先週は暖かかったのに、
今週は、また寒いらしい。
おはようございます。
こうなると、上着のボタンを開けたり閉めたり、
袖を上げたり下げたりと
「もぉぉぉぉぉぉ、どっちよ~?」となる。
昨日は、かずこさんの髪を洗いに銭湯へ行って来た。
その銭湯でも、大変な訳だ。
大きな風呂がいくつもあるじゃないの。
冬服を着ていると暑いくらいの私達は、服を脱いだら、やはり寒い。
「さっぶいな(寒いな)」
「さっぶいさっぶい(寒い寒い)」
と、わちゃわちゃしながら、入り口に最も近くにある風呂を前に、
「母さん、ほら入りな」
と、私に促されたかずこさんが、片足を入れると、
「つっべた!(冷たい!)」
と、コントみたいなリアクションをした。
落ち着いて壁を見てみると、
『水風呂』と書いてあった。
ならばと、その横の風呂まで行き、
「こっちだ。ほれ、入りな」
と、私はまた、かずこさんを促し、片足を入れたかずこさんは、
「あぁぁっつ!(熱い)」
と、これまた見事なリアクションをとった。
改めて壁を見てみると、
『熱湯』と書いてあった。
どこよ?
ねえ、適温の風呂はどこなのよ?
焦った私の眼に映ったのは、露天風呂の文字だった。
これまで一切合切、壁の文字を読まずにいたのにだ。
「あそこだ、かあさん、行こう!」
と露天風呂へ出るため、扉を開けたと同時に
私とかずこさんは、
「さっぶ」と叫び、慌てて扉を閉めた。
「もうほんと、寒いのだか暑いのだか、難しいったらありゃしない。」
なんて嘆いたが、銭湯での困惑は、ほぼ私のせいなのだった。
結果、寒くて暑くてあったかくて、実に楽しかった。
そんな我が家は・・・
全てしまい込んで閉じてる、たれ蔵。
上手に閉じてる黒い男。
と、
瞼を閉じてる、おたま。
こじ開けようとしても、決して開けない、閉じてる白い男。
と、
全開
大全開な女。
あや「暑いんだか寒いんだか、わかんないわ!」
分かる~!!
テステス