私はまた、
ノートを書き始めている。
おはようございます。
子猫を拾った時、老猫が逝く時、猫が病気に罹った時、
私は、ノートに記録するようにしている。
猫1頭の専用ノートを作るのではなく、
一頁も明けずに、ずるずる書き続けて、今で5冊目になる。
子猫の育児日記も、闘病日記もごちゃまぜの時系列だ。
チャー坊を拾った時から書き始めた4冊目のノートには、
うんこの闘病記が残されていた。
2021年10月11日
午前3時10分
うんこ、本当によく頑張った。
息が止まった今でも、うんこはふっくらしていて
被毛もつややかだ。
ピカピカのまま、あの世へ旅立った。
この頁をめくると、次の頁はもう2023年3月が始まる。
3月20日
チャー坊、保護!
・4.3キロ
・消炎剤、ビタミンの注射
・輸液
多飲多尿、尿の臭い、色が薄い。
昨日から、もう動けず震えている状態。
腎不全の末期か?
体重的には、まだ終末じゃない気がする。まだ生きる、たぶん。
どこまでしてやれるか、チャー坊のQOL重視!
そう書かれていて、なんだかおかしな感覚に陥る。
チャー坊が、まるで長いこと共に暮らしてきた猫みたいな感覚だ。
現在のチャー坊は、
ついにやっと、マンソンをすべてやっつけ、
片耳の外側にできたハゲとの闘いをしている。
と同時に、なんとなく下痢が再開か?
当のチャー坊は、私と長く暮らしてきた猫みたいに、
私のすることなら、何でも信じる。
他の人間は、まだ怖いと思っているくせに、
私のことだけを、一心に信じている。
だからという訳じゃないが、いや、やっぱり、だからか。
チャー坊の闘病記も、
うんこの時みたいに、丁寧に書いて行こう。
そう思っている。