うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

結局、分からんのかーい!

2023年02月27日 | おたまの事

この土日は、めっぽう寒かった。

冷たい風が吹き荒れていた。

私は、コンクリートの上でスリスリ甘えるチャー坊が寒かろうと思い、

膝に抱き上げてみたが、当のチャー坊は、

「やめてよぉ。なにするんだよぉ。」

といった緩い具合で、膝から降りた。

彼は、めっぽう優しい。

 

おはようございます。

私は、猫は奇跡を起こす生き物だと信じている。

それは、気付かないほど小さな奇跡の時もある。

ほんのささやかな、不思議な奇跡だ。

なのに、野良猫を迷惑がったり虐めたりする人がいる。

こっそりでもいいから、その猫を見ていて欲しい。

可愛がらなくってもいいから、こっそりと。

ささやかな奇跡を体験できるかもしれないから。

 

そんな私は、犬好きだ。

犬にも、きっと素敵な奇跡が起こせるのだろうな~。

いいな~体験したかったな~現世もう無理だろうな~。

 

ある日、家に帰ると風呂場に、黒い抜け毛が散乱していた。

加えて、猫の糞が転がっていたのだ。

私は、とっさに推理した。

おたまだ!

おたまが、たれ蔵を虐めて風呂場に追い込んだ。

そのせいで、たれ蔵が恐れて脱糞してしまったのではないだろうか?

 

私は急いで、たれ蔵の元へ走った。

「たれ蔵、大丈夫か?」

たれ蔵は、なにが?という顔をした。

怪我もしていないようで安堵したが、おたまへの怒りが湧き上がった。

「おたま、どこにいる?おい、おたま!」

窓辺に居たおたまを見つけ、歩み寄りながら声を掛けると、

おたまは、なにが?という顔ではない顔だった。

何かを思っている顔だ。

 

おたまとたれ蔵は、いつも微妙なバランスで距離を取って過ごしてきた。

追いかけっこして遊ぶこともあるけれど、決して気の置けない仲ではない。

 

私は、

「たれ蔵に何かあったんか?お前がやったの?教えて。」

と、静かに問いかけた。

おたまは、怒りを堪える私から目を逸らさない。

おたまは、何か言いたげだが、私には分からない。

ただ、たれ蔵が普段通りだったから、それでいいかと思うようにした。

 

その次の日。

あやを構っていると、来た来た。

 

あや「おたま、なんなの?やる気?」

あやにチョッカイを掛けに来たのかと思いきや、どうも違う。

逆に気味悪く思ったあやは、退いた。

 

すると、おたまは、

何気なくを装った風に、

 

近寄ってきて

 

私に抱っこをねだってきた。

おたまが、こんなことをするのは、滅多にない。

 

おたまは、昨日のことを、何か伝えたいのだな?

わかったよ。よしよし、わかったよ。

私は、そう言いながら、しばらく抱いていた。

で、おたまは何が伝えたかったのだろうか?

ごめん、さっぱり分からんのや。