うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

開いた口を塞ぐ時

2022年01月21日 | 日記

私は、

比較的、ぼーっとしている人間です。

 

おはようございます。

長年ぼーっと生きて来ているだけあって、通常時でも、口が開いている。

幼少期、とても大事な成長期に、

ぼーっと口を緩めっぱなしで育ったおかげで、

口を閉める筋肉が、しっかり育たなかったのだと思う。

それに伴い、口元の緩さのおかげで、

口腔内の環境がとても自由になり、

だから、前歯が思う存分育ったおかげで、

出っ歯になったのではないかと、私は推測している。

 

そして、これは自慢ではないが、

ずっと口が半開きな状態で生きて来たから、

いろんな小さな虫を自動的に食べてきただろうと思う。

半開きの私の口は、

虫達にとっては、魅惑のウツボカズラなのだ。

 

が、しかし!

人間ウツボカズラの口が、きゅっと閉じる、そんな瞬間がある。

それは、野鳥を見つけた時だ。

見慣れているスズメやカラスなどには過剰に反応はしない。

しかし、よく会う知り合いや、滅多に会わない鳥には、

かなり敏感に気付くことが出来るのだ。

 

よく会う知り合いとは、ハクセキレイのキイロちゃんだ。

見た目、普通のハクセキレイだが、

車ですれ違った瞬間でも、それがキイロちゃんであれば、

この口が閉じる。

滅多に会わない野鳥に至っては、姿が見えなくても、

気配を感じで口が閉じるのだ。

 

職場の熟女さんは、そんな時、

「どうして気付くのぉ?」と引き気味で驚くが、

普段ぼーっとしている私が、その時ばかりは、

「目で見るな!心の目で、感じろ!」とバシッと言うものだから、

海辺でもないのに、サーっと潮が引く音が響く。

 

人間ウツボカズラの弱点は、

野鳥の気配を心で感じることが出来るのに、

人間の心の満ち引きが、まったく感じ取れないというところだ。

 

そんなウツボカズラが、

最近、職場付近で、よく感じていた気配があった。

それが、この子だった。

ついに撮影が叶ったが、ちょっと分かりづらいですね。

これは、イソヒヨドリという鳥です。

青いんだぜ~。

本来は、海辺にいる鳥だが、近年は都市部にも生息しているらしい。

去年末から、どこかからやってきた。

はじめまして、イソヒヨドリさん。

 

さて、我が家にも、珍しい光景が見られる。

『あやのお転婆抱っこシリーズ』

あやさん?

それ、楽かい?

 

寛げているのかい?

 

あや「確かにね。じゃぁ、こうすっか」

 

あや「よっこらせっと、どっこいしょっと」

なんか、逆さのままよじ登ってきてる・・・。

 

あや「くるりんぱっと。うん、いい感じだわ。」

おばちゃん、開いた口がふさがらないよぉ。


白い猫 大きい方

2022年01月19日 | おたまの事

自分の感受性くらい、

自分で守れ、ばかものよ。

『自分の感受性くらい』茨木のり子 より

 

おはようございます。

昨夜、私はおたまを叱った。

今、この家にいる猫で、叱れれるなんて、

おたまくらいしか、いない。

 

私は昔から猫達に「これは絶対ダメ」を一つに絞っている。

それ以外は、何をしても叱るということはしない。

その「これ」をしたから、私はおたまを叱った。

凄く叱った。

もはや、鬼のように叱った。

 

大人しいように見えるが、

おたまは、決して穏やかな猫ではない。

拘りが強い、不器用で神経質な猫だ。

どちらかというと、多頭飼いには向かいタイプというか、

多頭でいることに、ストレスを感じやすい猫だろう。

だからか、その性格が、時々、攻撃的な行動に繋がってしまう。

 

意地悪ではないし、我儘なわけでも無い。

戸惑ってしまう。

どう振舞えばいいのか戸惑った時、キレちゃうんだ。

 

我が家は多頭飼いだ。

『喧嘩は絶対許さない』

これが、我が家の唯一、絶対ダメなルールだ。

放っておいた方がいい場合もあるが、

一方的にキレるという行為は、叱るようにしている。

 

でも、昨夜の叱り方は我ながらまずい。

こういう時は、落ち着かせたほうがいい。

けれど、突然おたまにキレられて、

怖がるのん太を目にしたら、ついカッとなった。

烈火のごとく叱ったら、さらにヒートアップさせかねないのに。

 

おたまは、いい奴だ。

たれのんが来て以来、おたまは凄く頑張っているし、

凄く優しいとこもある。

頭も驚くくらい、良かったりする。

特に、記憶力は、私なんかより遥かに良い。

 

だからか、その後、

皆で遊ぶ時間になったら、

おたまは、珍しくジャラシに飛びついてきた。

おたまは、そういう子供じみた遊びはしないくせに、

私のジャラシに、子猫みたいにじゃれてきた。

ついさっきまで、叱られてムスッとしてたのに、

そんなこと忘れちゃったみたいに、私と遊んだ。

 

私は救われたような気持ちになって、凄く楽しかったが、

きっと、おたまはそれほど、楽しくなかったんだろう?

私に、付き合ってくれたんだろう?

 

お前は、本当に、いい奴だな。

ごめんな、おたま。

 

あや「おたまは、あたしに任せといて!」

あやに任せると、ぶっ飛ばしますやん。

 


罰当たりの参拝 追記あり

2022年01月17日 | 日記

「奇跡は終わった。」

私は、そう感じた。

 

おはようございます。

うんこが死んでからというもの、

私は、いつもそう感じながら生きていた。

空から舞い降りてきた猫が見せてくれた奇跡は、もう終わったのだ。

 

うんこという猫は、まったく奇跡の猫だった。

奇跡みたいな出会い、奇跡的な生還、

奇跡が起きたかのような悪戯をする、その本猫は奇跡のフォルムだ。

色といい形といい、まるで奇跡的に発見されたツチノコだった。

 

うんこと過ごした15年間は、私にとっても激動の時代だった。

それを乗り切れたのは、うんこが巻き起こした奇跡だったのではないだろうか。

私は、うんこを失って、そんなことを考えるようになっていた。

「もう、奇跡は起こらない。」

そう思うと、無性に心細くなった。

そして実際、ツイてない日々を過ごしていた。

 

そこで、私は思い立った。

「そうだ、お伊勢さんへ行こう!」

私は、信仰心など全く持っていないくせに、神に縋りたくなった。

「おじさん、伊勢神宮へ行こう。

そこで、最強のお守りを買って、赤福食べるの。

あっそうだ、外宮も行ってみたいし、内宮のニワトリさんにも会いたい。」

 

伊勢神宮には、外宮と内宮があり、お参りにも正式な順番がある。

しかし、私は外宮へは行ったことが無かった。

様々な店が経ち並ぶおかげ横丁の近くにある、内宮にしか行ったことがない。

所詮、観光気分でしか行ったことが無いということだ。

今回は、

「ちゃんと順序を守って、お参りしてみたい!」

そう思った。

お願い事をしようという訳ではないが、せめてお守りでも身に付けて、

気持ちを切り替えようと考えた。

気持ちを切り替える、きっかけが欲しかったのだ。

 

そして、私達は車を走らせること、2時間かけて、伊勢へ行った。

始めは外宮だ。

息を整えて、二拝二拍手一拝もした。

手を合わせてみれば、頭の中は何も思い浮かばなかった。

こんな感じでいいのだろうかと、ぼーっとしながら歩きながらも、

帰りの道すがら、お守りを4つ買った。

自分のと、おじさんのと、両親のとだ。

 

次は、内宮だ。

ここは、2度行ったことがある。

離れた臨時駐車場へ車を停めたが、人通りは、思いのほか多かった。

恐らく多くの人が、お伊勢参りに来ているのだ。

人の流れに乗れば、自動的に内宮へ行けると思ったが、

私達はなぜか、迷いに迷って、猿田彦神社へたどり着いてしまった。

「いや、ここ、猿田彦やないかーい!」

私はそう叫び、げらげら笑いながら、来た道を引き返した。

 

どれ程歩いただろうか。

どこをどう行ったか分からぬまま、赤福本店へたどり着けていた。

「まず、赤福食べてから、お参りしましょう。」

ということにして、温かいお茶と赤福を堪能した。

「よし、行こう!」

 

いざ、歩き出すと、なんだかおかしい。

赤い橋を渡った時点で、確実におかしくなった。

「足が・・・右足が動かん。」

痛くはない。ただ麻痺したような感じで動かないのだ。

大きな鳥居の足元で、一切動けなくなった。

「なにこれ?なんのバチ?」

 

そういえば、外宮でお守りを買う時、私は自分のだけはめちゃくちゃ悩んていた。

おじさんと両親のは、凄く適当に「これ」と決めたくせにだ。

そして、その3つは普通のお守りなのに、私のだけ『開運』お守りだ。

そんな人間だから、こんな所でアクシデントに見舞われれば、

瞬時に「罰が当たった」と思いついてしまう。

 

「おかっぱちゃん、どうします?引き返しましょうか?」

ここまで来たからには、お参りはしたいが、

右足を引きずって歩くには、距離があり過ぎる。

私は、おじさんに抱えられながら、近くの休憩室へ向かった。

こんな、絵に描いたような罰当たりな自分に、

もはやおかしくなってきて、笑いが止まらなくなった。

「どうして、こうなるのぉ~?なんのバチなの~?」

そう言うと、おじさんは、

「いやきっと、バチというなら、僕のバチですよ。」と笑った。

たしかに、

寒空の下、汗をかきながら心配して焦りながら、

げらげら笑ってる可笑しな大人を抱えて歩かねばならない人間のほうが、はるかに大変な状況だった。

 

やっとの思いで「ちょっと座りましょう」と入って行くと、

そこには真っ白なニワトリが2羽、日向ぼっこをしていた。

「あらら、ここに居なすったのね。」

私達は、しばらく陽だまりのベンチで、ニワトリと日向ぼっこをした。

「ごめんなさいね。」

「でも、目的はすべて、果たせましたね。」

 

そうだった。

外宮へ行き、お守りを買い、赤福を食べて、白いニワトリに逢う。

これは、ちゃんと果たせた訳だ。

内宮にはお参りできなかったが、

その時の財布には、小銭が1円と5円しかなかったことに後で気付いた。

外宮でお賽銭の100円を使いきってしまっていたのだった。

 

なんのバチかは、もう考えないようにしよう。

そうしよう。

奇跡みたいな、変な日だったが、

不思議と、有難いと思えた。

 

ちなみに、足の麻痺は、帰宅した頃には

すっかり治まっていたので、安心してください。

 

さて、我が家の有難い感じのする見た目の猫だ。

呑気に毛繕い中の、のん太

 

のん太「なに、見てるら?」

 

のん太「ちょい、ちてやる!」

 

あや「やんのか?」

 

のん太「・・・・・・」

 

のん太「・・・・・・」

 

のん太「ごめんらさい」

そうだな。それがいいな。

それ以上しかけると、あやのバチがバッチーんと飛んでくるもんな!


大雑把なのは、意外ではなく、いつもです。

2022年01月14日 | 日記

意外ですね。

そう言われることって、あるよね。

 

おはようございます。

私は喫煙者なのですが、

以前、コンビニで煙草を注文したら、

レジのベテランお姉さんに、

「貴女、煙草を吸うの?意外ね。」と驚かれた。

そのベテランお姉さんは、

いつ見ても、目元は紫のアイシャドー、唇には深紅の紅を差し、

鮮やかな赤で彩られた爪は、なまめかしい女豹のようだった。

ヘアースタイルに至っては、金髪パンチパーマだ。

 

嘘みたいでしょう?

そんな人、実際にいるの?って思うでしょう?

いるんです。

いらっしゃるんです。

 

さらに正確に伝えると、

金髪パンチパーマのうなじ部分の髪だけは伸ばしていて、

細い三つ編みにされておられました。

年齢は、おそらく60歳前半といったところだろう。

 

想像を絶する修羅場を、3度はくぐって来ただろう。

流れ流れて、この町のコンビニで働いているが、

長い人生に何があったかを聞くなんて、野暮ってものだ。

そんな気配を漂わせるベテランお姉さんは、続けた。

「私なんて、昔っから普通の主婦だもんだから、

煙草の銘柄とか、全然分からないんだけどね。」と。

 

普通の・・・主婦?

私は、もはや言葉が出なかった。

けれど、ベテランお姉さんは、さらに続けたのだ。

「貴女は、見た目、煙草は似合わないけどねぇ。

意外なものですね。

でも、だったら、これは、どう?」

そう言って薦めてくれたのが、

映画ゴッドファーザーでしか目にしたことのない、

ガチの葉巻だった。

 

立て続く意外性と驚愕に、その時、私は、

「さすがに嘘だろう?!」と叫びそうになった。

 

そんな意外な私は、先日も、我ながら驚いたよね。

あらら、仲良しさんね。

 

おや?

そうなったか

 

いつの間に、そうなっちゃったの?

もう、母ちゃんびっくりよ。

 

ほんと、びっくりなんだから。

いつからなの?

ねえ?

これは、いつからなのだ?

 

こういう風に、しまいました。

確かに、自分で、こういう風に、しまった。

そういう記憶は、ある!

 


年末ジャンボは、去年の運?!

2022年01月12日 | 日記

私の新年は、

水漏れで始まり、

しかし、そんな時に限って

おじさんが居て助かったわけで、

それに対して「幸先がいい」気になっている。

 

おはようございます。

けれど、元旦に水漏れを起こしている時点で、

「幸先がいい」はずがない!

 

とかいいながら、

実は年末ジャンボは、当たっていた。

30枚買い、3000円が2つ当たっていた。

合計6,900円を獲得したのだ。

これを確認したのは、今年に入ってからだ。

やっぱり、今年は「幸先がいい」のではないだろうか?

「いい!うん、いい!うん、いいぞ!!」

 

私は宝くじ当選という幸運に背中を押され、

新しいコートを買った。

私としたら、お安い買い物ではない。

衣料品に一万円を超える額を出すということは、滅多にしない。

しかし、

この今、世界で5番の指に入る幸運の持ち主であると勘違いした私は強気だった。

18,000円のコートを買ったんだ。

 

さすが、18,000円のコートは、

モコモコなのに軽い!

作りもしっかりしている!

 

軽くて、しっかりしている!

だから、すごく硬い!

ということで、こうなった。

羽織ってしまえば、微動だに出来ない。

一日羽織って出勤しただけで、

星飛雄馬の大リーグボール養成ギブスを装着した気分になれた。

いや、気分だけじゃない。

羽織って運転し、羽織って買い物した、

ただそれだけで、翌朝、私の腕は軽く筋肉痛に見舞われたんだ。

本当に、お洒落を装った養成ギブスなのだ。

『こっそり筋トレ』アイテムだ。

 

そのうえ、首を極限までホールドしてくれるから、

顎の肉が持ち上げられる。

そのうえ、

行き場を失った、うなじの髪の毛が、こうなる!

 

どうですか?

この、世界で5番の指に入る幸運の持ち主の底力!!

私は、この冬、

こーっそり、腕の筋肉、ムキムキにしてやります。

 

さて、我が家にも

派手に動けない事情がある。

まったり、リラックスしているようで

 

あやの顔が、ちらっと見えると

たれ蔵、緊張!

 

あっち向いて、

 

こっち向いたら、ど緊張!

目が合ったら、ぶっ飛ばされる!!