しばらく、
ご無沙汰いたしました。
おはようございます。
パソコンもスマホもほとんど触らず、
猫ばっかり触っていて、すみませんです。
幸せか?!
幸せに惚けていたのかよ!!
という訳でもないので、お許しください。
2割は惚けていた程度ではあった。
8割は、チャー坊だ。必死で触っていた。
特に、先週後半のチャー坊は、めっぽう苦しそうだった。
外暮らしが長かったろうチャー坊は、
保護して以来、次から次へとあらゆる症状が出てくる。
今日で、56日目になる。
投薬の種類は6~7種を渡り、注射は合計で24本に及んでいる。
注射の度、点滴も受けており、日々の塗り薬と点眼薬も欠かせない。
チャー坊の体は、針で穴ぼこだらけの薬漬け状態だ。
それをしなければ、維持が出来ない体だ。
注射と点滴をすれば、次の日からはご機嫌になり、
3日目の朝、まだ元気だなっと安心して仕事へ出かけるが、
夕方帰った頃には、体がミイラみたいに硬くなる。
フワフワだった被毛が、死んだ猫を撫ぜた時を彷彿させる状態に転じている。
そうなる前に先手を打ちたいのだが、追い付かない。
それは、私が愚図だからというのもあるのだけれど、
いかんせん、チャー坊の元気だった頃と比較して判断することが出来ない。
私は、元気だった頃のチャー坊を、ほとんど知らないんだ。
それに加え、ダブルキャリアの猫と暮らした経験がない。
自分なりに調べたりしても、これーっという言葉は見つからないし、
獣医にも看護師にも、食い込みがちで何かと質問するが、
どうも、はっきりした意見は出て来ない。
「そこが難しいところなのよ、ダブルキャリアの厄介なとこは、そこ。
とにかく、出てくる症状に対処するほか、無いんです。」
看護師がそう言った通り、結局そうなんだ。
苦しくなる手前の先手が難しい。
せっかく飼い猫になったのに。
チャー坊は、飼い猫にさせられたことで、
病院へ行っては穴ぼこだらけになって、生かされている。
この有様だ。
それでも、調子のいい時のチャー坊は、実に愛嬌のある猫だ。
相変わらず、両親に懐いてもいないのに、父さんは、
「こいつは、可愛い猫だな。行儀もいいし、偉いもんだ。」
と言う。
かずこさんも、さすがミラクルなことに、
私がいぬ間に、チャー坊にお刺身の味を教えるという偉業を、
さらっと成し遂げている。
チャー坊とかずこには、2人にしかないコミュニケーションツールが
存在しているみたいに見える。
病院でも、22本目の注射までは、素晴らしく大人しかった。
しかし、ついに23本目で、チャー坊はシャーっと怒った。
「もう、やめて!」
そう叫んだ。
けれど、私はまだ止めない。
チャー坊には申し訳ないが、まだ止められない。
チャー坊が本当に死んでしまうまで、私は諦めない。
出来ることは、変わって行くかも知れない。
病院へ行くこと自体は諦めるかも知れないが、チャー坊のことは決して諦めない。
全て諦めるのは、チャー坊が死んだ後だ。
後悔も懺悔も、全部、その後にする。
病院でシャーした日の帰宅直後。
なんという顔をしてるんだい?
むすっとしちゃって。
チャーちゃん、君の強さは伊達じゃないはずだ。
長年、未去勢だった猫は、戦いを繰り返し生き抜いてきたはずだ。
ましてや、チャー坊は、体のハンディも抱えて生きて来た。
ここまで生きて来たのだから、私は諦めない。
それが、君への最大の敬意と誠意だと、私は信じている。
「ああ~、しあわせ~」
私は、君に出会えて幸せなんだから、君にも幸せを贈りたい。
それだけは、諦めないんだ。