うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

幻のアパートメント

2023年04月08日 | チャー坊のこと

チャー坊を実家に保護して、

今日で20日目になる。

 

おはようございます。

出会ってからは、2か月が過ぎた。

たった2か月間のことなのかと、我ながら驚く。

それくらい、長く感じる。

そしてようやく、

ここ最近、チャー坊の本来の姿が見られるようになった気がする。

君、こんな可愛らしい顔してんだね。

 

出会った頃は、

目の焦点も合っておらず、まるで空っぽに見えた。

猫の姿をした、空っぽ。

腹の中も空っぽだろうに、腹だけが異様に膨らんでいて、

それが、首を傾げたまま変な歩き方して寄ってくるもんだから、

こう言っちゃなんだが、不気味にさえ思えて、

触ることを躊躇った。

「うわぁぁぁ」

としか言えなかった。

今更、あの頃から、もうかなり具合が悪かったんだなっと気付く。

 

あの日から私は、

チャー坊が可哀想と思わなくなるまで動くと決めた。

頭ん中はフル回転しっぱなしで、気付けば泣いてて、

絵に描いたような『半べそで七転八倒』をしていた。

たった数日間前の過去が、既にバカバカしくって笑っちゃうくらい、

自分の本末転倒ぶりは凄まじかった。

 

その後始末というべきか、今日は不動産屋さんに行く。

実家に保護しても、可哀想がなかなか消えなくて、

「やっぱ、こんな飲んだくれとボケ老人の家じゃ可哀想だ!」

と思い立ち、動いた。

アパートを一室、借りるという手段に出たのだ。

考えてみれば、たった20日間だ。

もう少し粘り強く、馴染んでいく経過を見るべきだし、

実際、チャー坊は体調が整ってきて、なんだか可哀想に見えなくなってきた。

飲んだくれとボケ老人とも、チャー坊ならやっていける気がして来た。

家族になるんだもん。

良いことばっかじゃない。

飼い猫になるってことは、人とどう付き合っていくか、どう乗り越えるか、

いろんなことを経験して、絆を深めていくものだ。

今のチャー坊になら、「君も頑張れ」と言える。

ここ、2~3日でそう思えた。

 

なのに今日、

正式にアパートの契約をすることになっているだなんて、

もうほんと、呆れちゃう。

しかも、私は借りようとしているアパートが見つけられない。

近所にあることは間違いないんだ。

歩いて8分、車で3分なんだ。

なのに、今だにどこなのか、見つけられないでいる。

私にとっては、もはや『幻のアパートメント』。

そこを契約します。

万が一、実家では難しい、危ないっと判断したら、

すぐチャー坊を避難させられるように、

やっぱり、しばらく確保はしておくべきだろうか?

家賃も距離も、これ以上の物件は、まずないだろうし。

ん~、悩ましい。

幻のアパートメントに大出費・・・悩ましい。

とりあえず、

節約して、真面目に働いて、おじさんの貯金をねつらいながら、

頑張てみようかしらん。

 

おや?

おたまも、無駄に頑張っているのだな?

おたま「たれ、おらの雄姿をみるだ!」

 

 

 

おたま「どうだ?」

たれ蔵「・・・。」