いつも通りに、
日々を過ごしていたら、月が替わっていた。
おはようございます。
11月は、あやらしい、あやの顔だ。
いつも、大体、こんな顔でいる、あやだ。
この部屋は、いつもは殺風景だが、
うんこが逝ってから、少し華やいでいる。
うんこのために、お花がいくつか届いたからだ。
ポンままさん、かずさん、桜吹雪さん、
ありがとうございます。
そして、私は床の拭き掃除をしなくなった。
うんこが慢性鼻炎だったものだから、
年中、鼻水を飛ばしていて、床は乾いた鼻水だらけだった。
それなのに、うんこが逝く3か月前から、
どういうわけか、うんこの鼻水がピタッと止まった。
掃除が楽になったはずなのに、私は嫌な予感がよぎった。
うんこは、親孝行だからな。
もしかして・・・
そんな不安をかき消しながら過ごしていたが、
拭いてもこびり付いていた、頑固な鼻水跡は日に日に剥がれていき、
うんこが逝った日には、
ついに我が家の床は、すっかりピカピカになっていた。
床がピカピカになった部屋には、
うんこのネズミと、うんこのための花が飾られている。
そして私は、ピカピカの床に座り込んで、
うんこのネズミを手に、棚の上に飾られた花を見上げて、
「うんこ、綺麗なお花だね」と話し掛けている。
もう11月だ。
うんこが居た10月は過ぎた。
私はようやく、
カメラに残されていた10月のうんこの画像をUSBに移した。
もう、11月なのだから。
1か月前の朝の風景。