うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

編み物のリアル

2019年11月18日 | 日記

たまには、

やってみるか!

 

おはようございます。

昔は、編み物が好きだったが、

猫と暮らしていると、毛糸ってのは、なかなか厄介な物となる。

 

編み物をしている女性を想像してみただけで、

癒しの素敵画が思い浮かぶだろう。

表情は、ふわふわの毛糸のように微笑んでいて、

座っている椅子は、もちろん、揺れるやつだ。

そう、ロッキングチェアが似合う。

私は以前、ロッキングチェアを本当に買ったくらいだ。

編み物のために、買ったといっても過言ではない。

私は形から入るタイプなんだ。

そして膝には、もちろん?

そう!

可愛い猫が寝ていれば、完璧だ。

 

しかし、実態はどうだろう。

毛糸を前に、猫は寝ている場合ではない。

私の膝にある毛糸を、鋭い視線で狙う。

隙あらば、毛糸を奪い取って、即座に巣に持ち帰ろうと企んでいる。

なんなら、コネコネ動く編み棒もガチガチに咬んでやろうと狙っている。

察知した私も、微笑んでなんていられない。

「こらー!だめだぞー!」っとけん制をする。

もちろん、こっちも負けてたまるかといわんばかりに鋭い視線で睨んでやる。

ピーンと張りつめた時間が続く。

ふっと気を抜こうものなら、あいつは襲い掛かってくる。

そして、ついに、飛び乗って来た。

「こんのやろぉぉぉ」

こうなれば、後は本気の追いかけっこが始まる訳だ。

どこが癒しだ!

殺伐としてんじゃねーか!

 

そんな苦労を再び経験し、出来上がったのがこれだ。

これ、なーんだ?

 

変幻自在型猫ベッド

座布団にもなるし

包まれ感あるベッドにもなる。

 

どうだい?

乗ってもいいぞ。

いいんだぞー。

いいんだってばさぁ~

 

おい、おたま!

さっき、すごく、気にしてたやん?

どうして

わざわざ、そんなとこで、寝にくそうに寝てんだい?

あのベッドで寝たら、さぞや気持ちいいぞ~

おたま「おらは、ここがいいだ」

そっか・・・

 

おっ!

のん太の陣地にするんか?

いいぞいいぞ~

 

のん「むーむー。かかぁ、これ邪魔ら。むーむー」

なんだとぉ!

その後、のん太は自力で退かした。

何度乗せなおしても、退かした。

こんのやろぉめ~!


猫が増えると、こうなるの

2019年11月16日 | 日記

雨上がりの朝、

車を運転していると、

前方には、大きな虹が掛かっていた。

 

おはようございます。

このまま、真っすぐ進めば、虹の橋をくぐれるかもしれない。

私は胸を躍らせて、右折するはずの交差点を真っすぐ超えて走った。

真っすぐと続く道を、虹に向かって走った。

そして、会社に遅刻した。

 

昔、打ち上げ花火の裏っかわが見たくて、

必死に自転車を立ちこぎした、あの夏の日を思い出す。

 

そんなわけで、

私は今も昔も、相変わらず、

猛進したり、ぐるぐる回り続けたりしている。

成果はいっさい、出ないままだ。

 

猫ベッドでは、予想通り撃沈したわけだが、

迷走は、まだまだ続いている。

我が家は、今年、若い猫が一気に2匹加入した。

そうなると、今までの我が家では立ち行かなくなる。

と、予想したわけだ。

あくまで、予想なのだから、今動く時じゃない。

でも猛進旋回、右往左往と動いちゃうのが、おかっぱだ!

それでこそ、おかっぱだ!

 

作戦としては、

たれのんの陣地を他猫にストレスをかけない方法で

拡げてやるという事だ。

 

のん太!

君のために、かかぁは考えてんだぞ!

ファンヒーター近すぎない?

 

のん「ここは、のんの陣地らぞ!」

 

のん「ここもらぞ!」

 

のん「ここもら!」

そこは、かかぁの陣地だわ!

 

ということで、

こんなのを、置いてみたのら!

ヒットー!

凄く、いい感じに気に入ってる模様です!

飛び乗ると滑ってずれるから、裏に滑り止めを貼ったが、

凄く滑るタイプの滑り止めを買ってしまった。

さすが私だ。買いなおしだ!

 

あや「ここ、あたしの場所にしようかしら?」

へっ?そうくる?

 

のん「あやねーめ、ここはぁ~、のんのぉ~」

 

のん「じ・・・」

固まった。

さすが、あやだ。

睨むだけで、石にしてしまった。

さて、部屋の模様替えは、まだ終わらない予感がする・・・。

 

おい、おたま!

おたま「のん太にベッド取られたぞ。じーちゃんに言いつけてやるからな」

お前は、けっきょく、優しいんだよな。


ほくろたれ蔵キャンペーン

2019年11月14日 | ほくろの成長日記

せっかく覚悟して

スマホを使い始めたが、

なんだか・・・・

 

おはようございます。

昨日からネットに繋がらないし、

でも通信は普通にできるから、

ある意味、ガラケーと、なんら変らない小型電話になっている。

だったら、いいじゃんね?

いいのか?

 

便利って面倒くさい。

以前、ボロアパートに住んでいた頃は、

洗濯機がなくて、というより買うのが面倒で

私は、風呂場のぼこぼこした床を洗濯板代わりにし、

そこへ衣服をゴリゴリ擦り付けて洗っていた。

するとどうだ。

入居前からだろう薄汚れた風呂場の床が、

毎日洗濯物を擦り付けたことで、ピッカピカにきれいになっていくではないか。

ゴリゴリされた衣服がきれいになっているかは、もうどうでもよかった。

ハウスクリーニングの業者でも落とせなかった汚れが

落ちていく様は、私を無我夢中にさせた。

しかし、当然ながら楽ではない。

すると、余計な汚れ物を出したくないという発想をし始める。

結果、衣服は3枚、下着に至っては1枚あれば、

365日をやり過ごせるようになった。

そして、風呂から出たら何で拭くの?

拭かぬ!

といった具合だから、

そんな暮らしは、快適ではないかもしれない。

夜に脱いだパンツを風呂場で洗い、朝まで干して履く訳だから生乾きだ。

今は、洗濯は洗濯機が洗ってくれるし、

皿は、おじさんが洗う。

私は、あの頃と比べれば、遥かに多くの便利な物に囲まれている。

しかし、あの暮らしを、今でも心のどこかで求めているから不思議なものだ。

とはいえ、皿は未来永劫、おじさんが洗えばいいと思っている。

 

便利といえば、我が家の、ほくろたれ蔵さんだ。

最近、よく聞かれる言葉が「結局、今、何匹いるの?」だが、

今年は、猫の出入りが激しかったから、無理もない。

実家の両親でさえ、たれ蔵の存在を忘れているくらいだ。

それほど、手のかからない猫が、ほくろたれ蔵だ。

そろそろ、生後6か月になる計算だから、まだ子猫だ。

子猫なんだよね?と疑いたくなるほど、彼は落ち着いている。

 

ここから始まった、たれ蔵との暮らしは、

いつも、たれ蔵に救われていた。

 

よねの闘病にヒントを与えてくれたのも、

ちょうど、その足並みに沿って成長していく、たれ蔵の存在だった。

 

第一線での子育ては引退したはずのうんこの母性も、なぜか、たれ蔵にだけ蘇らせた。

うんこも、活き活きとしていた。

 

たれ蔵が来て、ちょうど2か月後

こんな感じになっちゃって、さすがに呆然としたが、

それは私に限らず、我が家全員で、呆然とした。

しかし、たれ蔵だけはそうではなかった。

本来、乳飲み子にては、もっとも注意すべき存在だろうが、

たれ蔵には当てはまらなかった。

むしろ、ここでも、大きな支えとなった。

たれ蔵が来て23日後、よねが逝き、

こしょうが来てちょうど23日後、こしょうが逝った。

 

たれ蔵が絡むと、ちょうど、って事ばっかりだ。

笑っちゃうくらい、ちょうどが多い。

たれちゃん、ありがとね。


結果、手の中には300円・・・

2019年11月11日 | のん太の成長日記

出会いも別れも、

エネルギーが要るものだ。

 

おはようございます。

そんなわけで・・・

今日は、のんが書いてやる!

この、美ちちゅぎる「のん」が書くじょ!

かかぁが、ぶちゃいくな顔で、豚と寝てる間に書いた!

夜なべちて書いた。 

 

かかぁは、ちょっと前まで、

「ここでいいんか?こんな家で?」て聞いてきて

のんを、追い出そうとちてた。

かかぁめ!

こんな良い子の、のんを、家なき子にちゅるちゅもりか!

同情ちゅるなら、銭っこよこちぇって言ってやった。

1億万円よこちぇって。

そちたら、かかぁったら、宝くじを買ってきたんら。

「家には今、縁起物が揃っている。

カギしっぽの黒猫と、オッドアイの白猫だ。

ハロウィンジャンボ、買うしかねー!」て、ちゅごい悪い顔で言ってた。

ニマニマちてた。

 

1億万円、当たったかなぁ・・・

ちょちたら、のん、しゅてごになるのかなぁ・・・

1億万円、風呂敷にちゅちゅんで背負えるかなぁ・・・

 

どうちよぉ。

どうちよぉ・・・

 

とりあえじゅ、お水飲んで考えるか

 

ちっかり目を閉じて、飲むじょ

 

ねえ、かかぁ?

 

も一回、ジャーってちろ!

おかっぱ「そっちかーい!」


とりとめのない、命日のお話

2019年11月09日 | うめの事

明日は、

うめの命日だ。

5回目の命日だろうか・・・

 

おはようございます。

4回目かもしれない。

それさえ、おぼろげにしか覚えていない。

 

うめと私は、一心同体だった。

家の中では、常に、互いのどこかに触れていた。

守護霊のごとく、ともに居たのだ。

どっちが守護霊のようだったのかは別として、

それほどに、私達は一心同体が当たり前だった。

 

それなのに、今となれば、どう共に過ごしたのかさえ思い出せない。

どうやって一緒に寝ていたのか、どうやって触れていたのか、

その体温さえ思い出せない。

そのくせ、困った時はいつも、うめを想う。

いまだに、うめに助けを乞うている自分がいる。

 

別れは常に潔く、そう決めたはずだが、

私の財布には、うめの写真が入っていて、

おまけに、きくが生前残してくれた片牙も入っている。

よねの形見は持っていないと思いきや、よねの鼻くそ黒子みたいな猫を残した。

私の心はしっかり、あの子達にしがみついている訳だ。

 

思い返してみれば、うめが居た頃は、私は悩んだ事がなかった。

猫の事も、自分の人生の事もだ。

うめさえいれば、全て大丈夫だと思っていた節がある。

うめが倒れちゃうくらいに、私はうめに持たれかかっていたが、

うめは決して、倒れたりはしなかった。

そして、うめは時には戦った。

 

まだ、うんこが暴れん坊だった頃、

実家の父さんが遊びに来て、何の理由か覚えていないが、

父さんが、うんこを「こら!」と叱った事がある。

その声に怯えたうんこに気づいた、うめは、

本来大好きだった父さんに、唸りながら飛び掛かって、

結構なケガを負わせた。

きくが、爪とぎに爪を引っかけて取れなくなった時もだ。

パニックになったきくを助けようと駆け寄った我が家のおじさんに、

さらにパニックになってしまったきくに気づいた、うめさんは、

やっぱり、おじさんに結構なケガを負わせた。

どちらも、うめの勘違いではあるが、

それでも、うめは我が家の仲間を、命がけで助けたのだ。

大の男が、足から血を流して震えている時、

私は、「うめ、すごい!さすが、あんたはすごい!!」と称えた。

半泣きの男を前に、感涙した。

いまだに、父とおじさんに恨まれているのは、

当然、うめではなく私だろう。

 

今、我が家には、5匹の猫がいる。

うめを知らない猫が2匹、加わった事になる。

時は進んでいるのだ。

それでもなお、私は悩む度、うめに助けを乞うている始末だ。

うめの体温さえ覚えていないくせに。

みんな、どうしてるかな?

我が家を、見ていてくれるのかな?

 

私は今年、ここにも書いたが、おじさんの事でも悩んでいた。

別の道を歩いていく方がいいのではないだろうかと。

その時も、うめに助けを乞うていたのだ。

そうしたら、次から次へと子猫が来るじゃん?

別れようと半ば腹を決めたのに、おじさんに助けを乞う事になったもんね。

 

ねえ、うめさん?

あんた、仕掛けたね?

うめ「何の事じゃ?あたしゃ、とっくに美人のお姉さんの飼い猫に生まれかわってるぞよ」

おい、まじか!?

 

今年の夏での出来事の全容が、やっと腑に落ちた。

我が家のおじさんのお母さんが、一昨日亡くなった。

長い闘病のすえ、最期は安らかだった。

おじさんとともに、手を合わせられる事に、

私は、深く深く感謝をするばかりだ。

 

うめにも、よねやきく、こしょうにもね

ありがとうと、言うべきなのだろうね。