うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

目覚めれば、寝坊だった

2018年06月29日 | 日記

昨夜はさすがに暑くて、

クーラーをかけて寝ることにした。

 

目覚めると、待ちに待った土曜日が始まった。

「今日は確か、午前は歯医者だった。

でも本当は、美容院に行きたいんだよな~」

そう呟きながら、診察券を確認すべく老眼鏡をかけたら、

予約欄に、30日13時と書いてあった。

「そうだ、今回は予約を午後からにしたんだった。

美容院に朝イチで走れるじゃないか!」

 

私が通う美容院は、予約ができない。

その代わりに、若干お安いのだ。

それがゆえ、髪を切りたい人々によって、

開店前に先を争うレースが繰り広げられるのが慣例となっている。

とくに土日のレースは熱い。

少しでも早く散髪を済ませて、残りの休日を有意義に過ごしたい。

そう考えた選手たちの1位狙いのレースはし烈を極めるのだ。

 

「よっしゃ、いっちょ走りますか」

私はアキレス腱のストレッチをしながら、

今回のレースのイメージトレーニングをしていた。

そして、スタート!

このレースのスタートは、極めて静かでさりげない。

せっかちな選手の第1歩がスタートの合図だ。

駐車場に停められた車から、続々と選手たちが飛び出した。

 

そして、すでに車から降りていた私の作戦が功を奏し、

晴れて1位となったのだった。

 

髪型は、もちろん

「おかっぱにしてください」だ。

私は眼を閉じて、美容師に身をゆだねた。

どれ程の時間が経っただろうか。

うつらうつらしていると、

「お客様?」という声がして、目を開けてみたら、

鏡に映る、ジャンボ尾崎カットの私がいた。

頭部は角刈りで、うなじ部分はなぜか、切る前より伸びている。

すだれのように垂れる襟足の髪に、

私は思わず「涼しげやな~」と発してしまった。

その軽はずみな発言が、「OK」のサインとみなされ、

私は支払いを済ませて、店を出された。

 

なぜだ?

なぜ?

なぜなの?

おかあさーーーん!

 

私はきびすを返して店に戻った。

受付の店員は、

私の襟足のすだれに負けず劣らぬ涼しげな顔で

「今からですと、午後1時にお取りできますが」

と、のたまった。

 

ちょっと待って!

無理じゃん・・・

 

いや、諦めちゃだめだ。

こうなったら、別の美容院に飛び込もう。

 

そして、私は歯科医の近くにある、

1軒の美容院に飛び込んだ。

「助けてください。

お願い、たすけ・・・て・・・」

倒れこんだ私は、そのまま意識を失ったようで、

気が付けば鏡の前に座らされていた。

そして、後頭部のあたりから

「お客様?これでいかがですか?」という声がした。

 

あかんがな!

襟足のすがれに、パーマかかっとるがな!

お転婆な、マリーアントワネットか!

 

助けて~

誰か、助けて~

 

叫び続けていると、

「おかっぱちゃん?どうしましたか?」と

肩を揺する男の声がして、

私は、ようやく夢から醒めたのだった。

 

おはようございます。

今日は金曜日なんですね。

まず、その点にガッカリですが、

金曜日なんだから、会社へ行こうと思います。

 

よねさんや?

よね「いってらっしゃーい」

はい、いってきます。

 

うんこは?

うんこさん?

 

うんこ「らっしゃい」

 

おい、おたま!

おたま「・・・・い」

いい夢、みろよ。