昨日は、
冷たい雨だった。
おはようございます。
突然、春みたいな日がやって来たのに、また突然、寒くなると予報で知り、
私は急いで夜なべした。
いや、9時に寝るのを堪えて、
1時間かけて創作に集中し、10時には寝たんですがね。
たまに、
「昨日、あたし、全然寝てないじゃんね?!」
と言ってみたかっただけだ。
で、作ったのは
チャー坊のお家。
ご覧ください。
この芸術的な切り口を!
仕上げにガムテープで上下を張り付けるのは、設置する時にしよう。
そう思い、一旦折りたたんでおいた。
そして昨日は、これを抱えて出社したわけだ。
チャー坊は、いつもの場所に居た。
車庫の中だから雨は凌げるが、やはり寒い。
私は、まずチャー坊にご飯をやり、食べている間に車庫内を整理して
チャー坊のお家を置ける場所を作った。
食べ終わったチャー坊は、不思議そうに首を傾げて眺めている。
首はいつも傾いているのだけれど、側でじっと見ていた。
そんな最中も、車庫内は冷えている。
私はガムテープで箱の上下を張り付ける前に、とりあえず設置してみた。
「ほら、チャー坊、入ってごらん?」
そう声を掛けると、チャー坊は素直に入ろうとするではないか。
どうかな?
入ってくれるかな?
そんな不安を抱えていたから、早くもガッツポーズだ。
と思いきや、チャー坊は
「なんか、ちょっと・・・」
と入るのをやめた。
何かがちょっと違うようだ。
私は、
「いやいや大丈夫だから、ほら入ってみ」
と、お家をポンと叩いた。
すると、
なんと?!
そこそこ頑丈な?!
段ボールが?!
ガラス細工のような儚さで、パカッと開いた!
パカッとトランフォームして、屏風になった!!
(※回収後の再現図)
「いや、嘘でしょう?」
右手に持つガムテープは、上と下を貼るためにあるはずが、
もはや、どこを貼ればいいのか、もう分からなくなった。
呆然とする中、
弊社のドライバーさんが声を掛けてきた。
「その箱だと、こいつには小さすぎんか?」と。
私は屏風を見つめたまま、
「分からない。だってもう入れないもん、分からない。」
と呟いた。
もう箱じゃないんだもん。
屏風になったんだもん。
そうキレそうになった時、ドライバーさんは
段ボールを私の前に置いて、
「この辺をくり抜けば、いいな?」
とカッターでくり抜き始めた。
その箱は、私が作った元チャー坊のお家より、
少し大きくて、さらに頑丈な箱だった。
チャー坊、良かったねぇ。
あんたのこと思ってくれる人は、私だけじゃないからね。
チャー坊「うん、わかってるよ。ありがとね、おじさん。」
だよね~だよね~。
という、一件落着であった。