うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

チャー坊の近況

2023年05月14日 | チャー坊のこと

しばらく、

ご無沙汰いたしました。

 

おはようございます。

パソコンもスマホもほとんど触らず、

猫ばっかり触っていて、すみませんです。

 

幸せか?!

幸せに惚けていたのかよ!!

 

という訳でもないので、お許しください。

2割は惚けていた程度ではあった。

8割は、チャー坊だ。必死で触っていた。

特に、先週後半のチャー坊は、めっぽう苦しそうだった。

 

外暮らしが長かったろうチャー坊は、

保護して以来、次から次へとあらゆる症状が出てくる。

今日で、56日目になる。

投薬の種類は6~7種を渡り、注射は合計で24本に及んでいる。

注射の度、点滴も受けており、日々の塗り薬と点眼薬も欠かせない。

チャー坊の体は、針で穴ぼこだらけの薬漬け状態だ。

それをしなければ、維持が出来ない体だ。

注射と点滴をすれば、次の日からはご機嫌になり、

3日目の朝、まだ元気だなっと安心して仕事へ出かけるが、

夕方帰った頃には、体がミイラみたいに硬くなる。

フワフワだった被毛が、死んだ猫を撫ぜた時を彷彿させる状態に転じている。

そうなる前に先手を打ちたいのだが、追い付かない。

それは、私が愚図だからというのもあるのだけれど、

いかんせん、チャー坊の元気だった頃と比較して判断することが出来ない。

私は、元気だった頃のチャー坊を、ほとんど知らないんだ。

それに加え、ダブルキャリアの猫と暮らした経験がない。

 

自分なりに調べたりしても、これーっという言葉は見つからないし、

獣医にも看護師にも、食い込みがちで何かと質問するが、

どうも、はっきりした意見は出て来ない。

「そこが難しいところなのよ、ダブルキャリアの厄介なとこは、そこ。

とにかく、出てくる症状に対処するほか、無いんです。」

看護師がそう言った通り、結局そうなんだ。

苦しくなる手前の先手が難しい。

 

せっかく飼い猫になったのに。

チャー坊は、飼い猫にさせられたことで、

病院へ行っては穴ぼこだらけになって、生かされている。

この有様だ。

それでも、調子のいい時のチャー坊は、実に愛嬌のある猫だ。

相変わらず、両親に懐いてもいないのに、父さんは、

「こいつは、可愛い猫だな。行儀もいいし、偉いもんだ。」

と言う。

かずこさんも、さすがミラクルなことに、

私がいぬ間に、チャー坊にお刺身の味を教えるという偉業を、

さらっと成し遂げている。

チャー坊とかずこには、2人にしかないコミュニケーションツールが

存在しているみたいに見える。

 

病院でも、22本目の注射までは、素晴らしく大人しかった。

しかし、ついに23本目で、チャー坊はシャーっと怒った。

「もう、やめて!」

そう叫んだ。

けれど、私はまだ止めない。

チャー坊には申し訳ないが、まだ止められない。

チャー坊が本当に死んでしまうまで、私は諦めない。

出来ることは、変わって行くかも知れない。

病院へ行くこと自体は諦めるかも知れないが、チャー坊のことは決して諦めない。

全て諦めるのは、チャー坊が死んだ後だ。

後悔も懺悔も、全部、その後にする。

 

病院でシャーした日の帰宅直後。

なんという顔をしてるんだい?

むすっとしちゃって。

 

チャーちゃん、君の強さは伊達じゃないはずだ。

長年、未去勢だった猫は、戦いを繰り返し生き抜いてきたはずだ。

ましてや、チャー坊は、体のハンディも抱えて生きて来た。

ここまで生きて来たのだから、私は諦めない。

それが、君への最大の敬意と誠意だと、私は信じている。

「ああ~、しあわせ~」

私は、君に出会えて幸せなんだから、君にも幸せを贈りたい。

それだけは、諦めないんだ。