うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

愛の追い込み作戦

2023年02月09日 | 日記

怒鳴られた~。

怒鳴られちゃった~。

 

おはようございます。

軽い交通事故に遭って以来、父は荒れ狂っている。

駐車してトランクを整理していた時に、

それを確認せずバックしてきた車にぶつけられたのは、約2週間前のことだ。

その際、父は衝撃に押され尻もちをついた。

そのせいで、尻を打撲したわけだが、

今でも、尻がまだ痛いらしい。

それ以上に、愛車の修理が長引いていることに苛立っている。

 

苛立った父は、もはや狂人だ。

それは、昔からだ。

アンガーコントロールが出来ない男なのだ。

その姿は、まったく見苦しい醜態だ。

人間のもっとも、嫌な部分が露わになる。

 

 

昨日も、仕事中に電話を掛けてきて、10秒後には私を怒鳴った。

怒鳴って電話を切った。

私は、もはや質の悪い言い掛かりに等しい父の依頼を叶えるべく、

仕事を抜けて実家へ向かうことにした。

「怒鳴られちゃったもんで」

と伝えると、隣りの熟女さんが大笑いをした。

もちろん、悪気なんて無い。

そんなの聞いたら、笑う以外の反応なんて、できやしない。

そして、それが良かった。

非常に救われた。

気持ちがぐんと軽くなった。

景気のいい笑い声に送られた私は、それだけでちょっと元気を貰えた。

 

そして、運転中、考えた。

「めちゃくちゃ、優しくしよう。

めちゃくちゃ笑顔で実家へ入ろう。

めっちゃくちゃ、親切にしてやろう。」とね。

そして、その通りを実践した。

すると夕方、また父から電話が鳴った。

取ってみると、父は泣きながら謝っていた。

「お前に怒鳴るなんて、なんてことをしてしまったんや」

と、泣き声だった。

 

私はその時、この一連を『愛の追い込み』と呼ぶことにした。

追い込みだから、さらに追い込んでみた。

「父さんの苛立ち、分かる。でもこれじゃ、かずこさんも心配だし、

せめて父さんの痛みだけでも取れればと、

あたしね、自分の指2~3本掛けて願掛けしようと思ってるの。

あたしの指程度で、神様が聞いてくれるか分かんないけど、やってみる。

もうちょっと辛抱しててね。」

そう伝えると、父はどうやら絶句した模様だ。

お手本のようなドン引きだ。

正直、笑っちゃった。

一応、記しておくが、私は本気だ。

こういうのは、バカバカしくっても本気で臨まなければ効かないと思う。

神様にではなく、父には、だ。

 

とはいえ、今回は願掛けはしないで済みそうだけれど、

尻の痛みに寄り添う座布団なるものは、持って行こうと思う。

2種類買ったから、まずは1個、小出しに持って行こうと思う。

 

昔から、怒鳴る父が苦手だった。

怒鳴られるかずこさんを見るのも嫌だった。

救いは、かずこさんが怒鳴られたって怯まなかったことだったが、

そのせいで喧嘩ばかりになるのも嫌だった。

なのに私は、何もできなかった。

何もせず、縮こまっていた。

今でも怒鳴られると、動悸がして体が震える。

だからこそ、今だ。

今、私はそれを乗り越える好機にいる。

やってやろうじゃねーか。

 

私の『愛の追い込み』を舐めるなよ、ジジィ!

 

さて、たれ蔵は何をしているの?

なんだか、素敵な光景に見えるけども?

 

たれ蔵「ぼくも、そこに寝たいの」

 

のん太「のんは、何も聞こえない」

追い込んでる~?!