大型連休も、終盤を迎えた、この土日。
私は、連休中いったい何をしていたのだろうか・・・
おはようございます。
毎日、必ず長めの昼寝をしていた。それ以外、何も思い当たらない。
と言う事は、シッター記録後の連休の報告は、
寝癖と夢の話のみになってしまうのだ。
あまり、楽しい報告は出来ませんが、
一応、寝癖シリーズ・連休バージョンから参ります。
「ニュートラル」
ある日の朝の、ホラーなおかっぱ。
どうやっても前髪が分かれないので、この状態のまま、
出勤するおじさんを、玄関で見送ってみた。
「右半分、全はね」
左は、全く跳ねていないという、奇跡でもある。
「王道」
寝ぐせの王道といえば、このパターンではなかろうか。
一部分が、飛躍的に跳ねる、まさに王道である。
こんな寝癖を付けた40過ぎの女が、昼間に見た夢なんて、誰も知りたくはないだろうが、
とても、気持ちのいい夢を見たんだ。
絶世の美少女と国中の民衆から騒がれるオカパリーナ姫は、ある時こっそり独り旅に出た。
飛行機から降り立ったオカパリーナ姫は、深呼吸をして、呟いた。
「ここでは、私は普通の女の子なんだわ。お転婆したって誰にも叱られない。」
隣国へやってきたオカパリーナ姫に気付く者は誰も居なかったが、
美しさは、隠すことが出来るはずもない。
風に揺れるおかっぱヘア、どこを観ているのか分からぬ程の小さ過ぎる、つぶらな瞳。
ほんのりくすんだ唇から、少々出っ張った歯が眩しいほど光っている。
そして何より、香しいほどに漂う、気品。
「ダメ、みなのもの達が私を観ている。隣国の姫だとバレてしまったのかしら?」
そう怯えるオカパリーナ姫の背後から、男の声が。
「あ、あの、スカートが、下着に挟まっています。」
その声の主を見る間もなく、急いで後ろを確認したオカパリーナ姫は、
「げっ。わしパンツ丸出しやないかい!」と叫び、思わず口を押えた。
テンパるオカパリーナを落ち着かせようと、
あの声の主だったエドワードは、すぐ近くのサロンへといざなった。
「全く君って人は、不思議な女の子だね。」と、
アールグレイティーを飲みながら、エドワードは笑った。
オカパリーナ姫は、この男ったら、私の恥かしい姿を観ていたくせに、
笑うだなんて、なんて無礼なのかしらと思いながら、
ローズティーを口に含んで、はっとした。
「あぁぁ、お母様の味がするわ。」
オカパリーナの潤む瞳を、じっと見つめるエドワード。
(いやよ、観ないで。泣き虫だって思われちゃう。)
オカパリーナはホームシックで涙ぐむ自分を悟られまいと下を向くが、
エドワードは、更に顔を近づけながら、覗き込んでくる。
(え、なに?この人・・・まさか、恋?)
頬を染めるオカパリーナに、エドワードは、こう言った。
「君はまさか、男子かい?鼻の下に薄くヒゲがあるだろ?」
オカパリーナは、「これは、産毛だ!」と、猛烈に切れたのだった。
・・・省略・・・・
その後、オカパリーナはエドワードのエスコートのおかげで観光を楽しんだ。
別れの時、名残惜しかったオカパリーナは住所を書いた紙を、
エドワードにそっと渡した。
・・・・・・・・・・
「ねぇ、爺や。お母様はどこなの?」
爺や「王妃様は、バラ園においででございます。」
爺やから王妃の居場所を聞いたオカパリーナはバラ園へと向かった。
美しいバラに囲まれた、カズコベス王妃を見つけたオカパリーナは、
駆け寄ろうとしたが、その足を止めた。
(お客様と話しているわ。)
はしたないと思いながらも、バラに隠れて様子を伺うと、そこには、
あのエドワードが居た。
「初めまして、エドワードと申します。」と挨拶をするエドワードに、
カズコベスは、
「そなたの事は、娘から聞きました。世話になりました。」と礼を言った。
すかさず、エドワードは恐縮しながらも思い切って、言ってみた。
「実は、娘さんの旅行費のすべてをわたくしが立て替えたのですが、
お母様、お支払い願いますでしょうか?
合計しまして、2万5600円でございます。」
それを聞いたカズコベスは、
「わし、知らんがな!」と小走りで走り去るのだった。
その、逃げ足の速いカズコベスに扮する我が母の姿を観て、
爆笑しながら、目を覚ましたのだった。
この、話、長すぎましたね。申し訳ありません。
さて本題の、我が家のネコ達の連休の様子です。
下らん夢を見ている飼い主の、周辺のネコ達は
私に乗って、微睡むうんこを、羨むあや。
気付けば、
入れ替わって、乗ってるあや。
その横に眼をやると、
私の頭下にあったはずの枕に、きく。
あやに退かされた、うんこが後方でフレームイン。
起き上がってみると、
おたまは、
生きてるの?これ、生きてるの?
トイレへ行ってみると、
まさかに、よね。
珍しいねぇ、君がトイレで寝るなんて。
よね「おばちゃんが、うるさかったの。エドワード・エドワードって」
あっ、失礼!
最後に、迷子のお知らせです。
札幌当たりに、お住まいの方が居られましたら、
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もし見かけても、追いかけたりせず、
こそっと、飼い主様にご連絡をお願いいたします。