私は、時々思う。
少なくとも、哺乳類は、
それぞれの種で分類するより、
オスとメスで分類したほうが、理にかなっているのではないかと。
おはようございます。
我が家のメス達は、なんとなく分かり合えている。
気まぐれだと言われるが、いやいや自分なりの理由があるの。
前髪が決まらなかったら、気分が乗らない訳。
それでもやってんのに、さて一息ついてトイレにって思っても、
ちょいと起きてきてトイレに入ったまま出てこない、オス。
何をしているんだ?
何を生み出しているんだ?
それでも、メスは分かってる。
「早く~」って言わない訳。
だって、女の子だもん。
我慢してる間に、ちょっと引っ込んでても黙って待ってるの。
ようやくオスが出てきて、すぐさますれ違って入ると、
オスは「なんか、機嫌悪そうだな」って怪訝な顔で見てくるの。
おめーが、のんびり生み出してるからだろうがって思っても、
言わないよ、女の子だもん。
さてと座るじゃない?
臭くて吐きそう。
下から出したいのに、上から出そう。
もう、やんなっちゃう。
冷蔵庫を開けて、ため息をつくメスに、
オスは、「女って、よくわかんねえな」ってため息をつく。
ちげーわ!
お茶くらい無くなってたら、作ってとは言わない。
空の容器くらい、出しといてよ!という、ため息だ。
料理をしながら、あぁぁ、頭痛いな~って言うと、
オスは優しく言う。
「大丈夫?頑張って」と。
これ以上、頑張れん!
メスは、ひたすら延々、撫ぜてくるとイライラするの。
私だって、肩揉んでなんて言おうものなら、
延々肩じゃなくて、首絞められるからね。
で、我慢できず噛みつくと、「わがままなんだから」って顔される。
そうかと思えば、ご飯だよって言ってんのに、
オスは「うん」と言ったか言わないか、とにかく他事を始める。
いや、ご飯だってばさ。
とまあ、私達は、オスとの距離感がつかめずにいるのだ。
おたまは、子猫時代から、実家の爺ちゃん以外には甘えない。
私には抱っこどころが、撫ぜられることも嫌った。
嫌いだからといっても、全力で逃げる訳でもなく、
何とも言えない顔で、抱かれる。
もうね、逃げて!
そんな顔するんなら、全力で逃げて!
こんな事ではいかん。
爺ちゃんにしか甘えられないのは、
きっと、意地を張ってんだろうと思い、
もっと私にも馴れさせて、甘えさせてやらねばと、
メスは大いに、このオスを甘やかす。
ご飯の時間も
来やしないから、行ってやる。
撫ぜられるのは、気持ちいい事なんだぞって
思いを込めて撫ぜ撫ぜトレーニングを続けた。
4年、続けた。
しかし、どんな時も、
おたまの「ゴロゴロ」音が、私の耳に届くことは無かった。
そういうタイプの子かな?
たまに、ゴロゴロ言わない猫もいるからね。
なんて、おじさんに言っていたのに・・・
えっ?
おい!
おい、おい、おーい!
おまえ、さては、ただの男好きか?!
もう、分らんです。