そんなことは言いませんでしたが、
一枚の絵の中に知らない物が次々と発覚するので、私の方がとても不安な気持ちになってしまいました。
「ながし」「まないた」「じゃぐち」って何?という具合です。いつも目にしているもののはずなのにです。「包丁」の名前がどうしても出てこなくて、「ナイフでしょう?」と怪訝な顔をしている子どももいました。「湯飲み」を「コップ」と言う子どもの多くは「やかん」や「どんぶり」を知りません。
内緒ですが「菜箸」を「押さえ箸」だと思っていたお母さんもいます。確かに、おでんのはんぺんを押さえたりもします。